『髑髏城の七人 season花』を観てきました~♪ その2
ちょっと間が空いてしまいましたが・・・。
前回の記事からの続きです。
どんだけ長いんだ?!
だって、書きたい!久しぶりに書きたい衝動! ←落ち着け!
前回の記事はこちら。
『髑髏城の七人-花-』を観てきました~♪(途中からネタバレです)その1
ここからは、役者さんについて。
まずは、捨之介
捨之介(すてのすけ)役 小栗旬
小栗旬さんは、本当に魅力ある俳優さんだわ~
もちろん、めちゃくちゃカッコ良かった~
「いのうえ歌舞伎」というだけあって、全体的に力が入ったセリフが多いんだけど、
小栗旬ていう俳優は、そんな中でも、セリフをサラッと話すことも多くて、
飄々とした捨之介を演じてたと思う。
もちろん、見得の時とか、決めるところはバッチリ決めるので、本当にカッコイイんだけど、
なんか、軽くしゃべる感じがまた良いのー!
この役者さんの魅力でもあると思う~
まあ、とにかくカッコいい!
背が高いから、着流しが良く似合うの!
その着流しから、チラチラ見えるお身足が、また素敵っ ←出たな!鯛め!
殺陣のシーンでは、その着流しをたくし上げて戦ってたんだけど、
中が見えちゃったらどうしよう?
何、はいてるのかな?ふんどし?パンツ?
そんな邪な心で見るから、残念ながら見えなかったわー!←え?
でも、あとでよく考えたら、お尻のラインがプリッとしてたから、間違いなくTバック系をはいてるはず。←え?
だから、ふんどしかも?!←だから、え?
だって、鯛ですもの ←開き直るな!
とにかく、めちゃくちゃカッコ良かったです~
そんなまとめ方でいいのか?
無界屋蘭兵衛(むかいやらんべい)役 山本耕史
きゃあああああ
すいません。山本耕史くん贔屓なもので!
ちょっとね。若干、お顔がふっくらしてるんですけどね。
パンフレットに「僕はもう少し重心の低い蘭兵衛になると思います。年齢的にも。」って書いてあったから、もしかして、わざと太ってるのかも?!
やっぱりねー。
耕史くんは、殺陣が美しいです
時代劇をやっていたせいもあって、美しく見せる殺陣をわかっていると思うんですよね。
刀の持ち方ひとつをとっても、持っていない方の手の親指を帯に挟む仕草とかも、本当に痺れました!
剣さばきも見事だから~っ!!!
そして、前の記事にも書いたけど、一人で髑髏城に向かうシーン。
これは、1幕の最後のシーンなんですよ。
1幕の最後のシーンって言ったら、2幕へとつなげる重要なシーンですよね。
そこを任される山本蘭兵衛!いい仕事してますから!
大きな月に向かって、横笛を吹く蘭兵衛。
たくさんの白い花の中に白い着物で立ってるんです。
その冷え冷えとした美しさが恐ろしいほど!←盛りすぎか?
はああああ
惚れ惚れしたわ~
そして、この蘭兵衛ってば、実は森蘭丸で、信長の死を引きずっているんです。
そのせいで、みんなを裏切って天魔王の方についてしまう。
極楽太夫と一緒につくった色里も焼いてしまうし、皆殺しにしてしまう。
自分の業にあらがえないんです。
ホントにそんな苦悩な切ない役やらせたら、日本一じゃね?って思うくらい耕史くんにあった蘭兵衛を演じてました。
完全に盛りすぎか?ははは
今回、ホントに私って耕史くん贔屓だなって再確認です。
だって、明らかに小栗旬くんの方がカッコいいんだけど、目が耕史くんを追っちゃうんですよね
ま、好きだから仕方がない
天魔王(てんまおう)役 成河(そんふぁ)
成河さんは、ミュージカルではトート役、美女と野獣の吹替えではルミエール役と、ミュージカル界で活躍してるのは見てたんだけど、ストーレートでは初めて。
かなりハイテンションな天魔王を演じてました。
この天魔王、自分の野望のために極悪非道なことしてるんだろうけど、何を考えてるのかわからない怖さを感じました。
本当に憎たらしいんだよー!
ただ、成河さんの天魔王は、一線を越えてない気がしました。
イっちゃってないっていうのかな。
もっと、ブチ切れててもいいのかなと思っちゃいましたが、解釈が間違ってるかも?
そして、ちょっと歌いだしてほしかったわ~!←天魔王は歌いません!
あ!そうそう!
天魔王が蘭兵衛を陥れるために、毒薬を飲ませるんだけど、口移しだったんですよ!
え?今ここで、口移しの意味あるの?!とびっくり。
でも、もうちょっとガッツリやってくれないと! ね。すうさんw
やっぱり、シャトートぐらいガッツリねw
極楽太夫(ごくらくたゆう)役 りょう
この極楽太夫がまたカッコいいんですよね
気風が良いっていうのかな。
里の女のためなら、何でもするって心意気がカッコ良かった!
そんな気風の良い太夫をりょうさんが生き生きと演じてました~
カッコ良かった~
で、エロシーンも!←エロって言うな!
これ、片肌づつ脱いで見せるんですよ~♪
後ろの二人の顔、めちゃ笑える~♪
そして、啖呵を切るシーン!
着物の裾をまくって、啖呵切ってるんだけど、
後ろの捨之介がわざわざ覗き込みに行ってましたから!
