世の中の流れをまったく無視して、ドラキュラの道を行く私・・・
でも、これ、終わらないと、私のJUST USが始まらない~

この記事は、前の記事の続きです~。
まずは、こちらを読んでください~。
ドラキュラ観賞日記 その20 あらすじ&感想18
ふうー!終わった!
とりあえず、あらすじが終わった!
もう、最後のシーン。泣きながら書いちゃった・・・。
やっぱり、最後のシーンは、言葉の意味が分かった方が、断然泣けるね



7月に見た時は、最後のシーンだけは、イマイチ泣けなかったのですが、
8月は、訳をちゃんと読んでいった分、余計に泣けました。
でも、今、改めて書いてると、またさらに泣けるわ~



ということで、まずは・・・。
「The Longer I Live」
この曲は、ミナ達が自分を退治しに来ることを感じたドラキュラが、
失意の中で歌う歌ですよね・・・。
この歌、古い城という設定で、巨大な城壁の中、崩れているところもあり、
荒涼とした雰囲気のセットでした。
そんな中を一人歩きながら、歌うナンバー。
本当にただ歩きながら、歌うだけなんです。
それなのに・・・。
ドラキュラの深い悲しみ・・・。
葛藤・・・。
苦しさ・・・。
孤独・・・。
いろんな感情が心に流れ込んできて、胸が苦しくなりました。
ドラキュラは、400年間、本当に孤独だった・・・。
本当に苦しかった・・・。
その暗黒に、ミナを引き入れることは出来ない・・・。
でも、やっと巡り合えたミナがいなければ、またその孤独で辛い日々になる。
もう、それは耐えられない・・・。
そんな風に今は解釈するけど・・・。
でも、舞台を見ていた時は、あまり言葉の意味が理解できなくても、
ジュンスのその歌で、ドラキュラの悲しい心情を・・・。
心で感じることができたんです。
そして、気が付いたら、泣いていました。
ただ歩いて、歌っているだけなのにね・・・。
どうして、こんなにジュンスの歌は、見ている人の心に突き刺さるのか・・・。
このシーンは、本当に悲しかったのですが・・・。
私は、ドラキュラの孤独を一番感じました。
見えている以上に、荒れ果てた城を一人彷徨うドラキュラが見えて。
それは、今だけではなく、400年の間、繰り返されてきた光景なのではと、思ったんです。
風が吹きすさぶ中、当てもなく、ただ歩いているだけ・・・。
400年って、果てしない時間の長さですよね・・・。
簡単に辛いとか、悲しいとか言い表せないような心情じゃなかったのかな・・・



そう思うと、私も本当に悲しかった・・・
そこまで、思わせるほどのジュンスの歌・・・だったと思います。
そして、そのシンプルな演出が、良かったな。
そして、やっぱり、このナンバー。歌詞が切ない!
あなたのいない永遠は空しい
あなたのいない私の世界は止まってしまう
あなたがいなければ私の世界は止まってしまう
あなたがいなければ私の心臓は止まってしまう
最後は、この言葉の繰り返し。
もう、この歌詞見たら、泣くしかないよね?!←違う?
いや、歌詞全部が切ないけどね・・・。
ああ・・・。この歌は、本当に悲しかった・・・



そして、そのまま最後のシーンへ。
ミナが城にある石像を見て、自分の前世を思い出すのですが・・・。
この石像についての舞台デザイナー・オピルヨンさんのお話がまた泣けるんです・・・



最後のシーンに石像がたくさんあることについて
「400年の長い時間、ドラキュラは、何をしますか?失意の中で自分の妻の姿を彫刻したのだと想像しました。あの像は、ドラキュラ自身が夢見る理想的な瞬間を彫刻したのです。」
記事元
http://navercast.naver.com/magazine_contents.nhn?rid=1487&attrId=&contents_id=65837&leafId=1487
要するに、あのミナが石像を見て、自分の前世に気が付く、その石像は・・・。
400年の長い時間、ドラキュラがエリザベサ(ミナ)を想って彫ったものなのです・・・。
もう、これ、泣けた・・・



そして、すべてを思い出したミナは、ドラキュラと永遠を生きることを決意します。
でも、この時、すでにドラキュラの意思は決まっていたんですよね。きっと・・・。
ミナが歌っている途中に、奥から出てくるドラキュラ。
ジュンスは、もうすでにこの時から泣いていました・・・



