10/22 2公演 私にとっての千秋楽を見てきました~

とにかく泣いた



号泣



感無量



想いを忘れないうちに書き残したくて、めずらしくツイに書いちゃったんだけど・・・。
無垢、純粋、喜び、妖艶、恍惚、冷酷、絶望、怒り、悲しみ。
ひとつのミュージカルでドリアングレイとして生きて、様々な感情と表情を見せてくれたジュンス。
最後は泣いて、泣いて。
これ程、心を揺さぶられる人は私にとっては他にいない。凄い男だ。
このミュージカルで、ジュンスは本当にいろんな表情と感情を見せてくれたと思う。
ひとつのミュージカルの中で、こんなにふり幅の大きい役もめずらしいし、
それを私たちにしっかり見せてくれたジュンス。
本当に凄いと思った。
最初に登場した時の無垢で純粋な美しい姿に感動したし、
シビルに恋してる時のシャリアンの可愛さったらなかったし、
バジルを誘惑する時の妖艶な眼や声も壮絶な色気を伴っていたし、
人を見定めるような冷淡な表情。
怒りの表情。痛みや嘆き。失望感や悲しみ。
本当にいろいろな表情を見せてくれた。
そして、最後は、泣いて泣いて。
本当に泣いて・・・。
そして、死んでいった。
ドリアンの最後に胸が痛くなって、悲しくて悲しくて・・・。
私もたくさん泣きました。
隣の韓国ペンちゃんが終わってから、「大丈夫ですかー?」と声をかけてくれるくらい
←恥ずかしい
ジュンスは自分でも熱演してるって言ってたけど、迫真の演技だったと思う。
本当にここまで私を泣かす男は、キムジュンスしかいないんだよー。
なんで、こんなにも心が揺さぶられるのか。
本当に自分でもわからない。
でも、初見の時は、全然そうは思わなかったんですよ。
それなのに、2回目3回目と回を重ねるごとに、
ジュンスのドリアンに、どんどん感情移入させられて、感情の渦に巻き込まれて、飲み込まれちゃった。
ああ。なんて書いていいのかわからないけど・・・。
とにかく、やっぱりキムジュンスは凄かった!
ということです。←なにそれ?
そして、このミュージカル。
ジュンスが素晴らしかっただけじゃない!
やっぱりね。
ウンテさんとジェウンさんと共演したことが大きかった!
会場中をドリアンの感情に巻き込む迫真の演技のシャリアン。
指の先まで考えて演技する圧倒的な存在感のウンテヘンリー。
深みと暖かみを感じさせるジェウンバジル。
3人のバランスが本当に良かった。
3人がいるからこそのミュージカル『ドリアングレイ』だと思った。
ウンテヘンリー。
何度も書くけど、ウンテさんは天才!
この人こそ、ミュージカル俳優。
もう、非の打ち所がないと思う。
何回見ても、圧倒的な存在感で魅了させられた。
繊細さと情熱を併せ持つ演技。
そして、哲学的なセリフやナンバーをわかりやすい形で見せてくれた演技は、ウンテさんならではだと思う。
そうそう!
ウンテさんは、最後のシーンの演技が見るたびに違ってた。
タバコ吸いながらドリアンを見捨てるヘンリーを演じたのはレアケースだったらしいけど、
今回のウンテヘンリーは、すごく泣いてた。
そして、ドリアンの涙を親指ではらってあげたりして、
間違いなくドリアンを愛してた感があって、私的には良かった。
最後に泣きながら去っていったヘンリーも、きっと後悔したんだろうと思う。
そして、ジェウンバジル。
ジェウンさんのバジルは、暖かくて深みがあって、素朴な優しさにあふれてた。
ドリアンを見守ってくれている善良な魂の持ち主だった。
バジルが一番、普通の人に近い感覚の持ち主だから、見ている私もバジルに感情移入して、切なくなった。
なんとなく可愛らしいしね。ジェウンさんて。
それだけでも、和みました。
そんな3人のバランスが本当に良かったと思う。
3人3様なんだけどね。
この3人の「Life of Joy」。
本当に素晴らしかった!
3人の動きも歌もバッチリ合っていて、この2か月間の集大成を見ているようだった。
圧巻だった。
3人がいたからこその「ドリアングレイ」。
だからこそ、ハマったと思う。
余談だけど、
これ、再演の時は、ダブルキャスト、トリプルキャストでやってほしいですね。
キャストが変わるだけで、お話が全然違って見えるだろうし、
キャストの組合せによって、いろいろ楽しめると思う。
その方がリピーターも増えると思うしね。
そして、演出と音楽。
ドリアングレイの魅力ある俳優陣をいっそう引き立てる演出が本当に素晴らしい。背景の映像。照明。衣装。俳優の動き。セリフ。歌。すべてがマッチしていて計算し尽くされてると思う。これだけ、視覚効果で興奮したミュージカルは初めてかも。
これ、本当にそう思ったんだよー。
言葉が分からないまま見た初見ではまったくわからなかったけど、
2回目にバッチリ予習していってから見た時の感動ったらなかった。
ストーリーに合わせて、どんどん場面展開していくタイプではなく、
断片的に話を見せながらストーリーが展開していくタイプ。
だから、場面が一見つながっていないように見えるんだけど、実は絡み合ってる。
これ、韓国語だから余計にわかりにくかったと思う。
母国語だったら、もうちょっと最初から分かったと思うけど・・・。
でも、この見せ方が斬新だったし、初演でここまでマッチしていたのがすごいと思った。
とにかく、演出家様に脱帽です。
ドリアングレイの音楽。一見、難しい気がしたけど、何度も聞いていると、美しくて心地よい。余韻を感じることができる音楽だったと思う。
音楽も、最初聴いた時は難しいと思った。
だけど、何度も何度も聴いていると、実は同じフレーズを何度も繰り返しているし、
それがその場面に合わせた音楽になってるんですよね。
そして、余韻が残る音楽なの。
いつまでも心に音が鳴っているような、そんな感じ。
オケピをちょっと覗いたけど、すごい楽器の数だった!
普段見るミュージカルの3倍ぐらいは、入ってたような気がする。
こんなに楽器があるのに、
ピアノだけとか、弦楽器1本だけとかで入ってくる音。
そこからの合奏。
そういうのも痺れました!
そうそう。
カテコのあと、最後にオケが演奏するのが、ドリアンが最後に歌うナンバーなんですよ。
これがまた泣けるんですよ。
もうね。最後の一音まで聞いてほしいと思う。
余韻を楽しんでほしいと思う。
この二人の存在感も良かったなー。
派手すぎず、抑えた演技ながらも、歌も演技も上手だし。
ミュージカル「ドリアングレイ」は、私の中で「ドラキュラ」を超えたと思う。
あんなに好きな「ドラキュラ」を超えるなんて、自分でもびっくり。
ジュンスだけではなく、ウンテさん、ジェウンさんのおかげでもあるし、
演出、音楽すべてが本当に素晴らしかった!
このミュージカル。
韓国で作られた大型ミュージカルとして、堂々と君臨すべき作品。
何度も何度も再演すべき作品。
そう思う。
・・・褒めすぎ?
まあ、私の気持ちだから・・・

なんか、本当に文才ないなー。
てか、いつも同じ話になっちゃって、すいません。
ただ、ダラダラ、良かった!って書いてるだけな話ですよね。
でも、書いときたかった・・・。
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。




