長野観光の続きです

 

善光寺参拝を終え、小布施へ向かいました

 

小布施でのお蕎麦やさんもチェックしていたので

途中、車からお店に電話を架けると

「今日は予定終了で終わりました、申し訳ありません」と

とても丁寧な対応

 

残念ショボーン

 

 

こんな時は観光センターで聞くのが良いニコニコ

美味しいお蕎麦を食べたいとの要望で、勧められたお店へo(^-^)o

 

うんうん、お店構えは素敵

期待感いっぱい音譜

 

奥の席に案内され

食事を待つ間、外庭の緑を眺めながら寛ぎました😌

 

 

夫も私も、甘精堂御膳

選べる天ぷらは

夫は野菜天ぷら、私は海老天ぷら

選べる小鉢は

夫は野菜煮、私は角煮

 

 

お腹ペコペコ

さぁ、頂きましょニコニコ

 

量が多く、食べきれるか分からないので

喉にスルスルと入っていく、お蕎麦を最後にと

栗ご飯から食しました

 

全体的に薄味で、角煮は私好みの味でした

ところが

天ぷらとお蕎麦を食すと・・・

天つゆと蕎麦つゆに味がない!?

正直、蕎麦つゆは

お醤油にお水を入れて混ぜただけのような味でした

 

長野県は長寿県1位

県の減塩を推進する政策で、県全体が薄味嗜好だからはてなマーク

(長野県が長寿県になった理由は他にもあります)

出汁がきいていないのは、また別かなぁ~!?

 

そんなハプニングから始まった、小布施観光です

 

 

小布施町
長野県の北東に位置する人口約1万人の町
千曲川の東岸にあり

交通と経済の要所として江戸時代に栄えていました
町中には

当時の面影を残す歴史的遺産が

今もなお数多く残っています

葛飾北斎や小林一茶など
様々な文人墨客が訪れた地としても知られています
特に

岩松院の天井に描かれた北斎作の「大鳳凰図」は

八方睨みの鳳凰としても知られています

 

岩松院

 

 

仁王門

 

 

 

 

岩松院は

雁田山の麓にたたずむ古刹です
開創は文明4年(1472年)

不琢玄珪禅師に開山された曹洞宗のお寺です

本尊仏は宝冠をいただく釈迦牟尼仏で

江戸時代初期に作られました


葛飾北斎や俳人小林一茶、戦国武将・福島正則ゆかりの古寺でもあります
 

 

 

 

 

 

院内は撮影禁止です

 

本堂では

お寺の関係者の方から、堂の前で3つのことを中心に説明があります

葛飾北斎筆 八方睨み鳳凰図、蛙合戦の池、福島正則 霊廟の話しです

 

見所は、なんと言っても

21畳分の天井に広がる「葛飾北斎筆 八方睨み鳳凰図」

 

完成は今から160年以上前の嘉永元年(1848年)

北斎が89歳の時の作品です

 

北斎は83歳を初めとして小布施に4回訪れており
4回目の滞在時、約1年をかけて大間天井に鳳凰図を描きました
翌年江戸に戻り、90歳で亡くなっています

 

“八方睨み”という謂れは
鳳凰の目が

見る人がどこから見てもこちらを睨んで追ってくるような画法で
描かれていることからきています


パンフレットからの写真です


間口6.3m、奥行5.5mの大画面を12分割し
床に並べて彩絵した後、膠で天井に取り付けています
 

朱、鉛丹、石黄、岩緑青、花紺青、べろ藍、藍などの

顔料を膠水で溶いた絵具で彩色され
周囲は胡粉、下地に白土を塗り重ね金箔の砂子が蒔かれています
 

画面には絵皿の跡など制作時の痕跡が残っています
これまで色の修復はされたことがなく
当時の色がそのまま鮮やかに残っているそうです

富士山が好きで知られる北斎ですが
この鳳凰図にも隠し絵の富士が描かれているそうですが、
その場所は…
 

 

大きな黄色の○の部分をひっくり返して見ると

 

 

小さな○の部分は、赤富士ではないか?

