(前ページよりつづく)
堀「はい、OLERA談話室。今夜は俳優の北村一輝さんをお迎えしてるんですが、それでは俳優談義ということで」
緋「俳優談義?俳優?(笑)」
堀「俳優(笑)…談義ということなんですけれども。どうでしょうか、先日別の番組で、あの井筒さん、監督が仰ってたんですけれども、日本の映画界は新しい役者をもっと使わなくてはいけないと。同じ人ばかり出ている様な現状で、それはちょっと閉塞感になっているなーというような事を言ってるんですけれども」
緋「うーん」
堀「それ、感じますか?」
緋「井筒監督がそう仰るならそうなんじゃないですか?」
堀「割とメンバーは一緒だなぁみたいなのは思ったりしますか?」
北「メンバーっていうか、あのー、例えば作り方が他の国とは多分違いますよね。オーディションとかっていうものもありませんし、あのーやっぱり作る、制作のシステムがもう多分違いますよね。あの、そのお金出す、出資のとこから、すべてが違うので、仕組みが。だからあのー、もちろん…何だろう。そこだけ変えてもダメだとは思いますけど。やっぱり確かに、でも、あの、ホントに、例えば僕がこういうちょっと怪しい役を演って、演ると、そういう役ばっかりじゃなくて色んなものを演りたいなっていうのは、多分皆どの俳優も思ってると思うんですよ」
緋「うーん、そうですねえ」
北「だから僕は昔から、最初に変な役をいっぱい演ってた方が色んなことが出来るだろうと思ってて、多分そうやった部分があって、楽しみたいっていうか。評価される俳優とか、あの、人気が出てずっとスターになって主演張る俳優とか色んなタイプの人がいると思うんですけど、あのー、僕、評価とかよりも自分が楽しむのが一番に置いてるので、その作品に入って仕事をやってる時に、その、考えて、演じて、その期間楽しめる、色んな役が出来る、ってそこが一番好きなので。あのー僕はまあ結構色んな役をまだ演ってる方なんですけど、たぶん傍から見てると結構この人はこんな役、この人はこんな役、こういうイメージ、そこから抜け出せない人で苦しんでる人はよく見ますし、耳にします。はい」
緋「うーん、そうですよね。コレ難しいですよね、確かにね」
北「うーん」
堀「北村さんホントにお忙しくて。もう他局になりますけれども」
北「はい」
堀「来年の1月9日からは、スカパーですね。これは初のオリジナル連続ドラマ、ということで。濱田岳さんとのW主演」
北「そうです。”破門”という今年の、えっと直木賞作品。大阪の経営コンサルタント、ちょっとヤクザ絡みのような、そういう、えーと、話なんですけども」
緋「はい」
北「これがね、まあ、民放ではやっぱり、今って俳優、ってか物作りするのに関してはやり難いご時世じゃないですか」
堀「はい」
北「例えば銀行強盗してもシートベルトつけなきゃいけないとか」
堀「あーなるほどね(笑)」
北「タバコ吸っちゃいけないとか」
緋「あーそうですね」
北「あり得ないんですよ!そんな急いでる時に、例えば銀行強盗の役で、うわーって、逃げろ!って言ったのに、おいシートベルト!って」
堀・緋「(笑)」
北「そんなことはないけど、やらなきゃいけないとか、そういう風に今なってきちゃってる世の中の中で、スカパーとかは自由なんですよ(笑)」
堀「えー」
緋「えーそうなんだ」
北「だから本当にそういうことを気にしないで、本当に物作りはやり易い環境であったりしてるので、あの、自由に作れてるっていうか」
緋「はいはい」
北「あんまり最近無い、昔よく有ったような作品に近いかもしんないですね」
緋「え、これ、連続ドラマっていうのはどういう…何話とかなんですか」
北「全8話で」
緋「全8話?」
北「はい。で、第1回目は無料で、あの、アンテナさえ付いてれば」
緋「はいはい」
北「あのー、スカパーで1月は観ていただける様になってるんですけども。あのー、面白いですよ、多分。最近にない、ちょっとクオリティだけの問題ではなく、見易くもしてますし、面白おかしくもしてるし、昔の”傷だらけの天使”とかそういうんじゃないですけど、そっちの色、テイストで自由に」
緋「(傷だらけの~は)良かったですよねえ」
堀「今はWOWOWとかから地上波に来たりしますからね。今までヒットしたものを地上波の人がこう、こっちでもやってくださいみたいな、ホントに」
北「だからさっきの子供時代の話じゃないけど、この局がどうとか、ここで戦うよりも僕らって何か皆おんなじテレビ、おんなじ映画で、皆がそこが、何て言うんだろう、もっと夢のある、カッコ良く、全部でこう協力しあって良くなったら今いいのになっていつも思うんですよね」
緋「なるほど」
