ミュージカル「レ・ミゼラブル」を見てきました~

実は、4/27に1度見に行って、今回5/27にもう一度行ってきたのでした。
4/27 PM1:00の回。
5/27 PM1:00の回。
あらすじについては、「レ・ミゼラブル」の公式HPを見てください~

他にもいろいろ情報満載です。
ミュージカル「レ・ミゼラブル」公式HP
ここからは、私の個人的な感想です~

ネタバレします~。
ご注意くださいね~。
といっても、ろくな感想かけそうもないです・・・



とりあえず、レポは、こちらで~

”たたかう者の歌が聞こえるか” 帝国劇場『レ・ミゼラブル』観劇レポート!
最近、このパターン多いな・・・



「レ・ミゼラブル」は、学生の時に1度見に行っただけで、
ほとんど内容を覚えてなかったので、
初めて見るような感覚でした。
でも、その時がたぶんミュージカル初観劇で、ものすごく感動したことだけは覚えているんですよね~。
「レ・ミゼラブル」は、ジャンバルジャンの生涯を描いているんですけど、
その周りを取り巻く人々の物語でもあるんですよね。
ジャンバルジャンは、もちろんのこと、
他のキャストの生き様がしっかり描かれていて、
それぞれに見せ場があり、
そして、最後にはみんな死んでいってしまう。
それも、自分の為ではなく、人のために・・・。
本当に切なくなり、何度も涙ぐんでしまいました。
物語の最後には、ジャンバルジャンは神のもとへ召されていく。
いろいろなことがあったけど、最後には幸せだったであろう彼の人生。
そして、夢半ばで死んでいった人達の人生。
それらを受継いで生きていくマリウスとコゼット。
3時間という短いミュージカルの中でも、
なにか、生きる希望というか、
生きることの意味までをも感じさせられた作品でした。
本当に長い間、公演されているミュージカルというだけあり、
素晴らしかったです。
ただ、ソングスルー(すべてのセリフが歌)のミュージカルということで、
それに慣れるのに時間がかかりました。
だから、最初見た時は、あまり感動できなかった。
物語を理解するのに、精一杯だったんですね。
でも、2回目になったら、内容が分かっているせいか、
一つ一つのセリフにグッと来てしまって、ちょいちょい泣いてました。
もちろん、物語だけでなく、ナンバーが素晴らしい!
「民衆の歌」や「ワン・デイ・モア」の総キャストでの大合唱では、
鳥肌が立つぐらい感動して、胸が熱くなりましたよ。
それぞれのソロも、本当に素晴らしいナンバーでした。
そして、今回、とても楽しみだったのが、
ジャンバルジャン役の韓国ミュージカル俳優のヤン・ジュンモさんでした。
私が見た2回とも、ジュンモさんでした。
いや、狙って行ってるので、当たり前なんですが・・・
ジュンモさんは、やはり韓国俳優さんというだけあって、迫力満点。
感情表現の豊かさは、本当に素晴らしかったです。
「ドラキュラ」で見た時から、迫力ある姿は見ていたのですが、
今回、「彼を帰して」という神への祈りの歌にとても感動しました。
静かに、でも強い意志で、神へ祈るジャンバルジャンの歌声は、
静かに静かに響いてきて、それが一層、心に沁みてきました。
ジュンモさんって、声楽を勉強してきただけあって、
本当に歌が上手いですよね。
細く弱い声を出しながらも、ハッキリ言葉が聞こえるって、
やっぱり技術もあるんだろうな~と思いました。
そして、彼自身がクリスチャンということもあり、
神への祈りが、嘘偽りのないものに見えてきて。
ジュンモさん自身もそのことは何かの記事で言っていましたし。
ジャンバルジャンは、パンを盗んだ罪で、19年間牢獄に投獄されます。
そして、仮出所しても、人々からは、囚人だったと差別されます。
やさしく手を差し伸べてくれた教会から、銀の食器を盗み逃げる。
でも、街の人々に捕まってしまいます。
そんなジャンバルジャンに、神父さまは、また手を差し伸べます。
その銀の食器はあげたものだと言い、燭台を忘れていると、さらにジャンバルジャンに渡します。
初めて罪を許されたジャンバルジャンは、衝撃を受けます。
そして、今までの自分を捨て、新しく生まれ変わることを神に誓います。
良い人になるんですね。
この神への誓いが、ジャンバルジャンのその後の人生の大本となっていくんですね。
なので、随所に神の存在を感じるミュージカルだなと思いました。
もちろん、フランス発のミュージカルなので、キリスト教の教えは、当たり前のようにあるとは思うのですが・・・。
こういうところは、日本人は、深くわからない部分ではありますよね。
もっと、その辺が分かれば、また違う感じ方があるのかもしれないと思って、
少し残念な気もしました。
まあ、日本人で無宗教なのでしょうがないのですが・・・

