インターネットやテレビで富田選手の引退と
彼が美しい体操をしていたことが伝えられています。
彼に比べたら自分なんぞぺーぺーなので
「比べるってレベルじゃねーぞ!!」
って感じなのですが、
体操に詳しい人もあまり詳しくない人も、
やはり思うのではないでしょうか。
彼の体操は美しいと。
見るものにあそこまで感動を与えられることができる
体操選手はなかなかそうはいません。
1つ1つの技の難度
(それによって満点の点数が変わる)
はもちろん十分世界に通用するレベルであるうえに
安定性(技や着地の精度)がある。
そして各国の世界的選手と決定的に違うのが
力技(平行棒やつり輪などでの静止等)の美しさ。
中国五輪では顕著に見ることはできませんでしたが、
アテネ五輪の際には苦しそうな顔を全くしないのです。
そして想像を絶する体中の筋肉を駆使しているのに
(本当に全身いたるところの筋肉を一斉に使うのは
尋常じゃない集中力と筋肉量、そして技術が必要)
キレイに止まる。プルプルしないんです。
彼がここまで話題になったり支持されている背景には
単に難しい技に挑戦すればよい、という
マスターベーション的ストイックさの披露ではなく
体操本来の魅力である、見ている人に楽しさや美しさ、
すばらしさを伝えることを追究した結果だと思います。
んー、すごい。
現役を引退したけれど、これからも期待してしまいます。