アラン使道伝 19話 あらすじ&感想
いよいよ、最終週~!どうなることか・・・。
18話からのつづき・・・。
アランを探しまわるウノ。
「使道殿!アランお嬢さんを探してるんでしょ?」幽霊
「見かけたのか?」ウノ
「森の中でした。いくら呼んでも振り向かないので、後を追ったのですが、洞窟の中に入って行きました。」幽霊
「洞窟?どこだ?」ウノ
「こっちです。」案内する幽霊
「こっちの方です。私はここから行けないです。」幽霊
「そうか、ご苦労だった。」ウノ
幽霊さんに助けられるウノ。なんか、凄いわ~!
ジュワルが洞窟へ向かっていくのを見るウノ。
洞窟へ急ぐ。
ウノ母妖怪の洞窟。
「来たわね。」ウノ母妖怪。
アランが洞窟に入っていく。死神さんが洞窟の外に立っている。刀をだす。
「いらっしゃい。心を決めたの。私は誰にも押し付けたりしないわ。」ウノ母妖怪
「私の体をあげたら、サトのお母さんをサトに返すって約束して。」アラン
「もちろん。最初から約束するって言ってたでしょ。」ウノ母妖怪
「もう一つだけ尋ねるわ。あなたが私の中に入ったら、私はもうサトに会えなくなるの?」アラン
「逢えないわ。後悔しないの?」ウノ母妖怪
「しないわ。」泣くアラン
「愛の力は、本当にすごいわね。私が人間の愛に世話になるなんて。さあ、その体をちょうだい。」ウノ母妖怪
「わかったわ。どうすればいいの?」アラン
「目を閉じて、心を空にして。自分が望むものを一つだけ考えて。」ウノ母妖怪
目をつぶるアラン。ウノ母妖怪がアランの頭に手をかざす。
死神さん、近くで隠れて待機。
ジュワルが駆けつける。
「お嬢さん!その女を信じてはいけません。」アランを連れ出そうとするジュワル
「旦那、やめてください。」手を放すアラン
「あなたの体をあげてないでください。体をあげても、サトの母は助けられないんだ。」ジュワル
ウノ母妖怪を見るアラン
「お前!何をする!」ウノ母妖怪。怒ってジュワルを攻撃。
「あの子の言うことを信じないで。あの子はあなたを得たくて嘘を言ってるの。あの子を信じるの?それとも自分の選択を信じるの?そう。勝手にして。あの子を信じるなら、あの子と一緒に行きなさい。でも、お前にサトの母を救える機会は二度と来ないはずよ。」ウノ母妖怪
「あなたの言葉に従うわ。」アラン
再び、体に乗り移ろうとするウノ母妖怪
死神さんが、刀を持って待機。
頃合いを見て、死神さんがウノ母妖怪に刀を振りかざす。
ウノ登場。
「アラン!」ウノ
死神さんを蹴飛ばして、アランを連れて行く。
死神さんがウノ母妖怪を刺そうとするが、やっぱり刺せない・・・。
ウノ母妖怪がアランを追いかけようとするが、立ち上がったジュワルがウノ母妖怪の前に立ちはだかり、刀を出す。
「あなたを殺して、僕も死ぬ。」ウノ母妖怪を刺そうとするジュワル
突然、ウノ母妖怪が苦しみだし、ウノ母が表に現れてくる。
「旦那。」ウノ母
アランを外に連れ出したウノ。木の根元に座らせる。
「アラン!しっかりしろ!」ウノ。
「サト。」気がつくアラン。
ウノ、アランを抱きしめる。 この抱きしめ方好きっ!!!
「どうしてこんな馬鹿な真似をするんだよ!これがホントに俺のためだと思ってるのか?違うって言ったろ!それは違うって!」ウノ
泣きだすアラン
「私が、サトにしてあげられることは、これしかなかったの。私はどうぜいなくなるし。サトにも逢えなくなるし。サトはお母さんが必要だし。ひっく。」アラン
「お前を失って母さんを取り戻したところで、俺が幸せになれると思ったのか?お前は何もしなくていいんだよ。俺がすべてやるって言っただろ。お母さんを取り戻して、お前を天上に送るってやるって。俺がやる。アラン、俺だけを信じろ。」ウノ
泣きながら抱き合う二人。
「私だって。私だって、行きたくない。サトと別れたくない・・・。サトを残して行きたくない・・・。」アラン
泣きながら抱き合二人。
私も泣けてきたよ~。切なすぎ・・・。
って、写真入れ過ぎ?!