もう、それ見ただけで、ダメ・・・。
そして、つかの間の抱擁です。
この時のジュンスの手が!
また、優しいのよ~っ



この手ね



もうね・・・。
腕をなでたり、頬に触れたり、頭を優しくなでたり・・・。
こんな切ないシーンなのに、いろいろなことしてるドラキュラ・・・

それを見逃さない私・・・

バカでしょ~~~っ

でも、しっかり泣く・・・

あはは

この抱擁している間の歌も、切なくて、とても綺麗な旋律のナンバーなのですが・・・。
ジュンスは結構泣いてたと思う。
もちろん、ソナさんも泣いてたけど・・・。
だから、綺麗な旋律というよりは、切なくて悲しい感じでした。
ジュンスは、ライブとかで歌う時、本当にCDで聞いたのと同じように歌いますよね。
絶対に音程やリズムを外さない。
でも、ミュージカルは、その辺は違いますよね。
悲しいから、泣いちゃうから、感情が溢れているから、
その時々によって、全然違う声になっていたり、
時には声を詰まらせたり・・・。
それが、ミュージカルでのジュンスの醍醐味のような気がします。
で、ミナを暗黒に染めることはできないというドラキュラ。
最初は激しく抵抗するミナ。
でも、ドラキュラが自分の苦しみを叫ぶんですよね。
私の絶望の中に
あなたを閉じ込めることはできない
血と苦痛の世界から離れさせてください
暗黒の中に呪われた私の人生
他人の血をむさぼって
影の中の魂
こんな命 こんな人生
死ぬより苦しい
私を愛してるなら自由にしてください
ここ、とても激しかったです。
本当に叫んでる感じだった・・・。
本当に苦しくて、つらいんだって気持ちが伝わってきた・・・。
実は最後のシーンで、ここが一番泣けた私。
こんなドラキュラ見たら、ミナもドラキュラを苦しみから解放してあげたいと思っちゃうよね



やっぱりね。
なんだかんだ言っても、ドラキュラは、400年間本当につらかったんだと思う。
完全にドラキュラ目線で鑑賞の私。
そして、激しかったのがウソのように・・・。
小さく、弱く、懇願するドラキュラ。
・・・お願いします・・・どうか・・・
・・・私に夜を許してください・・・
・・・永遠の安息が訪れるように・・・
もう、激しかったり、弱弱しかったり、ドラマティックで本当に切ない・・・



そして、最後のフレーズ・・・。
この部分は、「Please Don't Make Me Love You」のメロディーなの・・・。
ミナのドラキュラに惹かれてはいけないって葛藤するナンバー。
ジョンウンさんのMVがまた切ないナンバー。
愛してはいけない
願うけどだめ
以前の私の人生をどうか取り戻させて・・・
こんな歌詞だったんだけど・・・。
今まで、ずっと、「愛してはいけない」って歌っているのに、
最後の最後で、同じメロディーで、
愛しています あなた
あなたを愛してます
愛しているから・・・
・・・あなたのために
・・・・私が・・・離れていきます・・・
って歌うのよ~



こういうのに弱い私



ミュージカルでよくある、同じメロディーなんだけど、
そのシーンで歌詞が真逆になってるというか、違うってやつ・・・。
こういうのに弱い~



エリザにもあるよね~



この最後のフレーズで・・・。
ミナを愛してる。
ミナを暗黒に染めたくない。
そして、もうこんな人生は終わらせたい。
そして、愛しているからこそ、離れられなければならない。
そんなドラキュラの心が感じられて、本当に悲しかったです



ドラキュラの最後のシーンで・・・。
ミナを棺おけの前に連れて行くんだけど、
ジュンスは絶対にミナの手を離さなかった。
ジョンハン先生は、ちょっと離すんだよね。
こういう違いにも、グッときちゃう。
もちろん、手を離さないジュンスに~

