2014.1.17-2014.1.19
韓国ミュージカル「DECENBERディセンバー」を見てきました~♪



前回のあらすじはこちら。

DECEMBERディセンバー 観劇日記その12 あらすじ&感想9




今回であらすじは終わります! ←宣言したぞ!


終わりになって言うのも何なのですが、
このあらすじは、私が感じたままを書いているので、
私の解釈になってしまってると改めて思ってます。

やっぱり、感じ方は人それぞれだと思うんです。
私と同じように感じる方もいるし、感じない方もいると思います。

だから、このあらすじに関しては、私の見たDECEMBERディセンバーと思って、
読んでいただければ幸いです。

って、今頃になってこんなこと言う私って・・・。ごめんなさい。





完全にネタバレします!
内容を知りたくない方はご注意ください~
あと、私シアペンによる独断と偏見による感想ですので注意ください
そして、私の聞き取れた範囲の内容となっていますし、
記憶違いもあると思いますので、間違っていたりすると思います。
ご了承ください。
間違っていたら、遠慮なく教えていただけると嬉しいです。




あらすじは、青。
歌やセリフは、紫。セリフは「 」。歌の題名は『』をつけます。
私の感想は、ピンク。





********************************






1階客席入口の方から、ソンテとヨイルが歩いてくる。

客席の通路を最前列まで歩いてくる。

ジウクの舞台を二人で見に来たらしい。



ソンテ「早く来い。早く来い。」

ヨイル「わー!こんなにいっぱい人がいる~!こんにちは~。」

はしゃぎながら最前列へ。


ソンテ「みなさん、こんにちは~!」

     チャング~!」 と観客に呼びかける。

観客「ノレチャラ~!」


このカタカナで書いたところ、意味は良くわからないのですが、
ソンテが「チャング~!」って言ったら、
観客が「ノレチャラ~!」って答えたんです。なんだかわからないけど・・・。

最終日は、ここで、
ソンテ「シア~!」 観客「ジュンス~!」と叫ばせたそうですね。
素敵~




ソンテ、答えた観客に「狂ってる!狂ってる!ははは。」

ソンテ「さあ、早く座ろう。

     (チケットを見ながら。)1階、C列、8番、9番・・・。うん?

     (すでに座ってる観客を見て)C列・・・。8番・・・。なんでだ?」


ヨイル「出て!なんで座ってるの?出てくれない?」


ソンテ「C列8番9番、1月19日日曜日で、日にちもあってる。

     場所、芸術の殿堂・・・。タクシー乗って30分・・・。地下鉄・・・。」


世宗文化会館が正解だから、場所が間違ってたんですね。
ちなみに芸術の殿堂は「エリザベート」がやっていた場所です。
このセリフは、日にちを間違えている時もありました。



