なんだか、ミュージカル観劇ブログになってきてる様な・・・。
ま、いいか~



ミュージカル「RENT」を見てきました~



ミュージカル「RENT」公式HP


20世紀末。 NY、イーストヴィレッジ。
映像作家のマークは友人でロックバンドのボーカル、 ロジャーと古いロフトで暮らしている。
夢を追う彼らに金はない。 家賃(レント)を滞納し、クリスマスイヴにもかかわらず 電気も暖房も止められてしまう。
恋人をエイズで亡くして以来、 引きこもり続けているロジャー自身もHIVに感染しており、 せめて死ぬ前に1曲は後世に残す曲を書きたいともがいている。
ある日彼は階下に住むSMクラブのダンサー、ミミと出会うが、 彼女もまたHIVポジティヴだった。 一方のマークはモーリーンに振られたばかり。
彼女の新しい相手は女性弁護士のジョアンヌだ。 仲間のコリンズは暴漢に襲われたところをストリートドラマーのエンジェルに助けられ、 二人は惹かれあう。
季節は巡り、彼らの関係も少しずつ変わってゆく。 出会い、衝突、葛藤、別れ、そして2度目のクリスマスイヴ…。
私が見てきたキャスト~

「RENT」は、世界各国で何度も上演され、とても愛されている作品なんですよね。
私は、日本での初演の時に1度見ているのですが、
それ以降、全く見ていなかったので、今回ほぼ初めてのような感覚で見に行きました。
まず、1幕の印象。
ううっ!
ストーリー展開が早い!
ナンバーの歌詞が早くて、ついて行けないっ!
1幕終了した時点で、自分の老いを感じてしまいました。
もっと若かったら、ストーリーについて行けるんではないか?
歌詞ももっと頭に入ってくるんではないか?
そんなことを想ったのですが・・・。
あとで、一緒に行った「RENT」大好きチングに聞いたところ、
「ああ。やっぱりね~。1回見ただけじゃ、辛いと思うよ~。せめて映画見た方が良かったかも。」
とのお言葉。
帰ってきてから見た「RENT」の感想なんかを見ても、
1回見ただけじゃ、内容まではつかめない的なことが書いてあったりしたので・・・。
そうか!
私の老いのせいだけじゃないんだ!
と、ちょっと安心しました。←どんな感想?!
でも、そんな激しいストーリー展開について行けなかったにもかかわらず、
2幕からは、なんだかドンドン泣けてきて、
最後には号泣してました
なにがなんだかわからないけど、とにかく涙があふれて来ちゃったんだよ~



てな状態になったんですよね。
ストーリー自体を完全に理解して、感情がついて行ったというよりは、
感情だけが揺さぶられたという感じでした。
めちゃめちゃ抽象的ですいません。
人生にはいろいろあるんだけどさ。
とにかく今を生きよう。
愛する人や仲間と一緒に。
たぶん、そんな気持ちになって、涙があふれていたと思います。
ミュージカル見て、1回目はやっぱりストーリーを追うのに精いっぱいなので、
それでも何かを感じてるってことは、私は凄いことだと思っているんです。
それが気になるから、また観に行きたくなる。
そして、ハマる。
そんなパターンになりそうなミュージカルでした!
そして、予想以上にロジャー役の堂珍嘉邦さんがカッコ良かった!
ケミストリーの人なので、当然歌は上手かったんですけど、
こんなにカッコいいと思っていなかったので、ビックリしました!←大変失礼。
ダブルキャストで、超新星のユナクが出演しているので、
そちらでも見てみたかったのですが、ちょっと時間がなく残念です

でも、なんといっても、今回のこの舞台で凄いと思ったのは、ソニンちゃん!
モーリーン役を演じてるソニンちゃん。
歌もうまいのはもちろんのことなんだけど・・・。
もうね。全力投球しちゃってます。
モーリーンは、パフォーマーで、もうなんだか、やることがぶっ飛んじゃってる娘なんだけど、小悪魔的で憎めない感じ。
そんなモーリーンってば、舞台の上で、お尻を出すんですよ~!
これは、ソニンちゃんじゃないけど、こんな感じ。
いや!これ以上出してた!
完全にプリンと出してた! ←興奮しすぎっ