だって、私はシアペン。
この時、微笑んでいるように見えたの。
思いっきりはしてないと思う。
そういうふうに見えたってぐらい・・・。
ミナに「いいんだよ」って言ってるのか・・・。
苦しみから解放されるのが嬉しかったのか・・・。
わからないけど・・・。
本当に辛く、孤独だったドラキュラにとっては、永遠の眠りにつくことは、
やっぱり、幸せなんだよね。きっと。
そんな風に感じました。
そして、最後のキスして、短刀を持っているミナの手を引き寄せて、
自ら刺して、眠りにつく・・・。
そして、棺おけが後ろに倒れて、横になって、
その棺おけにすがりついてミナが泣く。
って感じで終わりました。
この最後が、結構、一瞬だったのね。
口づけして、刺すまでが・・・。
ここは、もう少し伸ばしてほしかったけど、これはきっとこれでいいのかな。
なんか、あっという間に終わっちゃったのが、悲しかったけど。
で、私のあらすじでは、ミナは助けに来たジョナサンを振り切って、棺おけにすがりつくって書いたんですが。
これは、ソナさん(ミナ)&ガンヒョンさん(ジョナサン)の時だけです。
ジョンウンさん(ミナ)&カイさん(ジョナサン)ペアの時は、
ジョナサンは、ミナに触らないの。
だから、振りほどいてという演出はなかったです。
これ、ソナさんとジョンウンさんの違いなのかな?
でも、振りほどいて行った方が、よりドラマティックですよね。
最後が、あまりにもあっさりだったので、
その方が良かったように思います。
あと、最後のシーンで、ヘルシングとジュリアの結末もきちんと描かれてましたね。
スレーブの中に、ジュリアを見つけたヘルシングは追いかけていって、退治するのです。
ドラキュラとミナの最後のシーンで聞こえる断末魔は、きっとジュリアだと思います。
そして、最後にミナが墓に縋り付いているシーンで、
城壁の上で、ジュリアが来ていた赤い衣を持って佇んでいるヘルシングが出てくるんですよね。
この辺のヘルシングとジュリアのサイドストーリーも、きちんと完結させているところが良かったですよね~。
昼公演と夜公演の間にお茶した時、この最後のヘルシングを見て、
「ドラキュラの置き忘れた赤いコートを持ってるのかと思った。」
と言った、cちゃんとaちゃん。
大爆笑だったよ~っ



ちゃんと、ジュリアのことを教えてあげました



2幕は、正味1時間ぐらいの短い幕でした。
暗転も1回ぐらいしかなく、セットが回転して舞台が変わるので、
テンポが速く、あっという間に終わってしまった気がします。
でも、ギュギュギュッと内容の詰まった展開になっていたと思います。
全体的に見て・・・。
私はやっぱりこのお話、好き

このあらすじ&感想を書いていて、どっぷりドラキュラの世界に浸ったけど、
内容を深く考えれば考えるほど、好きになった気がします。
泣けるラブストーリーが好きな人は、好きと思う。
というか、もともと、ヴァンパイアものが好きっていうのもありますね。
最初、7月に見た時、韓国語をあまり理解できなくても、すごく泣けたし、
ストーリーも分かりやすかったです。
素晴らしい舞台装置、美しい舞台セットや衣装、
個性的なキャラクターと、いろいろな部分で楽しめました。
最初、日本版を見た時ののっぺりとした印象は、韓国版にはなく、
感情表現の豊かさと、歌の巧さに、魅せられました。
やっぱり、私は、韓国ミュージカルが好きなんだなと実感したんですよね。
そして、やっぱり、ジュンス!
トートとドラキュラの比較をする必要はないけど、
超人的なキャラクターということで、同じ感じかと思ったら、全く違って。
愛情深く、どこまでも人間的な感情をもったキャラクターを魅力的に演じていたと思います。
ま、もうちょっと、カリスマ性を出してもいいけど・・・。
だって、カッコいいから・・・

いや、十分にカッコ良かったけどね

そして、感性溢れるジュンスの歌に、泣いて泣いて泣いて・・・。
本当に素晴らしかったと思います。
ホントに凄い男なんだよ~。
こんなに私を泣かせる人、いないからっ!!!
ああ、全然〆られない・・・。
ただ、ダラダラと書いちゃってる~。
なので、強制終了・・・。
とにかく、素晴らしいドラキュラだった。
何度も観に行けて、本当に幸せでした。
いろんな人や、いろんなことに感謝です・・・。
とりあえず、これで、「あらすじ&感想」は終わりです。
長い間、読んでくださったみなさま。
本当にありがとうございました。
たくさんのイイネやコメントやメッセージもありがとうございました。
本当に私の超個人的な感想にすぎないのですが、
たくさんの方に読んでいただき、感謝しています。
本当にありがとうございました。
私の思い違いも多々あると思いますので・・・。
これ、違うんじゃない?!って思ったら、ぜひともお知らせくださいね~♪
本当にありがとうございました~

で・・・。
もう少し書くと思うけど、よろしくて・・・?!
だって、ジョンハン先生の最後のカテコとか書きたい・・・

ミアネ~っ