ヨイル、ソンテに平手打ち。

ヨイル「離婚よ!」


歩き出すヨイル。追いかけるソンテ。


この間もヨイルとソンテの面白い会話が続きました。
毎回違うことを言ってた。

ソンテ「この席の人、俺よりも痛そうな顔してたぞ!」とか・・・。

このソンテとヨイルのやりとり、ホントに面白かった!
観客、大喜び~♪ 拍手喝采。





舞台では、アンサンブルの皆さんが並んで歌いだす。

それを見ているジウク。




『안내 노래 BandVer  案内の歌』 アンサンブルの皆さん


観客の皆さん こんにちは

私達の公演にお越しいただき ありがとうございます

楽しい公演のために

公演中 食べ物 NO

席移動 NO  携帯電話 NO NO NO

公演中 写真を撮ったり

フラッシュをたいたりしたら

退出していただくこともあります

さあ それでは はじまります

楽しんでくださいね




この歌は、このミュージカルが始まる時にも歌われる歌です。

バラコンで、ジュンスがジニータイムで歌ってくれた歌ですね♪










この動画はバラコンのジニータイムの時の『案内の歌』です♪

ジュンスがちょっと踊ってますよね。



2幕のこのシーンでは、劇団員がこれから始まる舞台のために歌っています。

それで、振り付け付きで歌ってるんですが・・・。面白かったです。









ジウクが劇団員に挨拶する。


ジウク「もう 私の作った作品は皆さんのものです。

     
みなさんの舞台が上がる瞬間。

     私に出来ることはもうありません。

     別れのようです。

     行ってしまう人がいて、新しい人に出会う。

     そんな幕が上がる瞬間、
     
     僕がつくった話、僕がつくった歌も、

     もう、僕のものではありません。

     ま、時々、きっぱりできずに口ずさむこともあります。」



ジウク、歌いだす。そして、Turn it upを踊る。



劇団員拍手喝采。「おお~!ブラボー!ブラボー!」


ジウク「僕も分かってる。」  爆笑



ここ、観客も「おおー!」って感じで、大喜び。
ジウク、最後、ちょっと本気で笑ってた・・・。ぷぷ。素のジュンスになってた。


で、コニョンさんは、この時、踊るんだけどすぐやめちゃうの。
それで、「ブラボー!」って言われたら、「ごめんなさい。」って謝るのが、可愛かった







ジウク「さあ、楽しんで来てください。皆さんの公演、本当におめでとう。」


スタッフ「さあ、準備して~!」


劇団員たち「行こう!行こう!」



控室から出ていく劇団員たち。

スタッフの一人が、ジウクに手紙を渡す。



スタッフ「監督様、これ。この間いらしたお友達の方がさっきいらして、


 公演を見れないって伝えてくれって言ってました。」


ジウク「ありがとう。」




室に残ったジウクとファイ。

ファイは緊張して、机に手をついて下を向いている。

ファイに声をかけるジウク。




ジウク「大丈夫か?気分。コンディション。全部。」


ファイ「はい。・・・・・。化粧やりすぎでおかしいでしょ・・・。」


ジウク即答。「やりすぎだ。」 
リラックスさせようと冗談を言う。


ファイ「ふふっ。」


笑いあう二人。


ジウク「出来るよ。大丈夫だ。」やさしく声をかける。


ファイ「ありがとうございます。」


公演の始まる音が聞こえる。


ジウク「始まったな。」


ファイ「はい。ご覧になりますよね?」


ジウク「もちろん。」


ファイ「今、聞いてもいいですか?

     私がもしもあの人に似ていなかったら、監督様に逢えてましたか?」


ジウク「君を通して、他の人を見たくない。」


ファイ「ふふっ。監督様の長い間記憶に残る人が私だったらいいのに。」



ジウクにキスして、走っていくファイ。






 







