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2年前、日本でレミゼラブルに挑戦する前に、初めて演出家としてデビューしました。
それは、ミュージカルでなく、ドニゼッティのオペラ『リタ』という作品です。
声楽を勉強し、現在はミュージカル俳優をしていますが、オペラとミュージカルはどちらも僕にとって大切なフィールド。

オペラにより親近感を持ってもらおうと、オペラ作品にミュージカル界の俳優やクリエーター達の才能が集まり、作り上げました。
おかげさまで、「抱腹絶倒のオペラ」として紹介され、今までオペラを見たことがない観客の方やオペラ愛好家の皆さんも気に入ってくださったようで、今年で3年連続3回目(再々演)公演となりました。

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今年の『リタ』俳優たちも、昨年に引き続き同じキャストが集まってくれました。

ヒロインのリタを務めるのは、この作品の中で唯一のオペラ俳優、チャン・ユリ(写真左下)。
彼女は韓国とヨーロッパで活躍する有名なソプラノです。
美しい外見と声が、リタ役にほんとにぴったりです。
そして、彼女は演技も素晴らしい!

リタの現在の夫役、ベッペを務めるのは、ミュージカル俳優のイ・ギョンス(写真右上)。
リタ組の中で唯一、声楽を専攻していない俳優です。
オペラを声楽専攻でない人がする!?でも、彼の声はとてみ美しいテノールなのです。
声楽家たちの中にもなかなかいないtoneです。

彼の演技と声はベッペ役のために生まれたと言っても過言ではないくらい、ぴったりです。

リタの元夫ガスパロを演じるのは、声楽を専攻したバリトンのミュージカル俳優、チェ・ジェリム(写真左上)。
韓国の公演界でも、その歌唱力で注文を集めている俳優です。
演技も彼はいいんですよ〜。新しいガスパロ像を彼は作り上げました。

最後は、僕が初演で演出を兼ねて演じていドニゼッティ役のチョ・スンチャン(写真右下)。韓国のミュージカル界では、お互いドッベルゲンガー説が出るほど、僕にそっくりなスンチャンですグラサン

3年連続で公演が決まり、本当に感謝しています。韓国ではたくさんのミュージカルファンの皆さんがオペラに興味を持ってくれた作品でもあります。

いつか日本語で、日本でもぜひ公演をしたいです。
ガスパロ役は、レミゼで一緒だった理生!
ぴったり!あの素晴らしい才能は、いつか僕のオペラにぜひスカウトしたいものです。

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オペラ『リタ』
2016年公演は、10月28日〜11月6日まで韓国・ソウルの新堂というところにある忠武アートホール・中劇場ブラックで上演されます。

韓国語での公演になりますが、日本の観客の皆さんも、たとえ韓国語がわからなくとも楽しめる内容だと思います。

たくさん笑いに、ぜひソウルまでオペラを見にいらしてくださいね。