3月11日 東日本大震災から4年です。
あの地震と津波で命を落としたたくさんの方達のご冥福をお祈りします。
あれから、毎年、この日になると、今、私に何ができるのかということを考えます。
でも、いつも思うことは、大きな事は出来ないということ。
だけど、小さなことでも自分のできることを考えようと思います。
まずは、今生きている自分の命を精一杯生きよう。
そして、自分の周りにいる家族や友達を大切にしよう。
それから、たいしたことはできないけど、この日に毎年寄付をしよう。
そのぐらいしかできないけど・・・。
それで、今年は、もっと何かできないかとか、
私に出来ることはないかとか、一生懸命考えて、
一冊の本を紹介することにしました。
子供たちに伝えたい
「原発が許されない理由」 小出浩章:著
あの震災の津波により、福島第一原発で大事故が起きてしました。
多くの人達が避難を余儀なくされ、いまだに帰れない人、帰らないと決めた人などが多くいる現実。
原発自体も、40年かけて、事故の収束、廃炉にすることが決まった今でも、
問題は山積みになっています。
こんなに地震が多いこの国で、54基もの原子力発電を抱えていく危険。
なぜ、原子力発電は危険なのか?
本当に原子力発電は必要なのか?
そういうことをわかりやすく説明してくれてます。
私がこの本で、一番衝撃を受けたのは、
「福島第一原発で作られた電力は、福島には供給されない」
ということです。
では、どこでその電力が使われるか・・・。
関東、主に東京でした。
あの震災による原発事故で、避難生活を余儀なくされていた人たちは、
その原発の電力は使ってなかったんです。
それを知った時、本当に申し訳なく思いました。
このままでいいんだろうかと思ったんです。
そして、放射線を浴びた時の影響は、年齢が若ければ若いほど、影響が大きいということ。
私も子どもをもつ親として、やはり子供への影響は、本当に心配です。
だからこそ、きちんと原発について理解しなければならないと思いました。
この本は、反原発の本ですので、いろいろな意見もあるでしょうが、
やはり、理解することはとても大切だと思います。
原子力発電を稼働した時に電力を得ると同時に、
放射性物質という副産物が生まれます。
放射性物質は、死をもたらすほど危険ということは、
私達は誰でも知っています。
数百万年たたないと、その物質の毒性は消えません。
原子力発電を稼働すれば、どんどんたまっていくその放射性物質という危険な毒。
これを無毒化する方法を人類は知らないし、
それをどうやって、処理するのかも、日本では決まっていません。
そんな不透明で、危険な状態のまま、原子力発電を稼働するべきではないと思うのです。
というよりも、そんな危険な物質を作り続けていいはずがありません。
子どもたちの未来に、
人類の未来に、
そんな危険なものを残していいのか。
原子力発電の話は、東北の復興とは直接関係ないのですが、
ぜひみなさんに読んでほしいと思ったので、
今年は、このお話を書いてみました。
最後にこの歌を・・・
僕と彼女と週末に 櫻井和寿
君を守りたい・・・
東北のみなさんに、たくさんの笑顔が訪れますように
みんなに幸せな笑顔が訪れますように
この美しい地球の景色が永遠に続きますように