びっくりした後、思わず笑うジウク。


控室の鏡に向かって、髪を整えてみたりする。






ジウク「・・・行ってしまう人もいて、新しい人に出会う・・・。」




さっきスタッフから受け取ったフニからの手紙を取り出し、読み始める。





フニの手紙

「突然、急用ができて公演を見ることが出来ない。すまない。

 封筒の中にもう1通手紙がある。

 お前が見るべきだと思って。

 イヨナが昔、俺に送った手紙がだいぶ遅れて到着したんだ。

 お前に渡すよ。


 それから、謝るよ。

 お前に狂ったといった言葉。

 狂おしいほど恋しいんだよな。


 お前が羨ましいかった。

 お前が本当に羨ましかった。」





バカだなとでもいうような表情で、泣き笑いのような顔のジウク。

封筒にもう1通手紙が入っている。

それを出して読み始めるジウク。






イヨナの手紙

「今日も向かいの家の屋上に昇りに行きました。

 そして、あの人が来るのか・・・。

 何日になるのかな。

 なんで、私がこんなことをするかわからない。

 顔が思い出せないのがもどかしい。

 こんな人となら、たぶん嬉しい恋を始められるみたい。

 そして、人が気安く言えない言葉があるなら・・・。

 たぶん・・・。

 死んでも、今の気持ちは消えない・・・。

 やぼったいでしょ。

 軍隊にいる人にこんな話するなんて。ごめん。

 空が澄んできた。

 この冬も、こうやって来たみたい。

 お元気で。」





手紙を読みながら、涙がとまらないジウク。


立ち上がり、歌いだすジウク。











これは、ショーケースの「12月」を歌うジュンス。
この先はコレを聴きながら読んでいただくと、嬉しいです。








『12월 12月』  ジウク
 

路地裏に夜中に積もった雪
白黒映画のような思い出が
この道をついてくるのに

白い息が空に散れば
君を見送ったこの道を
今は一人で歩くけれど

白く消されていった時間
そんなふうに君を消して
君届かなかった僕の心は
空にまた帰っていく
君に



共に描いた夢
まだ僕にあるよ
二度と逢うことが出来なくても
これが終わりでないことを

白く消されて行った時間
そんなふうに君を消して
君届かなかった僕の心は
空にまた帰っていく
君に





ジウクの下宿があった街。

あの向かいの家が見える。

イヨナが周りを気にしながら、その家の下に現れる。

最初に出会った時と同じ帽子、同じ服を着たイヨナ。

屋上に上がるイヨナ。

ジウクの下宿の方を見ている(と思う)イヨナ。





そんなイヨナを下から見上げているジウク。

涙がとまらない・・・。

イヨナに手を差し伸べるジウク。




ジウク「イヨナ・・・。 イヨナ・・・。」






君はまだあの場所にいるだろうか
白く翳んだあの町
君に届かなかった歌
空にまた帰っていく

君はまだあの場所にいるだろうか
白く翳んだあの町
君に届かなかった歌
空にまた帰っていく


君に

君に
 






屋上へ駆け上がるジウク。

イヨナと抱き合う。





イヨナ「 ト バ (また会おう)・・・。」



ジウク「 ウリ ト バ (僕たち、また会おう)」






fin


 
 









最後のイヨナの手紙で、イヨナもジウクに初めて会った後、

ジウクに逢いたくて、何度もあの屋上に行っていたことがわかるんですが・・・。

たぶん、ジウクもイヨナがこんなことをしていたことを初めて知ったんだと思います。

学校で2度目に逢った時のイヨナが、とてもそっけなかったし、

学生運動をするような男勝りの性格だったから、

きっと、ジウクにそんなことは言ってなかったんじゃないかと思いました。





そして、フニ・・・。
フニはイヨナのお墓にしょっちゅうお参りに行ってたかもしれないです。
そんなことを感じさせる会話があるのですが、確証が持てなくて載せなかったんです。
フニも、イヨナを忘れられなかった。

最後に「羨ましかった。」という言葉なのですが・・・。
イヨナと少しでも付き合うことが出来たジウクが羨ましいって気持ちと、
今まで純粋にイヨナのことを想ってきたジウクの気持ちが、
自分とはだいぶ違っていて、それも羨ましかったのかなと思いました。
どなたかのブログかツイで、フニは汚職議員になってしまったらしいと見たので、
汚れてしまった自分とは違う純粋なジウクが羨ましかったのかも・・・。
これは、かなり勝手な憶測です。


フニにももっとスポットを当てても面白いと思うけど、
これ以上だと話がダラダラしちゃうかもしれないですね。
フニのシーンもだいぶカットされたみたいだし。
カットされた部分に、フニのもっと詳しい話があったのかも?!









