2015.6.26-27 韓国版「デスノート」を見てきました~♪




今回は、ミュージカル全体的なことで、思ったことを書いてみたいな~と・・・。


またしても、ネタバレです!

そして、いつものことながら、200%私の個人的な感想ですので、怒らないでください~
















ミュージカル「デスノート」、日本版が先に上演され、今は韓国で上演されています。

日本版も一度見に行ったのですが・・・。

演出や構成、ほとんど韓国版と日本版は同じようです。

セリフは、韓国語がわからないところがあるので、

まったく同じかどうかは、分からない所もあるのですが、

ほほ、同じ感じだと思います。

ただ、エルの最後のセリフが違う!のは、先日も書いた通り。

なので、細かく見ていくと、もしかして、エルのセリフが違うところがあるのかも?!





あとは、ライト父の歌が1曲少なくなってた!

あれ?NYDEMO版にも入ってた曲がなかったよな~って、

1回目に観た時思って、2回目の時に確認したら、やっぱりカットされてた。

というか、オケで演奏していて、その部分はライト父のセリフになってました。





あと、違うところは・・・。うーん?!




あ、歌のアレンジが入ってます!

入学式のシーンで、メロディラインではない、シャウト合戦が入ってました!

エル、ライト、ミサミサの超豪華シャウト合戦


こういうの出来るのも、韓国ミュー俳優さん達の底力だなと感じました。






そんな違いを踏まえて韓国版「デスノート」を見て、思ったことは・・・。



爆発的な歌唱力!

超豪華俳優陣の共演!!

歌の力で魅せる物語!!!



っていうことを思いっきり感じました。




やっぱり、出演してる俳優陣の歌のレベルの高さが半端ないんですよ。

みなさん、歌が上手いのは当たり前。

いずれも主役級の俳優さん達ですから、当然です。

でも、プリンシバル(主役級のキャスト)以外の普通の人達も上手いですから。

これが、韓国ミューのすごいところです。




もちろん、上手いだけじゃないんですよね。

今回の韓国版では、日本版を見た時にあんまり伝わってこなかったレムやミサの心情がとても良く伝わってきたんです。

韓国語だから、余計に伝わらないはずなのに、そうじゃない。

レムがミサを想う気持ちも痛いほど感じたし。

なぜ、ミサがライトをあんなに盲目的に愛するのかも伝わってきました。

もちろん、私がデスノートの原作を読んだり、映画を見たりして、内容が十分に分かっていたからってこともあるかもしれません。

でも、ソナさん、ヘナさんの歌が心に響いてきたんですよ。

だから、言葉はあまりわからなくても、気持ちが分かる。

そんな感じでした。

それは、他の俳優さんにも言えることです。

本当に韓国ミュー俳優さんて、すごい!

やっぱり、歌の表現力が素晴らしいんですよね










あと・・・。

日本版は、演技に重きを置くストレートプレイ(歌のないお芝居)に近い感じがして、

韓国版は、歌の力を前面に押し出した、いわゆる魅せるミュージカルって感じがしました。


オケの音とかも、絶対に日本の方が小さくて、韓国が大きいよ!

韓国の方は、重低音がズンズン響く感じでしたもん。


日本版は、静。(ちょっと地味)

韓国版は、動。(派手)


日本版は、セリフで内面を掘り下げる。

韓国版は、歌で魅せる。


そんな印象を受けました。

私の勝手な印象ですからね。全然違うかもしれませんので、あしからず。



どちらが優れているかではなく、

これは、本当に好みの問題で、どっちが好きかって感じだと思います。




あ、そうそう。

その他大勢のキャストの皆さんの動きも、日本と韓国で違ってたのが、面白かったんです。

同じ振り付けでも・・・。

日本版は、全体をきっちり揃えてる感じなんですが、

韓国版は、きっちりとは揃えない感じ。だいたい揃ってる感じ?!