天上。玉皇上帝と死神さん。
「すいません。」死神さん
「ムヨン。お前はムヨン(ウノ母妖怪)を助けたいのか?それとも消したいのか?」上帝
「上帝。私は当然・・・。」死神さん
「お前がムヨンを刺そうとしたのも、ムヨンを助けたかったからだろう。ムヨンを消滅させ、救いたかったのではないのか?あの子の苦痛を終えたかったのだろう?ムヨンを刺せなかった心も、刺そうとした心も、すべて、お前が手放せない人間の心だ。死神としては、持ってはいけない心なのだ。」上帝。
下がっていく死神さん。閻魔大王が来る。
「しつこいもんだな。人間の情・・・。難しいな。」閻魔
「そう難しいから、私がいるんだよ。あなたはムヨンをどうするつもりだ?」上帝。
ふふと笑って答えない閻魔。
チェ大監の屋敷。
ウノ母が部屋で寝ている。ウノ母妖怪の力が弱まり、ウノ母が出て来ている。
ジュワルはウノ母の前で、自分がイ・ソリムにしたことをすべて思い出す。
ジュワルを助けようとして、イ・ソリムが死んだこと。
イ・ソリムのことを忘れていたこと。
耐えきれないように自分の部屋へ戻り、イ・ソリムもことを忘れて、またアランを刺したことも思い出す。
「バカな奴。どうして、今まで何も気がつかなかったんだ。バカな奴。」ジュワル
アランに告白したことを思い出すジュワル
「お嬢さんの心を私にくださいますか?」ジュワル
「聞かなかったことにするわ。行きます。」アラン
「私が前のサトの娘と婚約したからですか?それについては、説明したつもりですが。」ジュワル
それらを思い出し、「バカな奴。バカな奴。」と繰り返すジュワル。
アランの部屋。アランが寝ている。ウノもアランの横で寝ている。
アラン、ウノの顔を見る。ウノの眼、鼻、唇に触れていく。
そして、ウノの手を握り、目をつぶる。
寝ていたと思ったウノ。目を開けてウノを見つめる。
そっと、アランの手を握りなおす。
きゃー!私が触りたいですから~! ← 変態ですいませんっ!!!
外に出て、満月を見上げるウノ。
死神さん登場。
「キム・ウノ。お前の目的と私の目的は違わないって、何度も言っただろう。」死神さん
「いや、違うな。お前はあの妖怪を殺したいだけだろう?」ウノ
「ムヨンを消滅させることが、お前の母を救うことなのだ。」死神さん
「それがなんであろうと、アランを巻き込むのは許さない。」ウノ
「キム・ウノ!」死神さん
「分かった。お前の言うとおり、母さんの体から、お前の妹を取り出せば、母さんは無事なんだな?その妖怪が出れば、母さんは助けられるんだな?」ウノ
「お前の母は助けられない。」死神さん
「何?助けられない?それじゃ、おれがどうしても、お母さんを助けられないのか?」ウノ
黙って消える死神さん。
なんですとー!お母さんはどうしても助けられないの?!ウノ・・・。
アランの部屋、鏡を見るアラン。
「もう、行かなければならない時間があまり残ってないよ。イ・ソリム。」
イ・ソリムの墓の前にたつアラン。
「ねえ、優しいお嬢さん。ありがとう。あなたも知ってるでしょ。私が玉皇上帝に会ってきたのを。愛する人のために命を懸けたその勇気が、どこから来たのかわかる気がするわ。人間としての人勢が苦しくてつらかったけど、それだけ大切な日々だったわ。あなたが強くて勇気がある人でありがとう。あなたとのすべての真実を見つけたことを後悔しないわ。愛してるよ。イ・ソリム。」アラン
ジュワルが来る。アランが墓にいるのを見て、逃げようとするが、戻ってアランの元へ行く。
「旦那。体は大丈夫?旦那?」アラン
「あるバカな奴がいましたが、そいつの手には届かない女性がそいつを好きだったようです。そいつは。そのバカな奴は・・・。全然気がつかなかったみたいです。なのに、そんな奴を助けるために、彼女が死んでしまったのです。人のためにならないことをした奴を助けるために彼女が自分をあきらめたのです。彼女がまた生き返ってきたのに、そいつは、顔さえ覚えていなかったみたいです。あなたを初めて見た時、ときめきました。痛みを感じなければならないのに。申し訳ありません。私をどうか許さないでください。」泣きながら謝るジュワル。
ジュワルを慰めるように、腕に触るアラン
帰り道のジュワルの告白。
「私を助けた貴方の顔を思い出せないまま、再びその胸を刺したことは言えませんでした。その残酷な事実がまた辛い思いになるから。すまない。すまないという言葉自体もすまない・・・。」ジュワル
ジュワルも、本当に切ない人だよね。この人は生まれた時から孤児だったのかな?
