2016.1/27-30 ドラキュラを見てきました~



前回からの続きです~



2016ドラキュラ 感想5 あなたは私の生きる理由





まずは、「 She 」

これは、過去の回想シーンとなるのですが、

このシーンの時、ミナがエリザベサとシンクロしていたんですよ!

これ、初演の時はなかったと思うんだけど、どうだったかな?

というか、ジュンスを追うのに精一杯だったのかも?!

だから、今回それを発見して、悲しさ倍増したんでした。


ミナは、最初ドラキュラの話を穏やかな顔で見ています。

どんな話が始まるのかしら?ってな具合に。

でも、「さあ。こんな話には外せない一人の美しいお姫様。」とドラキュラが歌いながら、

ミナに近寄ってきて、エリザベサの登場を手で促すところから、ミナの表情は一変します。

これ、前回載せたツベの0:59からのところです。


そこから、ミナがまったく映らなくて残念なのですが、

ミナは回想シーンを見ながら、シンクロした動きをします。

話が進んで、エリザベサがドラキュラに飛び込んで抱きつくシーンでは、

ミナも手を広げて、駆け寄ろうとするし。

エリザベサが刺されてしまうシーンでは、ミナも刺されたようなしぐさをするんです。

ミナがエリザベサだった時のことを話を聞きながら思い出してるんだ!

って思ったら、余計に切なくなったんです


エリザベサとミナがシンクロするという、ちょっとした演出の違いだけでも、感じる感情が大幅に変わってくるのが、舞台の凄いところですよね。





そして、話と全然関係ないけど、最初の方で、王子様らしく挨拶するドラキュラ様がすんごく好きなんですよね~


「王子が暮らしていました。」

と言いながら、会釈するドラ様~


素敵だわ~


あと、エリザベサが駆け寄って抱きつく時にドラ様が手を広げて待つところ!

私の大好きな袖口のヒラヒラが強調されて、なんて素敵なの~


ああ、大好きよ~





と・・・いらない鯛情報を挟みつつ、真面目な話に戻ります←なんやねん



エリザベサが死んでしまいそうになった時、


ドラキュラは、神に「どうか私の愛する彼女を再び生き返らせてください。」とお願いするんですよね。

でも、エリザベサは死んでしまう。

神のために戦い、すべてを捧げてきたドラキュラ。

可愛さ余って憎さ100倍ってなもので、神への怒りを爆発させます。

怒りまくって、十字架を剣で刺すんです。

この時、プレスコールのツベでは、短く「ああ!」ぐらいしか言ってないのですが、

私が見た時は、もっと叫んでいたんです。

そして、エリザベサの前に座って、もう一度、「うあああ!」って叫ぶんです。


1度目の十字架を刺す時の叫びは、まさしく怒り。

怒りの感情しか感じられなかったんです。

でも、2度目にエリザベサを前にしての叫びは、怒り、悲しみ、絶望。

そんな複雑な感情が入り混じった叫びに感じられたんです。

なにが、いいたいかっていうと・・・。

同じ言葉で叫んでいても、違う感情が感じられたってことです。

つまりは、ジュンスって素晴らしいじゃん!ってことなんです!←それか!


ジュンスって、本当に不思議ですよね。

演技が上手ってわけじゃないのに、←え?

感情が伝わってくるんですよね。

テレパシーか?←違います!

ジュンスのドラキュラとしての感情が、波動として、観客に伝わってくる感じ。

上手くいえないけど、そんな感じを受けました。



ちょっと話が脱線する上に、生意気を言うようなのですが・・・。

演技が上手なミュー俳優さんて、たくさんいます。

私個人としては、演技が巧いと思える人が、結構好きなんですね。

だから、ジュンスも今よりさらに演技が上手になってほしいという欲目があるんです。

でも、ジュンスって、器用に演じるタイプの俳優さんではないのも、わかってるんです。

というか、器用に演じてしまうことにより、ジュンス本来の内から発するオーラのような、波動のような、感情の波を感じさせるというスーパーサイヤ人のような才能がなくなってしまうかもしれないと思ったら、やっぱりこのままでいいのかもとも思うんです。


ちょっと意味不明でしょうか?

前にジュンスは役を生きているって書いたことあると思うんですけど、

そういう俳優だと思うんですね。

その役の人物そのものになっているので、

見ている私達は、ジュンスではなく、今回で言うとドラキュラが舞台の上で、生きている感じ?