私がそう見えただけかもしれないんですけど・・・。

なんか、国の違いを感じちゃったのは、私だけでしょうか?!



これもどっちがいいとか悪いとかではなく、個性の問題ですよね。








あと、これは、韓国版に限らず・・・。

やっぱり、この「デスノート」のナンバーが好き


どの曲も、わりと頭に入ってきやすいポップな感じです。

思わず一緒に歌いたくなるような、そんな感じ。


一緒に行ったまくちゃんと「好きなナンバーは?」って話した時。

私は、レムとミサのデュエットをあげたんですけど、

まくちゃんが、刑事さん達のナンバーも好きって言ったんです。

刑事さん達が、死ぬかもしれない危険な仕事であるキラを捕まえることを続けるか、止めるかの葛藤を歌うナンバーがあるんですけど、

それもまた良い歌なんです。

これ、主役級は全然歌ってないんですよ。

本当に脇役(←失礼)の方だけの歌なんです。

でも、歌詞もいいし、私も好きな曲です。

もちろん、ライトとエルのデュエットやソロは、当然大好きな私たちなのですが、

そうではない、アンサンブルのナンバーも本当に良いナンバーばかりなのが、

このデスノートなのです。

あ、もちろん、好みはありますが・・・。



1幕の冒頭、1幕の終わりの全員で歌うナンバーも圧巻です。

特に1幕の冒頭では、いきなり「デスノート」の世界に引き込まれました。

そして、立て続けに素晴らしいナンバーばかり。

はっきり言って、シャエルが出てくるのに時間がかかるのに、

全然時間を感じさせない。

むしろ。え?もう、シャエル様登場?って思ったぐらい。←

ホントに素晴らしいナンバーの数々


日本版では、CDが発売されるそうですよね。

絶対に韓国版でも発売してもらわねば・・・。

困りますわ!










あと、原作を読んでから、このミュージカルを想った時に、

良く出来てるなと思ったんですね。生意気ですが・・・。


原作は、天才的頭脳の持ち主ライトとエルの心理戦が中心に書かれていて、

キャラクターの背景や心情というのは、極力そぎ落としてあるんです。

単純にその心理戦を楽しんでほしいとの理由で、作者がそう書いているそうです。

でも、ミュージカルで心理戦だけっていうのは、物語的に無理がありますよね。

やはり、心情的な山場や見せ場がなければ、舞台が持たないと思うんです。

このミュージカル「デスノート」は、原作には表現されていないキャラクター達の心情や背景がしっかり書かれていて、

それを魅せる舞台になっていると思いました。


ライトの狂気へ落ちていく様。

エルの異常なゲームへの固執。

レムの無償の愛。

ミサの盲目的な愛。

そして、ライト父やライト妹の家族愛なんかも絡んできて、

見る側の心に直接訴えてきます。


そして、それを効果的にナンバーにのせているんです。

ソロもそうだけど、

デュエットがまた素晴らしい。


ライトとエル。

レムとリューク。

レムとミサ。

ライトとエルと刑事さん達。


いろいろな場面で、より心情的にデュエットを歌うキャラクター達。

本当に引き込まれました。



脚本と演出の力、歌の力を感じる作品だと思いました。



やっぱり、これだけ原作が知られている作品をミュージカル化するって、

すごいチャレンジですよね。

それを見事にされた製作スタッフに脱帽です。





あと、最後に・・・。


日本版を見た時に、結末についてをぐるぐる考えてしまった私ですが・・・。


その時の感想はこちらで。

日本版「デスノート」を見てきました~♪


日本版「デスノート」見てきました~♪ 続き




韓国版を見た時、どうしても詳しく韓国語が分からないので、

そこまで掘り下げて見れてないんですね。

感じることはできても、理解できてないこともある。

だから、韓国の方が見た時に、

このミュージカルをどう思うのかが知りたいと思いました。



私が日本版を見た時と同じようにグルグルするのかな?

どうなんだろうか?















やだ!

なに?この子!

可愛いっ