久しぶりすぎて、(前回は4/22)何が要るんだっけ?と前日から確認しました。

スターシアカード(チケット)、オペラグラス、メガネ、ガムとキャンディは必携。

たまたま休演中のチケットは持ってなくて、とれてたチケットがありがたいことに生きました。今日はA席のセンター最前列でしたが、下手上手にまとまって空いている席が目立ちました。惜しいですね~ショボーン


実は先々週職場で感染者がありまして。GW中です。

東京はすごい数の感染者が毎日出ているように、地方の方は怖がっているのではないかと思いますが、実は私の場合で言えば、直接の知り合いで感染が判明したのはこの16ヶ月で初。東京は人口も多いですから、今の累計感染者を総人口で割ると、ようやく1%を超えるくらいでして、病院とか施設とか集中している所は別として、東京の市井に暮らしている実感としては、感染者に会うのはなかなかのレアケース。


15畳ほどの部屋にマックス11人の事務所。正社員は半分づつリモート勤務で数人以下の出勤に抑えて、一年以上。夏も冬も東西の窓を開けっ放し。CO2測定器も置いて。もちろん全員マスク着用。保健所のヒアリングを三~四回(電話で)受けて、濃厚接触者は正面の人と右側風下の人の二人に限定。私の位置は、感染者の真後ろで、距離的には肩がぶつかるほどで一番近かったのですが、背中合わせという事で濃厚接触者に該当せず。ほぉ? 感染者が症状の出た2日前から、全員が一日は同じ空間にいたのですが、へー、そんなもの? 狭い空間に6時間以上一緒にいても、換気が充分で、お互いにマスクをしていれば感染しないという判断なのですね。濃厚接触者に認定されなかった人も一応民間で任意の検査を受けさせてくれて、全員陰性。クラスターにはならずに終わってひと安心。


というところで今日の観劇。

感染して回復した方、ワクチンを二回接種した方、に次いで、検査の結果が直近で陰性だったのでどちらかと言えば安心な部類に入るかとは思いますが、もちろん感染防止にはこれまで通り気をつけて、一人での観劇でした。





日比谷シャンテも閉まっていて、驚いたことに劇場内のキャトルレーブも閉まってました。

劇場内で「会話や発声はお控えください」とひっきりなしに言って歩いているスタッフさんは、今日はしゃべっている人にピンポイントで近くに行って、マイクで注意しているようでした。名指しまではしませんが、明らかに「そこそこ、そこのあなたたちよ」と言っているようでしたね。緊急事態宣言前と違うのは、「マスクをしていても(話さないで)」という条件が加わったことと、場内の放送で「心からお願いいたします」のように『心から』という文言が増えたことですね。主催者側としたら、そりゃ一人でも感染が判明したら休演になる可能性があるので、ピリピリするのはわかりますがね。以前はずいぶん高飛車というか、(あなた何様?)みたいなスタッフもいて、ちょっとムカッ💢ということがありましたが(もちろん言いませんけどねw)今日はひっきりなしでうるさいものの、あくまで『お願い』という低姿勢には感じました。


さて前置きが長くなってしまいました。

2回目のロミジュリは本日Aグループ。主な役替わりは、愛ちゃんがティボルトで、せおっちがベンボーリオ、キワミシンがマキューシオ、あかさんがパリス、ぴーすけが『死』。


以下、役替わりの印象について。

愛ちゃんのティボルトは、登場からラスボス感が半端なかったびっくり せおっちもキワミシンも細身なので、見たところも若造な感じでしたが、愛ちゃん、(彼らに比べて)こんなに押し出しがリッパだったんですね。ハイティーンから20代の前半くらいの設定なのでは?と思いますが、かなりのオトナ感でした。

目をひいたのが『死』の天華くん。すごくだるそうで、なげやりで、つまらなそうで、、、、なんと言うか、そう疫病のようでした。愛ちゃんの『死』がやけにエネルギッシュでギラギラしてて、引きずり込まれそうな暗黒だったのに対して、ずいぶん異なる解釈で演じていたようでしたが、これはこれでありかなと思わされました。人によって恐怖の感じかたって違いますもんね。全然しゃべらないのに伝わってくるって、その表現力がすごい!

あかさんは、私はベンボーリオのほうが好みだったかな。お金持ちな雰囲気はありましたが、キャピュレット家の思惑に翻弄されるような「マヌケ感」は薄かったかも?本人もカフェブレイクで、「マヌケ」という表現についてかなり考えているようでしたね。難しいですよね、登場シーンも少ないし。

キワミシンは「女ったらしの」マキューシオがよく似合っていました。きれいな顔、勢いのある言動、家柄もいいんですよね?(大公の甥っ子)そりゃあキャアキャア騒がれますね。自信たっぷり、俺様キャラに納得でした。

せおっちは前回はマキューシオ、カミソリのように切れやすく短気な役が合っていたと思ったけれど、ちょっと気が弱くて優しい感じのベンボーリオもありかな~と。こっちゃんとの同期感が底辺に見え隠れして、こっちもいいグッこれまでも憑依型の役者と思ったことはなかったから、もしかしたら緻密な計算の上に、自分の色を敢えて出さないようにしている知恵者なのかも?あれをやらせたらどうか?とか、こっちはどうだろう?とか、演出家の想像をかきたてるタイプの役者だとしたら、今後がますます楽しみ。


ところでラインダンスの衣装なんですが、、、

おそらくは胸のハートは『愛』を表していて、赤と青はモンタギューとキャピュレットを象徴するんだろうとは思いますが、このモチーフを見たとたんに「救心製薬」を思い浮かべてしまって、どうしてもそこから頭が離れない(笑) 赤と青は動脈と静脈だよねとか考え出してしまう。

これ↓

悲恋物語を見たあとなのに、救心のコマーシャルソングが頭の中で再生されてしまって、なんとも残念…
え?作ってる人、誰も考えなかったかな?関東地方だけで流れてるCMなの?