9/30~10/4 ミュージカル「ドリアングレイ」を見に行ってきました~



ネタバレです。ご注意ください。






どうしても書き残しておきたい素晴らしき俳優陣のお話し



まずは、ウンテヘンリー




きゃあああ

カッコいい~っ




ウンテさんは、背も高いし、スラっとしてるし、立ち振る舞いが上品なんですよね。

でも、胸板はしっかりあったわ~っ
 ←出たな!鯛め!

だって、ヘンリーってノーブルな印象のはずなのに、胸筋を見せるシーンが2回もあったんですもの~



歌えば、繊細な声からパワー全開の熱唱まで、細い声も太い声も高い声も低い声もすべて使いこなして、自由自在だった。

いろんな声で歌える方よねー。ホントに。

「Who is Dorian?」とか、ソロナンバーを歌い上げた後の拍手喝采がすごかった!

ウンテさんのソロナンバーの後って、あまりにも素晴らしくって思わず拍手してしまうって感じだったな。

そして、圧倒的存在感。

ウンテさんが、舞台に重厚感や品を与えていたような気がします。





そして、本当に素晴らしかったのは、その動きです。

ウンテヘンリーの指先から振り向き方から目線まで、意味のない動きはまったくないと思う。

友人たちと親しく接しながらも、見ていないところでは、すごく冷静なヘンリー。

笑って挨拶しながら、人のいないところでは、ドリアンの話に鋭い眼を観客に見せたり。

振り向き方ひとつで、社交界の中心的存在であることがわかるし。

なによりカッコいい!


そして、歌の歌詞やセリフ、その世界観をものすごく丁寧に表現していると思いました。




特にドリアンに最初に影響を与えるナンバーは圧巻だった。

찬란한 아름다움(煌びやかな美しさ)」

このナンバーは、ヘンリーがドリアンに影響を与え始める歌です。



♪타락한 순결한 이 알 수 없는 삶이여♪

♪ターラッカン スンギョラン イ アルスオンヌン サルミヨ♪

♪堕落した 純潔な この わかりえない 人生よ♪




この歌詞、重要な部分でたくさん出てくるから、覚えておくといいかも。

私は催眠術の歌って思ってるけど




このナンバーの時のウンテさんの動きが素晴らしいのーっ



このナンバーの時、座っているドリアンの後ろに立ち、肩に手を置いて。

その置き方も全然普通じゃないのよ!

指先、一本ずつゆっくりドリアンの肩に乗せていくの!

そして、耳元で囁きはじめるの。

確実に催眠術かけてるから!←違います


なんて、説明すればいいかわからーん!

でも、ドリアンの意識を操ろうとしているのが本当に良くわかるの。


そして、ドリアンの心を掴んだら、

今度は舞台の前の方に来て、その自分の世界観を魅せつけるの。

言葉(歌詞)だけじゃなく、その立ち振る舞い。

堂々とした態度。

ドリアンじゃなくても、すべての人を魅了する動きだったわ~


そして、歌詞に合わせて、マイムのような動きをして見せたり、

例えば、蜃気楼って歌詞が出てくるんだけど、手で蜃気楼を表現するんですよ!

これ、上手く書けないけど、本当に蜃気楼だ!って思っちゃった。


そうやって、魅せつけておいて、最後はドリアンの後ろに戻って、

また耳元で囁きますから・・・。

本当にドリアンじゃなくても、ヘンリーの言うことを聞きたくなるわ!

そんな圧倒的な存在感であり、ドリアンの意識を支配する存在になった瞬間を見た気がして、本当に素晴らしかった!

そして、この時のシャリアンの表情も素晴らしいんだけどね。



ウンテさん、このナンバーだけでじゃなく、すべてのナンバーが素晴らしいんだけど。

それに加えて、全体的にわかりやすく表現してたと思う。

ウンテさんて、なんていうか、完璧なの。
優等生タイプの役者さんだわ。

やることに無駄がないというか。

まあ、ヘンリーがそういう役だってこともあるんだけど・・・。

たぶん、いろんなことを計算して熟慮して演じるタイプではないかと思う。

でも、計算だけじゃなく、情熱的だしね。

正統派のミュージカル俳優さんと感じました~


そして、私は、こういう技のある方が好きなのよ~





あ!そういえば!

ヘンリーの最後の一言が最初見た時と変わってたって書いたんだけど・・・。

10/4見た時は、またさらに変わってた!

というか、戻ってた。

タバコ吸って、冷たく見捨てるんじゃなくて、

動揺と絶望のままの姿だった。

まだまだ試してる感じなのかな?

それとも、その日の感情のままに演じてるのか?