上で書いた部分は、1幕の冒頭からの部分なのですが、
ちょうど、公開練習のツベがその部分だったので、貼っておきます。
本番さながら!ミュージカル『レ・ミゼラブル』公開稽古
ジュンモさんの迫力ある演技もさることながら、
この神父さんの優しい心に涙してしまった私です。
これは、まだ練習段階ですが、1か月以上の舞台を経て、
さらに進化し、感動的になっていました。
そして、他のキャストがまた、それぞれ良いんですよね~

個人的には、エポニーヌが好き

エポニーヌは、マリウスが好きなんだけど、マリウスはコゼットに恋しちゃう。
そんなマリウスのために、コゼットに手紙を届けたりして・・・



切ないんだよ~



私的には、コゼットのような正統派のお嬢様より、エポニーヌのような生きるために必死な子が好きだなあ。
最後にはマリウスをかばって死んでしまう。
最後の最後に救われたと思ったのは、マリウスの腕の中で死んでいったこと。
それだけでも、本当に良かったと思った。
この辺も、私的には、涙涙でした・・・



エポニーヌ役は、今回見たのは、平野綾さんと昆夏美さん。
どちらも役にあっていて、とても良かったです。
あと、アンジョルラス。
革命のリーダーだから、やっぱりカッコいいですよね。
恋に溺れそうになるマリウスを諭すところも、リーダーらしかった!
私は、上原理生さんと野島直人さんを見ました。
二人とも、すごくカッコ良かったけど、特に上原さんは背も高く、熱い感じが良かったです~

あとね。
2回目見た時、ガブローシュにやられた!
ガブローシュは、子役ながらも、「レミゼラブル」にいなくてはならない存在。
彼が敵の死体から銃弾をとりに、砦をくぐり抜けて行っちゃう時は、
「行っちゃダメだよ~



案の定、撃たれちゃうし・・・



でも、泣けるのは、そこだけじゃないんです。
革命軍の砦の中で、学生たちは、市民が立ち上がって、
自分たちの援軍に来てくれることを信じてるんですけど、
でも、やっぱり不安に思う人もいるんです。
「来てくれないんじゃないか。やっていることは無駄じゃないのか。」
そんなことを言う人がグランテール(いつも飲んだくれてる人)なんだけど、
その彼をガブローシュが、抱きしめて慰めるんです。
ちょっと端っこの方で、そういうやりとりがあって、
それに気がついた時に、もう涙



1回目見た時は、まったくわからなかったところです。
その流れから、ガブローシュが死んだ時、彼を最後に抱いて寝かせてあげるのが、グランテールなんです。
もう、この辺、大号泣でした



ちょっと、メインで立っている部分ではないんですけど、
この2人に注目してみても、十分に楽しめると思いました。
というか、このミュージカルは、舞台に立っている人全員が、
その舞台の上で、一生懸命生きていて、それぞれの人生があり、
そんなところを見るのも、この作品の醍醐味のような気がします。
だから、何度でも見て、今日はこの人を注目したい!とか、
そういう風に何度も観に行きたいなと思いました。
とにかく、キャラクターそれぞれが魅力的に描かれてるんですよね

