今朝通勤中、ふとSNSで目にしたご家族のトピックスに電車なのに思わず泣いてしまった。


うちと兄弟構成が似ていて、ご両親が揃っている普通のご家庭。その嬉しい報告に対して妬ましい気持ちは1ミリもなく、ただ、自分と比べてしまい、単純にうちもこうなら良かったなーと思ったら悲しくなってしまったのだ。


なるべくしないようにはしているつもりなのだが、ここまで悲しくなってしまったのは久しぶりだった。

ふいに襲ってくるネガティブな気持ちにそろそろ疲れてきてしまった。



母が亡くなった。
手術をしてからシルバーカーに頼らないければ歩けなくなり、始めは自宅からデイサービスへ通っていたが、いろいろあって施設へ。

働く為とはいえ、やはり家で見てあげるべきだったとか、あの時こうしていれば良かったとか、どうすれば良かったのか考えてしまう日々。

仕方がなかったと思うしか前へ進めない。自分にもかなり余裕がなかった。
母に悩まされ、憎んだこともあった。

でも、主人が、亡くなってからここまで母の協力なしではやってこれなかった事も事実。
ただ感謝あるのみ。

ありがとう、そして本当にごめんなさい。

葬儀のこともあまり記憶がないのだが、母が火葬が始まると外に出て、空に上っていく煙を指差し、息子に「お父さんが空に上っていくよ」と言っていた事はよく覚えている。


どうか苦しくなく、安らかに旅立っていって欲しいと心から願った。

葬儀が終わって、泊まり込みで来てくれていた両親も家に帰ることとなった。
私は…何となくだが主人と生きていったであろうこの地で頑張って生きていこうと決めていた。
せっかくこの地で出来たママ友、息子の幼なじみもいるので環境を変えたくなかった。

まずは息子と二人で頑張って、お腹の子を無事に出産する事に集中した。というか、そうすることで現実逃避が出来た。