それか、あまりにも冷たいヘンリーの態度に苦情が来たか・・・


いろいろ、変化があって面白いです。



ああ。ウンテさんのファントムを見に行きたいわ~っ


ああん。ウンテさんだけでこんなに書いてしまったー










そして、ジェウンバジル~





ジェウンさんて、笑顔が可愛いよね~


なんか、バジルさんの人気が急上昇中ですね~


ツイでも、いっぱい上がってる~




ジェウンさんは、とても演技の上手な方だと思いました。

もちろん、歌も素晴らしいの~



でも、ドリアンへの想いとか、

ドリアンの魂が汚れていく不安や心配。

ドリアンになんとか良心を思い出させようとしたり。

良心の呵責に負けてドリアンに堕ちる時の葛藤とか。

いろんな場面で、バジルの心情に引き込まれたと思う。

たぶん、バジルが一番普通の感覚に近い人間だからかな。

でも、ジェウンさんの演技が素晴らしかったのも絶対にあるわー。


バジルは、このミュージカルのストーリーを引っ張っていく役どころでもあると思う~。




このドリアングレイって、バジルのソロからナンバーが始まるんだけど、

このナンバーがまた素敵なの。


「긴 여름 날 (長い夏の日)」


このナンバーは、ドリアンに初めて会ったある夏の日のことを思い出しながら歌っているんだけど、

このナンバーを歌う時のジェウンさんの幸せそうな顔


本当に可愛らしいの~


途中で思い出して、嬉しくなっちゃって、頭を抱えたりして。

本当に幸せそうなんだよね~


でも、その幸せそうな顔は、ドリアンとヘンリーが出会ってからは、なくなってしまうけどね・・・。ぐすん。


このナンバーの時のジェウンさんの声、すごく温かみがあるの。

結末を知ってるだけに、胸を締め付けられたわ。





♪긴 긴 긴 여름날♪

♪キン キン キン ヨルンナル♪

♪長い 長い 長い 夏の夜♪




この歌詞も、いろんなところで出てくるの。

最後の方でも出てくるんだけど、堕落してしまったドリアンを見た時とかも、

この歌詞を歌ったりするので、

この幸せだった夏の日を思い出しているのが分かって、すごく切ないです。



ジェウンさんは、正統派って感じじゃないんだよなー。

野球で言うと、変化球タイプ。←なぜいきなり?

クセがあるわけじゃないけど、ストレートな感じではないかな。

素朴で飾りっ気がなくて、口下手で、でも温かみのあるバジルだったな。

そういう風に演じてました。





ウンテさんは、正統派直球ストレートタイプ。

ジェウンさんは、変化球タイプ。

じゃあ、ジュンスは?って考えて・・・。

長嶋茂雄と思いました・・・
 ←なにそれ!

ぷぷ。ごめん。わからないよねー。

天性の打者なの


ホームランあり!三振あり?←

でも、伝説でしょ






この3人の感情が交錯する「Life of joy」が素晴らしい!

この3人の歌声はもちろん、3人の動きや背景にいたるまで、本当に素晴らしい!

これ見る時は、ぜひともジュンスロックオン状態を外して、3人とも見てほしい!

このナンバーについては、もっと語りたいので、また別の機会に。←あるのか?






この「ドリアングレイ」。

ヘンリー、バジル、ドリアンがそれぞれの個性を放っているんだけど、

すごく調和している感じがしました。

韓国ミュージカルって、個々が激突する感があるんです。

歌が上手いから、パワーで感情を乗せてきて、それがぶつかり合う感じ。

「デスノート」のライトとエルがそうだったと思う。


でも、このミュージカルは、なんか3人の息が合ってるというか、

3人の歌や動きが合わさって、その場面の心情が表現されてるって感じがする。

ドリアンの苦しみの心情をヘンリーやバジルの動きで感じたり。

うーん。書くのが難しいなー。


Mちゃんが書いてた言葉。なんだっけ?

あ!シンメトリー!

じゃない!

シナジー効果だ!


それをすごく感じる舞台だったんですよね。










ああ。ホントに最初見た時と、まったく違う印象の私。

自分でもこの変化にびっくりするー。

でも、正直な気持ちだからしょうがない。












そして、アラン&ブランドン夫人~


この2人を忘れちゃいけない!






この2人が出てきたら、何か面白いこと、やってるんですよー。

もちろん、実力のある俳優さん達なので、歌も上手いんですけど、

小芝居がすごいの~っ


そういうところに萌える私。


特にアラン役の方!

名前・・・。

あとで調べておきます。


この人、本当に面白いんだよー。

シビルの劇場にみんなで観劇に行った時、寝てたり。

ブランドン夫人に自分の持ってた杖を取られちゃって、取り返そうとして蹴られたり。

ブランドン夫人がでっかいハートの髪飾りを付けて登場するシーンがあって、

それをドリアンに見せたいんだけど、ドリアンは全然興味を示さないの。

で、ドリアンに見てやれよーって笑って指さしたり。

とにかく、いろいろ面白い!

でも、最後の方は、アランは、自殺しちゃう迫真の演技に変わるんですよね。



ブランドン夫人も負けてない!

薬でラリって、グルグル回るんだけど、何回まわってますか?大丈夫ですか?って聞きたくなるぐらい回って、倒れたり。

アランの話に、「ブラボー!ブラビー!ブラバー!」とか変な相槌うったり。

シビルの演技の真似したり。「ロミオーロミオー!アハハ!」って。




とにかく、本当にこの2人は歌も演技も素晴らしかったです!




あと、グロスター役の方も、歌が上手かった!

カテコでアランの次に出てくる人。



なんか、このドリアングレイ。

出てくる人、みんな素晴らしい人たちばかりでした!

最初見た時は、アンサンブルのシーン、減らしてもいいかも?!なんて思ってたけど、

ダメダメ!もったいない!

って思うほどでしたよ~






あと、全然関係ないけど、ドリアンダンサーの中に一人好みのタイプがいた!

金髪じゃない人!

ブランドン夫人のパーティーの時にも出てるんだけど、

男性陣が一列に並んで踊ってる時の右から2番目!←なに?この情報

この人、タイプだわ~っ


って、みんな若くてカッコ良かったわ~っ





だんだん鯛になってきたので、この辺で~。

いつもまとまりがつかなくて・・・。




コメントのお返事が滞っていて、すいません


コメントいただくと本当に嬉しいんです!

でも、いつもお返事が遅くなっちゃって、本当に申し訳ありません。

徐々にお返事書きます~っ