これは、どちらも後付けのことだそうです

 

天井を見上げて観賞しますが
見る角度により
鳳凰の顔が違うように見えるのが印象的でした

実際に見るほうが素敵なお顔です

 

購入した大判ハンカチからの写真

 

 

院内のこの場所だけは写真🆗

 

見えるのは、小林一茶と蛙合戦の池です

 

池に咲いているのは、コウホネの花です

 

「やせ蛙 負けるな一茶 是にあり」


 小林一茶が54歳の時

病弱な初児 「千太郎」を想って
句を詠んだ「蛙合戦の池」

池のほとりには一茶直筆の句碑があります

 

印刷物を購入しました(まだ飾っていないです)

 

 

 

裏には、福島正則 霊廟があります

 

福島正則は
元亀天正年間の戦国武将 豊臣秀吉の重臣として
賤ケ岳の戦いでは「七本槍の第一」と称されました
また関ケ原の合戦でも勇名をはせ
広島城(49万8千石)の大大名になりましたが
幕府の謀略により元和5年(1619年)秋
この信越地方(4万5千石)に国替えさせられました

霊廟には遺骨を埋葬し
「海福寺殿前三品相公月翁正印大居士」の戒名を刻んでいます
 

 

 

 

 

のどかな風景を眺めながら階段を下り

 

 

上から仁王門を見渡します

総ひのき造りの仁王門は迫力があります

 

 

ひっそりと佇みながら

葛飾北斎筆 八方睨み鳳凰図や

仁王門の重厚感に圧巻され

それでも心穏やかになれるお寺でした

 

お寺の近くで見かけた花たちです

 

 

 

 

急いで小布施の町並み見学に戻ります

 

車を停めたのは、小布施町の有料パーキング

竹風堂さんに隣接しています

このお店で、100円以上の買い物で無料になります

 

予め移動中に、このお店に電話で営業時間を確認しました

18時までとのことでしたが

他のお店は、客足が途絶えると早く閉まることもあるとのことでした

 

その通りでした!

時は17時前、殆どのお店が閉まっていましたガーン

 

日本あかり博物館

 

 

桝一市村酒造所
創業250余年の歴史を持つ酒蔵です
一般の店頭では手に入らない
この蔵で造られた日本酒を購入することができます

 

 

杉玉もいい色になっています🍶

 

北斎館

 

高井鴻山記念館

 

 

 

 

町並みを歩きます

 

 

 

 

 

小布施で遅いお昼を済ませて、町を歩き始めたのが17時前

殆どのお店が閉まっていました

 

竹風堂さんと日本のあかり博物館と御菓子やさんの3軒を覗き

(和紙の中條さんは見たかったなぁ~)

後は、古き良き建物を見ながら、ぶらり歴史散歩

すれ違った人は2人

週末は賑わうようですが、平日の夕方はこんな感じのようです

 

栗の街として有名な小布施

栗の御菓子や栗おこわが多く売られていました

走る道々で大きな栗畑を幾つも見ました

 

竹風堂さんで栗の御菓子をたくさん買い込んで

18時過ぎ、小布施を出発

 

日帰りでスケジュールを詰め込むと

時間が足りずに計画通りに回れないことが多々ある私(⌒-⌒; )

 

小布施の見どころは、他にもあります

今回は、長野市内と善光寺への道の渋滞が想定外でした

(善光寺の混雑は予想外、甘かったわ~)

 

途中、SAでの夕飯も考えましたが

時間的に名物店も終わっていることが多いです

そんなことで

地元へ着いてからマックで買った夕飯になりました( ˆ꒳ˆ; )

 

日帰り長野観光にお付き合いいただいて

ありがとうございました (❀ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾ᵖᵉᵏᵒ

 

※何故か、夫が御朱印デビューしました

善光寺で御朱印帳を買おうとしたら、夫が

「自分も買う」とびっくり

ほしかった柄は品切れ

2種類の在庫は赤

それでも夫は購入しましたよ  (*´▽`*)

 

善光寺の御朱印は行列が出来ていたので諦めました

岩松院の御朱印です