それ見て、大爆笑してしまった
そんな面白い小芝居もちりばめられていて、本当に面白い舞台でした。
兵庫(ひょうご)役 青木崇高
兵庫は、冒頭から出ずっぱりのイメージがあって、セリフも長いし、動き回るしで、大変な役だなと思いました。
青木さんは、濃いイメージの人っていうことしかなかったんですが・・・。←大変失礼なやつ。
バカ正直で、純粋で、一生懸命で、声がでかい(←え?)兵庫を演じてました。
そして、本当にいい人。
極楽太夫が大好きなんだけど、全然相手にされていないところも可愛かったし、
最後のシーンでは、始めは太夫と一緒に生きていこうなんて言えなかったけど、
みんなの後押しもあって、やっと「一緒に生きていこう」って言えた姿がいじらしくて、ホロッときました。
なんか、頑張れ!って応援したくなるタイプ。
そんな兵庫でした。
途中、百姓のお兄ちゃんと一緒にカマで戦うシーンがあって、敵をやっつけた時には、みんな拍手喝さいでした!
カッコいいというより、面白かった!
沙霧(さぎり)役 清野菜名
沙霧は、ほとんど主役といってもいいほど、出ずっぱりで、殺陣シーンも多かったけど、
小さいながらも一生懸命頑張ってました。
公演も中盤を越えてるので、声が掠れてきてたのが、ちょっと可哀想だったかな。
捨之介とのラブラインがあるのかと思いきや、まあ、片思いという感じだった。
背の高い役者さんが多かったので、小さくて、ちょこちょこしてて、可愛かったです。
捨之介に担がれてるシーンがあったけど、完全に子ども扱い
狸穴二郎衛門(まみあなじろうえもん)役 近藤芳正
この方もテレビでは、さえないサラリーマンとか、弱いお父さんとか、あんまりカッコイイ役ではない印象だったけど。←ホントにすいません。
舞台に立ったら、まあ!カッコいい!
声もいい声だし、面白いし、殺陣もカッコいいし、見せどころをわかってる素敵な俳優さんでした。
この狸穴二郎衛門ってば、最初、ふざけたおじさん侍かと思っていたら、実は家康だったというね。
最後に捨之介を見逃すところなんて、懐の深い家康で、本当にカッコ良かったわ~
贋鉄斎(がんてつさい)役 古田新太
この方は、本当に凄かった!
古田さんファン、劇団☆新感線ファンも多かったみたいで、
古田さんの登場シーンが一番拍手が大きかったですね。
もちろん、笑いも一番大きかった!
この方、テレビでは、結構ふざけた役が多いと思うんだけど、だいぶ前に見た「新選組!」でスポットで出てた時、本当にカッコ良かったんですよね。
で、今回、舞台で初めて見たら、やっぱり凄かった!
やってることは、面白すぎてめちゃくちゃなんだけど、まず、声がいい!
声だけでも本当にカッコ良かったし、立ってるだけで迫力があるんですよね。
存在感があるって言うのかな。
若い時に演じた捨之介を見てみたいと思いました。
で、本当に面白いの。
刀を愛しすぎて、刀に名前をつけちゃう贋鉄斎。
で、兵庫の兄が持っていたカマに一目惚れして、その名前を「ズンコ」と命名。←最高!
刀の切れ味を自分の身体で確かめる変態さんを見事に演じてました。←褒めてますw
あと、笑ったのが、最後の方で捨之介が百人切り?というのか、大勢を切るシーンでは、
切った刀を捨之介から受取っては、腕につけた研ぎ石なのかな?それで、研いでたのが面白くて、
捨之介のカッコいい殺陣を見ながらも、贋鉄斎の研ぐ姿に笑うという状態で、めっちゃ忙しかったです。
古田さん、本当に素晴らしい役者さんです~
なのに、こんな写真しかなくてごめんなさい。
とりあえず、素敵すぎる俳優陣については、ここまで。
他の俳優さん達も個性派ぞろいで、本当に上手でした。←それだけか?!
あと、どうしても言いたかったことは、カテコ~
カテコは、この360度回転する客席を生かして、
贋鉄斎の鍛冶場の洞穴、蘭兵衛の月と花の世界、無界の色里などが、
順番に表れる仕組みになっていて、斬新かつ華やかなカテコになっていました~
このカテコを見るだけでも、この360度回転する客席の劇場を堪能できると思いました。
これは、本当に劇場でしか体験できないカテコです。
最後のカテコまでも楽しめるこの劇場。
「髑髏城の七人」という面白いお話し、
素晴らしいキャスト、
本当に楽しめました。
このキャストで、もう一度見たかったな~。
前回の記事のコメントで教えていただいた「鳥」の森山未來さんの天魔王や早乙女太一さんの蘭兵衛も非常に気になってきたので、「鳥」も行っちゃうかも。
そして、「風」は行く予定です。
ここまで来たら、全部制覇かな?
ご興味ある方はぜひ~
絶対に面白いですよ~
そして、最後にプレスコールの動画をお借りしてきました
劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season花 プレスコール 2017/3/30
劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season花 プレスコール 小栗旬 山本耕史 青木崇高 成河
【動画1分】小栗旬・山本耕史らの激闘が始まる! 劇団☆新感線「髑髏城の七人・花」が開幕
アジア初の客席が回転する劇場がこけら落とし公演 小栗旬「大変な劇場」 『ONWARD presents 劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season花 Produced by TBS』
最後の動画が、劇場の臨場感が一番わかるかも。
またもや、長々と書いてしまった。
最後まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました~