どこかに残しておきたくて
記します
息子が入院してから
あの子は決して泣き言を言わなかった
初めての入院
病気の告知
検査
治療
なのに
あの子は決して泣き言を
言わなかった
文句のひとつも言ってくれたら
骨髄の検査
痛かっただろうに
笑顔で
すげー痛いから触らないで
点滴増えても
また、針増えちゃったよ
目が見えなくなってきても
耳が聴こえなくなってきても
あの子は
いつも通りだった
むしろ
私たちを心配さえしてくれた
怖かっただろうに
不安だっただろうに
今の時代
自分に告知された病気が
どんななのか知っていたはず
死の恐怖
絶対にあったはずなのに
なのに
あの子は心配かけまいと
笑ってくれた
そして...。
全部、自分ひとりで
抱えて逝った
あの子の置かれていた状況に比べたら
私なんて
泣いてなんかいられない
前を向いて進んでいかなきゃ
だってあの子のお母さんだから
あの子が笑顔でいられるように
あの子が心配しないように
あの子が辛くならないように
でも
やっぱりあの子のいない現実が
辛くて悲しくて
毎日泣いちゃうけど
少しでも
あの子の生き様に
近づけるように
そして
あの子に再会した時
抱きしめてもらおう
ほめてもらおう
おかあ
よく頑張ったね
って
かけ
おかあ
まだまだだけど
でも
生きていくから
かけに会った時
たくさんの
みやげ話持っていくから
かけ
大好きだよ