すごい根性だな~と思っちゃった!
なにか、ソニンちゃんもいろいろあって、音楽留学したりして、苦労があったみたいだけど、
この世界で生きていくって覚悟が見える気がして、とても迫力がありました!
あと、キャストさん達、歌が上手い方が揃っていたのですが・・・。
2幕の最初に「Seasons of Love」というこのミュージカルのメイン的な歌を
キャストさん達が1列に並んで歌う場面があるんですけど。
もうね。このナンバーでは、鳥肌立っちゃった!
キャストの中にMARUさんという方がいて、役的には脇なんですが、
この方、完全に歌要員と思われます!
その人がめちゃくちゃ上手かった!
私、歌を聴いて、鳥肌立つって、すごく快感なんだと実感して、
この快感を求めたいがために、ミュージカル見たり、ジュンスのライブに行ってる気がした。
M決定か?!



鯛志向のいらない情報ですね



音楽的には、いろいろな種類の音楽があって、Rockあり、バラードあり、ポップスあり、タンゴあり、ゴスペルあり、フォークありで、何でもアリって感じです。
全体的にセリフが少なく、ナンバーに乗せてストーリーが展開していくタイプですね。
といっても、ソングスルー(全編が歌)ではないんですけどね。
人間同士のぶつかり合いというか、青春群像劇っぽいところもあるので、
激しい音楽が多かったかもしれません。特に1幕。
だから、ついて行けなかったのか?!
でも、後半は、悲しいシーンもあるので、落ち着いた感じだったかな。
クラシカルな雰囲気のミュージカルが好きな人は、
ちょっと苦手かもしれないですね。
演出も結構ごちゃごちゃしてますし

ケンカシーンとかもあるから、激しいし、
男同士、女同士でのキスシーンもたくさんあるし。
でも、そういうごちゃごちゃ系も嫌いじゃない私

てか、私の場合、あまりこだわりもないんですけどね・・・。
節操がないとも言う・・・



創られたのが、20年ぐらい前とちょっと昔の話なので、
エイズの話とか、ちょっと今とは状況が違うんですけど、
やっぱり、若者たちが、もがき苦しみながらも生きていく感が、
このミュージカルの見どころでもあるので、
20代30代の若い世代の方に、ぜひ見てほしいミュージカルだと思いました!
そして、そういう若い世代のためにもエンジェルシートというのがあるんですよね。
エンジェルシートとは?
『RENT』の生みの親であるジョナサン・ラーソンは、すべての人にこの作品を愛して欲しいと切に願い、特にその登場人物の様に、生活に余裕がないながらも一日を懸命に生きている人々にこそ、観劇の機会を提供したいと考えていました。 『RENT』は、これまで世界各国で上演されてきましたが、いずれの地でも、その誕生の瞬間を見ることなく世を去ったこのジョナサンの思いを受け継いで、公演当日に最前列の良席をリーズナブルな料金で抽選販売することがよき伝統となっています。 そこで、今回のシアタークリエの公演でも、最前列の10席を「エンジェルシート」として、公演当日に抽選で販売致します。 なお、「エンジェルシート」の命名にあたっては、オリジナルキャストのマーク役アンソニー・ラップさんが快くその名付け親を買って出て下さり、「エンジェル」の役名にも由来するこの名を付けて下さいました。ここに併せて、ご報告させていただきます。
公式HPより抜粋
今回のシアタークリエでも、エンジェルシートは5000円で提供されています。(抽選です。)
そして、このパンフレットがとてもオシャレだった!
これは、パンフレットの背表紙を開いたところ。
レスリー・キーの撮影した写真を使っているんですよ~。
これは、チラシ。
地下鉄の路線図みたいになってるんだけど、
それぞれのナンバーとそのナンバーを歌う人がわかるようになってるんですよ。
素敵だわ~

そして、シアタークリエでは、「RENT」と{OUT OF JAPAN」のコラボイベントが開催されていました。
詳細は、こちら。

素敵な写真がたくさんありましたよ~

また、とりとめもなく、ダラダラ感満載でお送りしてしまったんですけど・・・。
時間があったら、また観に行きたいミュージカルでした~



でも、東京は10/9までなのです~



ちょっと行けそうにない~



大阪公演も、10/16~10/18にあるんですね。
ご興味のある方はぜひ~