あ、忘れちゃいけないのが、テナルディエ夫妻。
私が見たのは、2回とも、駒田一さんと浦嶋りんこさん。
この2人は、もう、なんというか、生きることに貪欲で、
ちょっと酷すぎると思うところもあるんだけど、
このミュージカルの中で、笑いの部分を一身に背負っている人達ですよね。
そうは言っても、彼らの人生もまたあるわけで。
この2人、歌も上手いんだけど、やっぱり、演技が素晴らしい。
駒田さんは、あのふてぶてしさ。←褒めてます!
そして、りんこさんは、なんていうのかあまり顔の表情を崩さないんだけど、
それが逆に面白いって言うか。
そんな感じでした。
この夫妻は、このミュージカルの華でもありますね。一風変わった華

ああ、やっぱり、長くなってしまう~



そして、やっぱり、ナンバーの素晴らしさ。
同じメロディーが何度も出てくるので、耳慣れして、聴きやすいってこともありますね。
でも、やっぱり、「民衆の歌」「ワン・ディ・モア」の力強さ。
生きる力っていうのかな。
とにかく、胸が熱くなって、心が震えました。
私がミュージカルが好きな所以です。
胸が熱くなる・・・。
だから、今回久しぶりに見て、このミュージカルは、好きなミュージカルの一つになりました。
その「民衆の歌」「ワン・ディ・モア」のツベがあったので、貼っておきます~

『Les Misérables』 ♪民衆の歌イベントバージョン/オールキャスト
『Les Misérables』Flash Mob【ONE DAY MORE】『レ・ミゼラブル』2015年公演キャストによるフラッシュモブ映像
このフラッシュモブ。面白いですよね~

ジャンバルジャン、パンかじってるし・・・

ジャベール、お会計してるし・・・

テナルディエ夫妻、隣りの人達にパンを口につっこんでるし・・・

こんな面白い感じなのに、鳥肌立つよ~。
やっぱり、この歌が一番好きだな~

「レ・ミゼラブル」。東京公演は、6月1日までなのですが、
まだまだ地方公演が9月まであります。
ジュンモさんも地方公演に出演されるみたいですので~。
注)回し者ではありません。

2015/4/17~2015/6/1 帝国劇場(東京)
2015/6/10~6/30 中日劇場(愛知)
2015/7/8~8/1 博多座(福岡)
2015/8/8~8/29 梅田芸術劇場(大阪)
2015/9/5~9/7 オーバード・ホール(富山)
2015/9/17~9/24 静岡市清水文化会館マリナート(静岡)
そして・・・。
やっぱり、ここで終われないのが、シアペンの私

ジュンスがミュージカルアワーズに出演した時の「ワン・ディ・モア」を貼っちゃいます~

120604 第6回 ザ・ミュージカルアワーズオープニング(歌詞日本語訳)
韓国のミュージカル俳優さん達の共演。
素敵だわ~

ジュンスはこの時、マリウスですね。
ジュンスには、最終的には、ジャンバルジャンを演じてほしいんだけど、
やっぱり、その前にマリウスを演じてほしいですね。
革命の大事なさ中に女にうつつを抜かす男、マリウス(Cちゃん談

でも、マリウスは、恋したり、革命後も一人生き延びてしまって悩んだり、
人間の弱い部分というか、人間らしいというか、
そんな部分もさらけ出して演じなければならないので、
そういう役にも挑戦してほしいですね。
若いうちにしかできないし・・・。
もちろん、アンジョルラスも演じてほしい。
そして、ジャベール、ジャンバルジャンと続く・・・みたいな。
もっと歳をとったら、テナルディエもいいな~。
あんな悪党をコミカルに演じられたら、ミュージカル俳優冥利に尽きるだろうな~。
あ、ちょっと待て。
その時まで、私が元気に韓国に見に行けるのだろうか・・・。
早めにお願いします~

この見た目の感じは、マリウスにぴったりだわ~



ちょっと、オレ様かしら?



長々と失礼しました。
次回は、出待ち編・・・。お楽しみに・・・。
続くのか?!


