日本版「モーツァルト!」を見に行ってきました~♪




















11月20日 昼公演













11月27日 昼公演











主役であるヴォルフガング。

今年で最後の出演といわれる井上芳雄くんと、

今回で2回目の山崎育三郎くんの両方見てきました~♪

うん!この二人のヴォルフガング!素敵でしたよ~♪




そして、主役の若い二人を固めるベテランの俳優陣

存在感アリアリ


もうね。この俳優陣は、一人一人がすごい人達ばかりで、

それだけでも、見る価値があるのでは?と思っちゃいますね。






でも、なによりもやっぱり、このミュージカルの音楽が好きっ


何度も何度も聞いているということもあると思うのですが、

ホントに好きなんですよね~



ストーリーとしては、イマイチしっくりこなかったところもあるのですが、

もう、音楽ですべてを凌駕してしまう感じでした!


私の場合、良かったな!と思うミュージカルは、

やっぱり音楽が良かったと思う作品なんですよね。





あと、何度も上演されていることもあり、

やはり、すべてにおいて、完成されているという感じでした。

全体の演出の力というのか・・・。

全員が出てきて歌う時の迫力は凄まじいものがありました~


一糸乱れぬという感じなのですが、そこに引き込まれたという感じです。











あらすじ

幼き頃より“神童”と謳われたヴォルフガング・モーツァルト(井上芳雄/山崎育三郎 Wキャスト)は、音楽家として過大な期待を寄せる父親のレオポルト(市村正親)や姉ナンネール(花總まり)、ヴォルフガングの才能の独占を図るザルツブルクの領主であるコロレド大司教(山口祐一郎)らに囲まれ、本当の自分と周囲のイメージとの差に戸惑う日々を送っていた。
そんな折、ヴァルトシュテッテン男爵夫人(香寿たつき/春野寿美礼 Wキャスト)の援助を得たヴォルフガングは、愛する家族を残し、全ての束縛を絶つために、故郷ザルツブルクを飛び出し、音楽の都・ウィーンで成功を収める。
ありのままの自分を受け入れてくれるコンスタンツェ(平野綾/ソニン Wキャスト)との愛を育み、全てを手にしたかに見えたが、ヴォルフガングの人並み外れた行動は、愛する人たちから理解されず、逆に心が遠ざかる結果となる。
全ては“音楽の才能=アマデ”に支配される運命にあることに、ヴォルフガングは気付き始めるのだった・・・。




ミュージカル「モーツァルト!」公式HPより






私的には、ストーリーを掴み切れなかったにもかかわらず、

最後の「影を逃れて」の時は、号泣してました・・・。←いつもか?

やっぱり、歌の力に引き込まれたんだと思います。







ここから、ネタバレします~!

結末を知りたくない方は、特に注意してください~!











ヴォルフガング(人間)と、

小さいころ神童と呼ばれていた頃のままの姿のアマデウス(才能)。

アマデウスは、ヴォルフガングにしか見えない存在ですね。

ヴォルフガング自身は、自由奔放で、快楽に溺れてしまう人でした。




ヴォルフガングは、厳しい父親との確執があったり、

コンスタンチェの家族からお金をせびられたり、

コロレド大司教からの束縛からの嫌がらせや、

世間から認めてもらえなかったりと、

運命に翻弄され、自分の思い通りには生きられない。

それは、自分の持つ才能(アマデウス)のせいでもあるんだけど・・・。


でも、いつも、自由に生きたいと願っていた。

そして、父親に才能(アマデウス)ではなく、

本当の自分(ヴォルフガング)を愛してほしいと思ってる。

でも、結局は父親には、自分を認めてもらえないまま、父は死んでしまうんです。


そんな失意の中、作曲を続けるヴォルフガングは、

自分の血で曲を書いているんです。

そして、最後には自分の血も残っていなくて・・・。

心臓にペンを突き刺し、死んでしまう。



運命に翻弄されたヴォルフガングの苦悩と悲しみが、

このミュージカルのテーマだと思うんです。←違ったらどうしよう・・・。

「影を逃れて」という曲で終わるので、

たぶん、それがテーマなんじゃないかなと思うんです。

でも、なんとなく、分かりづらい感じは、あるんですよね~。

音楽がいいだけに、それが残念でした。

あ、私がそう思っただけで、ちゃんと伝わってるかもしれないですね。

私には、そう感じたということなんです。


でも、そんなストーリーのイマイチ感を吹き飛ばす、仕上がりですよ!

音楽の力、個個の力、全体の力。

そんな力が、十二分に発揮された作品になっているのでないでしょうか。


上げたり下げたり、どっちなんだ?!





あと、ちょっと、疑問に思ったところがあって・・・。

最後のシーンで、アマデウス(才能)は、いつも自分が使っていた白い羽のペンをヴォルフガングに渡すんですね。

それで、その白い羽のペンを刺して、死んでしまうわけなんですが・・・。

ヴォルフガングが使っていたのは、いつも赤い羽のペンだったと思うんです。

で、アマデウスが白い羽のペンをずっと持っている。

だから、あの最後に渡したことの意味ってなんなんだろうって、

ずっと考えているんですが、分からないんです


誰か、知ってる人教えてください~!




まあ、そんな私の疑問は、置いといて・・・!


観に行こうか、どうしようかと思っている方がいたら、

ぜひ見に行ってください~♪

とても、素晴らしい作品だったと思います~♪



帝国劇場のチケット、井上芳雄くんの方は、完売も出ていて、

非常に少なくなっているみたいです。

なので、見に行きたい方はお早めに~! ←帝劇の回し者?








帝国劇場      11月8日土曜日~12月24日水曜日


梅田芸術劇場   1月3日土曜日~1月15日木曜日








もうちょっと、「モーツァルト!」の記事、続きます~