9月末に大空ゆうひさんのコンサート情報が発表されました。それに先だって芸能生活30周年CDの発売の発表も。2022年1月12日リリース『CANTO』(スペイン語で「わたしは歌う」)

78期ですので、たしかに入団して丸30年になる年ですね~


[ 収録楽曲 ]
1. かもめはかもめ
2. 雨の日暮れ
3. Love in Portofino
4. いつかの歌のように(セルフカバー)
5. 少しはまだ悲しいけれど
6. もしもあなたに逢えずにいたら
7. 逢いびき
8. Mid night blues
9. CANTO 私は歌う
10. 別れのサンバ
11. 最後のコーヒー
12. 想いの届く日
13. セ・シャルマン
14. あくび猫


ラインナップを見て、CDを買おうとは決めていました。何度も言ってますが、大空ゆうひさんきっかけで宝塚ファンになった私、退団がなかなか受け止めきれず、ふらふらと退団後初の芝居を観に出かけたものの、更にこじらせて帰ってきて、その後何年も彼女の現役時代の映像を見たり、声を聞くこともできなかった。ようやく最近、ほんとに最近、過去の作品を見たいなと思えるようになりました。

彼女の声がとても好きだったこと、歌うまとは言えなかったけれど、心にしみいる歌を好ましく思っていたこと。そう言えば、細かく震えるビブラートが特徴的で、揶揄されたりもしてた。海外ミュージカルの大作ばかりとはいかなかったけれど、それでもトップ時代の全てが彼女に似合った、いい作品ばかりだった。

女声のゆうひさんの歌はどんな感じなのかな?ビブラートは健在かな?芝居のなかの歌でない歌をどんなふうに歌うのかしら?


彼女のツイッターのアイコンに添えられた短い独特な自己紹介。「役者。歌もうたいます。猫とカレーと相撲が好き。」

人生に芝居と歌ははずせないアイテムなんですね。


私からしたらまだまだ 若い彼女ですが、それでも年をとるにつれて、本当にだいじなもの自分の欲しいものがくっきりと形を現してくるもの。その大切な歌をぜひ聞いてみたい。

と思ったら情報解禁の翌日、ツイッターにある電話番号にかけていました。動向は注視していたものの、ファンクラブにも属さず、チケットの買い方もよくわからないなか、「ツイッターで拝見したんですが…」と電話している自分が信じられない。世間ではSNSの悪い面を具現している?かのような扱いだし、玉石混淆のイメージが強くて話半分くらいに聞いておこうと心がけている、ツイッター情報にアクセスしてるとはね。それであっさり繋がって「大空さんのコンサートのチケットまだありますか?」と尋ねると、「はい、ございます」とあっけないほどのイージーさでお席が確保できました。

コンサートは12/16、青天の霹靂の卒業発表のあった月です。これから後の年は、CANTO発売記念コンサートのあった12月、と上書きされるといいなぁ。


一般販売になって12月に入ってもチケットはまだ少し残席があり、300席ほどの小さなホールでたった1日、二回のコンサートなのに…と芸能活動の大変さを思う反面、この10年マイペースで好きなことを守りながら続けてきた彼女の充実も感じます。話題の作品で主役をするような華やかな芸歴ではないけれど、仕事を慎重に選んで歩んできた10年の結実を見に行きたい。

送られてきたチケットはなんと2列目。コロナの時代、最前列かも?((( ;゚Д゚)))


退団公演の『華やかなりし日々』のクライマックスで客席から登場する祐飛さんが、通路側に座っていた私のすぐ左側に薔薇を抱えて音もなくスタンバイしていたのに気がついた時の震えを思い出します。10年経ってようやく、好きでたまらなかったのに別れてしまった恋人に会う決意ができました。(笑)


コンサートで会える日を楽しみに待ちたいと思います。