久しぶりのミュージカルルンルン

今回は”生きる”を観劇してきました。

その前に...

次の次に観劇する予定のこちら下矢印

梅田芸術劇場の入り口にドドーンと大きなパネルが飾っていましたキラキラ

2020年が中止となり、今回満を持しての再演。

待ち遠しい限りですキラキラ

さて。

劇場内のロビーでは飲食が解禁されていました。

コロナ禍では、このカウンターが寂しくてコロナ以前は何だったのかも

思い出せない状態でしたが、こちらが本来の姿でしたね。

テーブルで飲食をする観客のみなさん。

結構にぎわっていましたキラキラ

久しぶりだったので、ロビーをうろうろ。

あっ!

あった!

ドラマ”ハヤブサ消防団”での悪役は素晴らしかったですよね。

早くこのミュージカルも観劇したい...と言いたいところですが!

チケット、一向にゲットできずムカムカ

古川君の人気はうなぎのぼりで、すざましい勢いです。

昨年末のエリザベートチケット難民状態が、また今回もやってくるのかガーン

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

 

さて。

今回観劇した”生きる”ですが、映画版”生きる”を原作としたミュージカルです。

私が観劇した日のキャストです。

戦後間もない時代背景、30年間、無遅刻無欠勤で役所に勤めてきた

渡辺勘治が、定年間近に胃がんを自覚し、死を意識する中で

人生を生きる意味を見出していく...という内容です。

 

 

公園を作ってもらおうと役所に詰め寄るおばちゃんたちの話に

聞く耳もたず、何事もスルーし定時で帰る渡辺勘治ですが

ある日、自分が病気で助からないと悟り、そこから生き方を180度変え

最期まで有意義に過ごすというストーリーです。

 

 

途中まで特にこれといった感想もなく、スムーズに進みましたが

渡辺勘治が亡くなった後、出来上がった公園のシーンで号泣してしまいました泣

亡くなってもなお、渡辺勘治を理解しなかった息子が公園にやってくると

ブランコに乗った父の姿を目にします。

それは幻想なんだけど、その姿を見てやっと父の気持ちが理解できた息子。

「命短し恋せよ乙女」と歌いながらブランコをゆっくりこぐ父の姿。

ヨレヨレのスーツ・外套・帽子...

その顔に悲壮感はありませんでした。

雪降る中で、今まで生きてきた人生に後悔はないと、やり切ったと

感じ取れる表情に、私の父はどうだったんだろう、と思わずには

いられませんでした。

戦争を体験し、妻を亡くし、厳しい母と、気難しい一人娘の扱いに

苦しい人生だったのではないかと、渡辺勘治と父を重ねて見てしまい

涙が止まりませんでした。

 

 

映画版は見たことがありませんが、これから発展していく日本を背負ってきた

人たちの生きる証を見せてもらったようでした。

華やかさはありませんが、戦後の日本が経済成長を成し遂げていく中の

1人の人間を描いた作品で、渡辺勘治の寂しいけれど生きる力が湧いてくる

そんなミュージカルでした。

 

 

ミュージカルって、華やかなステージで、歌って踊ってお芝居して、という

イメージだったので、新鮮でした。

 

 

ミュージカル後にアフタートークがあることを知らなかったので

ちょっと得した気分でしたウインク

 

 

私が観劇した日の渡辺勘治役は鹿賀丈史さんでした。

とてもダンディーでカッコよかったです。

ただ。

”ラ・カージュ・オ・フォール”のときも感じましたが

年齢的にも声が出てないように感じました。

くたびれた役が見た目は合っていたけれど、歌のシーンでは聴いていて

大丈夫かなぁと感じて、特に親分役で出ていた福井晶一さんの

パワフルな歌声と比較してしまうと、どうしても...

劇団四季の先輩後輩だし...

 

 

あくまでも私の感想ですけどねウインク

 

 

今日もみなさんにとってステキな一日でありますように