ふと思う時がある。

昔ほど哲学的ではなくなったと。

社会を当たり前に見るようになったと。

厳密には社会を当たり前に見なくても、言動は極めて従順だと。

当たり前の社会に当たり前に存在する方が生きやすいから。

時間がなくなったから仕事のことを考える。

お金のことを考える。週末の時間をどう楽しもうか考える。

社会が作り出した模範的な人生をゆっくりとゆっくりと進む。

砂山を浸食するように、砂時計をひっくり返したように。

夏休みを楽しみにしている小学生と

連休を楽しみにしている社会人と

何ら変わらない。

早く中学生になりたかった小学生。

早く高校生になりたかった中学生。

早く大学生になりたかった高校生。

社会人に次はない。

少なくとも自動的に次のステップへ運んでくれるエスカレーターはもうない。

いや、ちょっと前までは存在したかもしれない、年功序列という階段が。

今は

信用するには少し老朽している。