北「やってる人達は、実はどこの局に行こうが、どこでもやっぱりこういう仕事が好きだったりするわけじゃないですか。だから皆でやっぱりいい物を作れる環境になりゃいいかなって。ホント、スカパーの第1弾っていうことで、ここはあのー、是非見て頂きたいと」
緋「じゃああの結構スカパーとか、今WOWOWとかもね、結構そういうのやってますもんね、ドラマね。そういうね。どんどんそういうのが良くなって、いいっすねえ」
堀「贅沢ですよ、北村一輝さんと濱田岳さんのW主演ですからね。面白そうだなーと思いますけどね。そして来週ですけれども、来週ではないか、12月25日」
緋「12月25日。はい」
堀「再来週、私たちのOLERAの木曜日10時まで聴いてくださった後に、NHKで(笑)北村一輝さんのスペシャルドラマが、はい、あります」
北「”途中下車”っていうんですけども」
堀・緋「はい」
北「これねー、緋田さん」
緋「はい」
北「NHKで僕も久し振りにちょっとドラマ、現代モノをやったんですけども。で、まあ、パニック症の、パニック障害の話で、最初はパニック症っていうかまあ家族のお話なんですが、こう、皆さん多分今聴いてらっしゃる方もそうですけど、普通に仕事してていきなり来るんですけども、パニック症って」
緋・堀「へえー」
北「でも、僕もパニック症のことあんまり知らなかったんですけど、いきなり来て、でも周りの人にはなかなか気付いてもらえなくて、一人で苦しんで一人で過呼吸になって、周りの人は何?どうしたの?って、みたいな。包帯巻いてるみたいに周りが優しくしてくれるわけでも何も無いような状況に、それが今100人に1人ぐらい実際にいて」
緋「100人に1人?」
北「どんどん増えていってるんですね。で、そうなった時に、あのー、周りに家族が居て、周りにこんなに色んな人が居て、助けてくれるはずなのに、多分大人って、いやきっと病気になると思ったら周りからこう思われるからとか、きっと人はこう見るからとか、自分で壁を作っちゃったりするじゃないですか。その取っ払う大事さっていうんですかね。あのー、ホント家族の愛とかそういう部分のお話なんですけども」
緋「え、これは…ごめんなさい、北村さんが、パニック…」
北「はい、障害で。はい。だから絶対にならなそうな、実話なんですけど、日経ジャーナルっていう雑誌の本当の編集長の方。北村さん、その人も北村さん」
緋「あー北村さん」
北「バリバリ仕事してた人が急に、まさか俺はならないだろうっていう人が急になって」
緋「いきなり。ええ」
北「っていう。どんどんどんどんなっていって、こんな、パニック症なんてなったら、人に言ったら笑われるからって言って段々隠して、どんどんどんどん…じゃあ実は誰も笑わなくて、周りも支えてくれて、みたいなって話なんですけど。何よりも言いたいのが、出来上がりを見てビックリするぐらいイイドラマなんですよ(笑)」
緋「ああ、そうなんですか」
北「あの、監督、笠浦さんってもちろん賞も、ギャラクシーとか色々獲ってらっしゃるような、朝ドラも撮ってるすごい監督なんですけども。まあ僕らの悪いところで、(脚)本と、ある程度のお芝居演った後に、こういう感じで出来てるだろうって、ちょっとあるじゃないですか」
緋「ああー」
北「モニターとかも見たりしてるので、あ、多分これくらいの感じかなーって。あの、そのナメた言い方ではなくて、その自分の想像の何十倍っていうくらいに完成度が高くて、あの、感動する、本当に凄いなこの監督って思ったくらいに、良くしていただいて。あのーこれは観ていただきたいなーって。特に僕たちの年代より上の方とか、あの、家族とかで観ていただけたら」
緋「珍しいですね、そこまでこう…」
北「本当にビックリしたんですよ。2回連続で観て、あのー、うわ、凄いって。監督にまず一番に会って、本当にありがとうございましたって」
堀「(笑)」
北「本当に、こんなになると思いませんでしたって(笑) 今度からはもう…はい」
堀「恐れ入りましたって(笑)」
緋「いい出会いが出来ましたねえ」
北「すごくいい出会いで、いい監督で」
堀「さあ、そろそろですね、お時間となったんですが」
緋「はい」
堀「それでは緋田様。いつものまとめをお願いします」
緋「いつものまとめは、やっぱり北村一輝さんはセクシーだ!…以上です(笑)」
全員「(笑)」
堀「そういうまとめ…(笑)」
緋「ごめんねー(笑)」
堀「ありがとうございました。本日はですね、俳優の北村一輝さんにお越しいただきました。北村さんありがとうございました」
北「ありがとうございました」
緋「ありがとうございました」
(おしまい)
とにかく3人がずっと楽しそうに笑いながら話しているので
そのせいで(笑)聞き取れなかった箇所などもいくつかありますが
どうぞ皆さんの想像力をフル稼働していただき脳内再生してもらえればと思います。
ちなみに収録当日のお写真はこちらでどうぞ