そして、ここからは、思いっきり私なりの感想です



実は、ディセンバーを1回目見た時、

まだ韓国語がよく聞き取れなかったこともあり、

お父さんとフニの病院の会話、フニとイヨナの手紙の内容なんかも、

よくわからなくて・・・。

最後にジウクがどう思ったのか、自分の中ではっきりしなかったんです。

ジウクは、

イヨナを忘れて、ファイと新しい恋を始めるのか・・・。

それとも、やっぱりイヨナを忘れられないのか・・・。

これがよくわからなくて、モヤモヤしたんです。


でも、回を重ねて見るごとに、手紙の内容やお父さんの言葉が分かって、


「ああ、ジウクはイヨナのことをまったく忘れてないんだな。

この人は一生、イヨナを想って生きていくんだな。」


と、自分の中で結論出したんです。

そしたら、その答えが私の中にストンと、はまって・・・。

そう思ってみたDECEMBERディセンバーは、本当に泣けました。

だから、ここで書かせていただいたあらすじも、

根底にそういうジウクの想いがあるって前提になってしまったと思います。





1幕終わりでイヨナと最後に逢った時、イヨナは「すべて忘れたら、また会える。」と言いました。

それを信じて、イヨナはどこかで生きていると思って生きてきたジウク。

イヨナを忘れることが全くできなかったジウク。

それほどまでに思いが強かったんですよね。

そう思うとジウクが本当に切ないです。



そして、最後のシーンで、ジウクの幻想なのか、

あの頃のイヨナにジウクが逢えますよね。

そして、「ウリ ト バ。(僕たち、また会おう)」って言うんですが。



この「ト バ。(また会おう)」って言う言葉をイヨナがギターに彫っていた時、

(1幕のシーンで、2人でアジトにいる時です。)

「不安にならない言葉。悲しくない言葉。そして、また生きていける言葉。」

って、ジウクに言いましたよね。


「また生きていける言葉。」


だから、ジウクは今まで生きてこれたし、これからも生きていけるのかなって、思いました。



だから、2幕最後のシーン。

幻想かもしれないけど、イヨナとまた逢えたジウクが、泣きながら抱き合うシーン。


ジウクは、イヨナに逢いたくて、逢いたくて、逢いたくて。でも、ずっと逢えなかった・・・。

そして、イヨナにやっと逢えたことがうれしくて・・・。


本当に胸がぎゅうってなる切ない終わり方でした。




ジウクは、いつかファイや他の人と新しい生活を始めることが出来るかもしれない。

でも、イヨナへの想いは、絶対に消えない。

そんな忘れられない愛がある・・・。

私にとってのDECEMBERディセンバーは、そんなお話でした。




とにかく、泣けた~。

なんども書いてると思うけど、

「エリザベート」のような派手さもないし、劇的なストーリーでもない。

普通にどこにでもいる人の切ないお話し。

でも、どこか心に残る。

見終わった後に、暖かい気持ちになる。

そして、何度でも見たくなる、そんなお話でした。

何度も見て、何度も切ない涙を流したいミュージカル。

小劇場でいいから、ずっと続いていくといいですね。



初日から、大幅に変更して、最終的にこの形に落ち着いた(?)んだと思うけど、

とても素敵なミュージカルになったと思います。





だって、こんなに笑って、こんなに泣いたミュージカル、初めてだよ~

それだけでも、ホントに素晴らしいと思う~。

このミュージカルは中毒になるね!ホントに!




そして、やっぱり、歌が良い!

キム・グァンソクさんの歌は、どこか懐かしいところもあり、

やっぱり、人々に愛される歌は、誰が聞いても良いんだなって思いました。

それをいろいろなアレンジで聴かせてくれるこの作品。

素晴らしいっ!!! ←ああ、これしか言えないボキャブラリーのなさが情けない・・・。

韓国の人たちには、もっと胸にしみたんじゃないかな・・・。




そして、やっぱり、ジュンス~!!!

シアペンの私がジュンスを見に行ってるんだから、当然なんだけど。

本当にジュンスの歌声は心に響きました。


全身で悲しいって、切ないって、叫んでるジウク。


泣きながら歌うジュンスを見たら、どうしたって泣いちゃうのよ~!!!



その辺のシャジウクについての感想はこちらで

DECEMBERディセンバー 観劇日記その2 シャジウクの魅力~♪ 







とりとめもなく書いてしまってますが、あらすじについては、ここで終わりです。

まだ、ちょっと感想を書き足したいところもあるので、

感想は、もう少し書く予定~。←まだ書く気か・・・?!




とりあえず、ここまで読んでくれた皆様、本当にありがとうございました。


いまいちな韓国語能力なので、間違えてる部分もあるかと思いますが、

雰囲気で読んでいただけると嬉しいです