だから、演じることに重きを置いてしまうと、その役に入り込むスタイルのジュンスの感性が消されてしまうかもしれないとも思うんです。

やっぱり、演じるってことは、客観性が必要だと思うので。

要するに北島マヤタイプのジュンスに、姫川亜弓のように演じることを求めない方が良いのかもってことなのです。←余計わかりにくい


だけど、今後、ミュージカル俳優として、いろいろな役をやっていく上では、

やっぱり、演技がもっと上手くなるってことは武器にもなっていくだろうし・・・。

だから、今のジュンスの類まれなる感性を残しつつ、更に演技も磨いてほしい。

けど、ジュンス本来の良さを失っちゃイヤってなことなんです。

どっちやねん?!

ってツッコミ入れたくなりますよね?ごめんなさい~


でも、そんな複雑な想いを勝手に抱いてる私です。

上手く説明できなくて、本当にスイマセン。

そして、生意気ですいません。





話が思いっきり脱線してしまったので、もとに戻ります~







そして、「 She 」の最後に歌う絶望の言葉。


苦しくても
苦しくても
彼女には行くことができない

どうか・・・
私の苦痛の人生を終わらせてください



これは、何度聞いても悲しいです。

ドラキュラの400年間の苦しみも表していますよね。













失意のドラキュラに歩み寄っていくミナ。


この話の終わりはどうなるのですか?

そう問いかけるミナに、ドラキュラは、

あなたと共に

と答えます。





「 At Last 」

<ドラキュラ>
今 わかったんです
耐えなければならなかった
長い長い待っている時間
胸にすでに分かっていた あなたを探してきた私たちの話

<ミナ>
今 霧が晴れ
心の中の疑問が消えました

<ドラキュラ>
運命を避けて彷徨っていた その時
私の前にあなたが立っているのですね




ドラキュラが長い時間死ぬこともできずに耐えてきた時間。

400年という時間は、想像を絶する長い長い時間だったはずです。

辛くて、寂しくて、悲しくて、恋しくて、

そんな長い時間の果てに、再び巡り会えたミナ(エリザベサ)。

ドラ爺の時に、最初にミナに逢った時の驚きが納得できます。

その想いの深さと、再び巡り会えた喜び、そして、再び失いたくない、絶対に手に入れたい想い。

そんな想いがこの短いナンバーと、次のセリフにも表現されているんだなと、

再演の今頃になって、しみじみと思ってしまいました。

なんとなく聞いてたけど、こんなに深い言葉を言ってるんだなって思ったんでした。




そして、このキスシーン。

サジンがたくさんあったので、載せちゃいます。














ここまでしといて、

私達、もう会わないと約束してください!って・・・。

それはないでしょー





そんな約束はできません!あなたは!

って叫んだ後に小さくなる声で言う


もう(私と)結婚している・・・


が、本当に切ない・・・

ミナはドラキュラの唯一の存在であり、

ドラキュラもまたミナの唯一の存在であるはずなのに・・・





そして、始まる 「 Loving You Keeps Me Alive 」


てなところで、長くなったので、続きます・・・。←え?

すみません~




この「She」はプレスコールの写真がたくさんあがっているので、

それを最後に載せておきます~




























最後に、

今まで、エリザベスって書いてたんですけど、

韓国読みでは、エリザベッサになってるので、

エリザベサにします。これから。

韓国読みと日本語とは違うので、どれが正解かわからないのですが・・・。

だって、アーサーのこと、アドとか言うし。

ジョナサンのこと、ジョナダンって言うし・・・。

誰か、その辺のこと、詳しい方がいたら、教えてください~

ってか、自分で調べろー。

はい。すいません








そして、ここから個人的な話。

娘っ子の学年、インフルエンザが続出して、

明日から、期末テストだったのに、いきなり学年閉鎖になってしまいましたー!

そして、期末テストは、来週の火曜日になっちゃった。

たくさん、受けられない子がいると大変だし、可哀そうだから仕方ないんですけどね。

ただ、勉強しなさい~って言わないと、本当にやらない娘っ子。

ほっといたら、前回のテストで、エライことになったので、

今回は、一生懸命ハッパをかけてたんです。

でも、そういうのって、お互いにストレスですよね。

だから、やっと解放される~!って、私が思っていたら、延期って・・・

イヤよー

もう、勉強しなさい~って言いたくない~

でも、テストが延期されて、給食食べてすぐに帰ってきた娘っ子、帰ってきてから、何してると思います?




ずっと寝てるんだよー

それでいいのかー

もう、寝かしとく!




グチグチ、失礼いたしました