■新ハイローUIがトレードに与える影響
2022年年始に、ハイローで大幅アップデートが行われた。
ユーザーインターフェース(サイトのデザイン)が生まれ変わり、エントリー方法、操作方法全般が以前とは全く違うものとなった。
アップデートから期間が経ち、十分な検証を行ったため、現時点でわかった内容をシェアしていく。
▶︎影響①:低スペックPC環境でのエントリー難易度が上がった
今回のハイローのUIで鍵を握るのは、「タブ形式での通貨ペア表示」が採用されたことである。
これが、トレード成績を左右するほどの大きな影響を与えている。
タブ形式の採用により、複数の通貨ペアのチャートを同時に読み込むようになったため、PCの負担がかかりやすくなった。
パソコンで調べ物をするときに、タブを増やしすぎて重くなった経験はないだろうか。
あれと同じことがハイローでも起きていて、ハイローは常時通信して最新のレートを取得する仕様になっているため、よりPCに負荷がかかり、CPUの占有率が上がった。
PCに負担をかけやすくなったことで、低スペックの古いPCを使っているとエントリーだと画面が重くなり、エントリーしてもエントリーのリクエストが送られるまでに時間がかかるようになったことで、約定されるまでのスピードが遅くなった。
本来のエントリーポイント(手法でエントリーしたかった箇所)と実際の約定タイミングが離れれば離れるほど、勝率に乖離を生み、トレード結果が事前に想定していたものとは大きく異なるものになる可能性が出てくる。
▶︎影響②:連打エントリー時に遅延が発生するようになった
ただでさえ、新UIになって重くなったのに「連打エントリー」というより負荷をかける処理を行うことで、それなりにスペックの良いPCであっても、サクサク連打ができなくなった。
手動のエントリーだと、体感1秒から2秒程度は連打エントリーが遅くなった。
ちょっとした小ワザだが、開いているタブが少ないと、連打エントリーのスピードを早めることができるので、連打エントリーをするときはできる限りタブを消したほうがよいだろう。
▶︎影響③:過去エントリーした通貨ペア選択がスムーズにおこなえるようになった。
タブ形式の採用により過去エントリーした通貨ペアをすぐに開けるようになり、
通貨ペアの選択がより簡単になり、過去エントリーした通貨ペアがタブで開かれるようになったため、
エントリー条件を満たしてから実際にエントリーに移る際に、通貨ペア選択の時間が削減された。
■ハイローアプデで分かれた「明暗」
今回のハイローのアップデートは全てが悪い方向へ働いたわけではない。
アップデートで、良くも悪くも「ハイローは現代風に進化した」わけであり、操作性が向上したわけである。
今回のハイローのアップデートの明暗を握るのは、”PC環境の充実度”である。
性能の良いPCを優れた通信環境で運用しているトレーダーにとっては、便利になって良いアップデートと思うだろうし
低スペックのPCを使っているトレーダーにとっては、今回のアップデートで使い勝手が悪くなり、改悪だと思うだろう。
なお、操作性の部分で約定が遅れるのを除いて、エントリーのリクエストを受理してからの約定遅延、スプレッドなどは変化は起きていないため、連打エントリー以外はアップデート前にはさほど影響が出ていないことも付け加えておく。
【追記:サイキックスのぼやき】
大きな変化が起こるタイミングでは、必ずといっていいほど、システムの意表を突いた裏ワザが生み出される。
歴代ハイローの中でも「そんなのあり?」と思われるような奇策が多数誕生し、ひっそり消えてきた。
今回のアップデートで、私が今わかっているだけでも、現時点で3つは裏ワザが存在している。
あなたは、現時点で何個見つけられているだろうか。
今日はここまで
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