9/28(火)1230公演。
今日は2階の上手端S席。梅芸の抽選で当選。
すぐ右側に出口扉でしたので、今日は先頭の退出なんだなとまずそこをチェック(笑)
で、買いましたよ、ペンライト!

あれ?それなのにペンライト率低
!3割~よくて4割。私の列は一人も持っていませんでした。初日とは力の入り方(客層?)がちがうのね。

舞台の構成は4部仕立て(シネマ、ジャズ、ミュージカル、Jポップ)ですが、それに合わせて衣裳も何回か着替えてて、どれも今の望海さんだからこそのこだわりと気配りを感じました。
ステキだった衣裳の数々について、以下覚え書き。
記憶ですし誤りあると思いますが、どうぞご容赦ください。
①濃い緑色が基調のパンツスーツ(シネマ)
長い丈の羽織ものをオンしていて、2曲歌って一番上を脱ぐと、その下は右肩から左腰に斜めにかけた幅広のサッシュ様のデザイン、フランス革命頃の(宝塚的な)議員か宮廷の貴族たちの扮装を思わせました。
歌に沿うようにドラマが展開していき、更にそれをはずして短い丈のジャケットに着替えると、『愛した日々に偽りはない』(オーシャンズ)を歌いあげ、(ご本人曰く)男役強めの懐かしい望海さんを垣間見させてもらいました。その間のヘアスタイルは、左サイドが大きめのウエーブを打った髪型で(部分ウィッグかなー?)女性らしい片鱗を添えていました。
②鉄紺(に近い青系)に、細いストライプのスーツ(ジャズ)
襟と背中にジッパーでデザインされた裂け目が特徴的なジャケットで、三角に開いた背中部分にはワインレッドのプリーツ、前身ごろにはこれまたワインレッドのベストをあしらって、ハットをかぶり、前からはかっこいい男役と、後ろを見せれば大人っぽい女性の二面性を感じた衣裳でした。この凝ったデザインのジャケットを脱ぐと、その下はサテン?生地の黒のボウタイのブラウスで、肩や袖口にスパンコールがあしらわれてキラキラライトに映え、また、細かいストライプのスラックスと見えたパンツは、カマーバンドのように腰の部分が幅広く、そこにも華やかな刺繍があり、男女の衣裳の早変わりのようなおもしろさがありました。
③淡いピンク色のやわらかめなセットアップ(ミュージカル)
ちょっと光る素材のピンク色のジャケットは、丈が短くてベルトが裾についたマニッシュなデザイン。色が甘めなので、デザインでシャープさをプラスなのかな?
中に着ていたのは前身ごろにキラキラビジューがたくさんついていて、背中が大きくあいたイブニングドレス(パンツですけどねw)。どの衣裳も、一見スカートに見えて実はパンツという仕様で、卒業したてのご本人と、ファンの方に向けた気づかいがあったように思います。
④オフホワイトにマーブル模様のロングワンピース風(Jポップ)
こちらも裾までのワイドパンツにプリーツのオーバースカートをかぶせたようなデザイン。プリーツはいろんな所で多用されてましたね。揺れるのが女らしい感じだし、布もたっぷり使うので豪華に見えます。長袖に大きくスリットが入っていて、肌が見え隠れするのが初見のときは少しだけショックでした。どういうわけか、背中より二の腕の方がショックだった。
⑤おまけ(アンコール)
SPEROのロゴが入ったTシャツに、ベージュ色で光沢のある柔らかい素材のジャージ風のパンツ。
他の衣裳は全て、メンズライクのも女性らしいのもステキだったのですが、この衣裳はだけはごめんなさい、私的には残念に感じました。他の出演者と差別化し、ゴージャスでエレガントな雰囲気を出そうと、光沢のある柔らかい素材で作ったのでしょうが、ソフトな分変に体の線を拾ってしまったのか、似合ってなかったように思います。m(__)m m(__)m さゆちゃんが着ていたような、張りのある素材でウエストにタックが入ったパンツの方が似合ったかも?
さて未来のいつか、、、つい先日見た(元雪組トップの)水夏希さんのように、裾をひく白いドレスを着る日が望海さんにもくるのでしょうか?今はまだ想像ができませんが、このコンサートの衣裳を通じて、男役から女性へと変貌していく過程を少しだけ見させてもらったような気がします。
ピンクの衣裳で出てきた時は、「ウキウキしている自分と、自分なにやってるんだ?と突っ込んでる自分がいるんですが、それも楽しみたい」と。また、後ろ向きになってジャケットをパッとはだけて背中を見せるパフォーマンスを毎回やってるのですが、「勢いつけないとできない」とテレる様子も愛おしいです

そうして男役の歌と、男役の日常から、少しずつ変化していく彼女をリアルタイムで見ることができるのを、ほんのり幸せと感じられています。女声の歌の習得も急ピッチのようなので、今しかないこの複雑なテイストを楽しんで見守りたいです。
ステキなコンサートをありがとう。