温かいご飯が食べたかっただけなのにね。たぶん。
そして、お母さんが欲しかっただけなのに・・・。その代償は大きすぎたね。くすん。
チェ大監の屋敷。縁側にウノ母が座っている。ジュワルが帰ってくる。
ウノ母を部屋へ連れて行って、寝かせてあげる。
「旦那。こんな風に旦那にまた会える事になるなんて。」ウノ母
「婦人はどうなったんです。」ジュワル
「あの洞窟の出来事で、あの女が弱まったようです。今は少しの間だけ、私に体を預けているだけ。私がくだらない復讐のために、あの女に体をあげなかったら。こんなことには、ならなかったでしょう。私に与えられた試練を受け取っていたら、息子と奴婢の身分でも幸せだったでしょう。」ウノ母
「婦人。」ジュワル
「旦那、私の息子のウノに伝えてくださいますか?たったの一度も息子の顔を忘れたことはなかったと。病気の時、抱いてやれなくて、暖かいお母さんになってやれなくて、ごめんなさいって、伝えてください。お願いします」ウノ母
ウノの部屋。ウノを訪ねたジュワル。
「自らここに来るなんて、いい度胸だな。」ウノ
「婦人の体から、あなたの母親が起きてきました。時間がありません。今すぐ、お母さんに会わないといけません。」ジュワル
「お前、今、何言ってるんだ?」ウノ
「嘘じゃありません。本当にあなたの母親です。今すぐいかないと。」ジュワル
「俺がその言葉をどうして信じられる?」ウノ
ウノ母のもとへ行くウノ。ジュワル、外で待機。
寝ているウノ母を見るウノ。ウノ母が気がつく。
「ウノヤ。ウノヤ。信じられないよね。どうしたら、お前のお母さんってしんじられるかしら?」ウノ母
「息子に見分けられない母親なんて、ありえるものですか?」ウノ
「お前を捨てた私が悪いのね。可愛く笑っていたお前をそんなに悲しい顔にさせたのね。」ウノ母
「そう、やっぱりあなたは俺の母さんじゃない。俺の母さんは俺が笑う姿を一度も見てくれなかったんだ。」出て行こうとするウノ
「ごめんなさい。探さないでって言って。死ぬならお前の父の家で死ねって言って。こんな情けない母親にお土産を持ってきたお前の前であんなことを言って。」ウノ母
「土産?」ウノ
「そのかんざしをして見せてやりたかった。」ウノ母
「どんなかんざしのことですか?」ウノ
「お前がくれたでしょう。母心簪。」ウノ母
母だと気がついて、ウノ母に近づくウノ。
「おかあさん、どんなことで、呼ぶのも難しくなったんですか?」ウノ
「お前に辛い思いをさせたくなかったの。奴婢の息子にさせないためには、父親の所に送るしかなかったの。」ウノ母
「奴婢でも両班でも、それがなんだというんですか?私は母さんと一緒に暮らしたかっただけでした。どうして、わたしの心に耳を傾けてくれなかったんですか?」泣きながら言うウノ
「お前まで、この母の復讐に縛られる運命にさせたくなかったの。お前のためにお前を捨てたのに、結局それがお前に復讐を抱かせたのね?ごめんなさい。ごめんなさい。どんなに寂しかったでしょう?どんなに恨んでたでしょう?どんなに私が憎かったでしょう?」ウノ母
「恨んだことも、憎んだこともありません。ただ、死ぬほど母さんに会いたかっただけでした。」ウノ
「ウノヤ。約束して。機会があったら、この女を一度で殺すと。たとえ、私が死ぬことになっても、躊躇なく殺すって。」ウノ母
「母さん。」ウノ
「生きることも死ぬことも出来ない私をどうか救っておくれ。」ウノ母。
「母さん。私が必ず助けてあげます。母さんに二度とつらい思いをさせません。」ウノ
「ごめんなさい。ウノヤ」ウノ母
「母さん。」ウノ。
手を握りながら、泣く二人。ウノの方を優しくポンポンしてあげるウノ母。
最後だと思うけど、ウノはお母さんの本当の気持ちを知ることが出来て、本当に良かったね。
お母さんも復讐がつまらないものだと、わかったんだね。
最後に、お母さんがウノの肩を叩いてあげているのを見て、悲しいけど、良かったと思いました。
部屋から出てきたウノ。ジュワルが待っている。
「世話になった。」礼を言うウノ
「お嬢さんをあきらめないでください。」ジュワル
何も言わないで行こうとするウノ。
「サトはどうして、私が欲しいすべてを持っているんですか?」ジュワル
去っていくウノ。
もう、この言葉を聞いたら、ホントに切なくなりました。
ジュワルは、ホントにそういう人・・・。何も手に入らない悲しい人。
ウノも可哀そうだけど、アランの心は掴んだもんね。
そして、ウノ母とも、分かりあえたし。
切ない人です・・・。ジュワル。
縁側に座るジュワル。使用人が来る。
「お前はこれからどうするつもりだ?」ジュワル。
「こんなことになったし、このミリャンから出ようと思います。坊ちゃんはどうなされるのですか?ずっと婦人の側にいるつもりですか。旦那の気持ちは十分理解できます。」使用人
「お前も昔は私と同じだったんだって?貧乏で?」ジュワル
「腹をすかして、家族がなかったことが、どうしてあんなにも嫌だったんだろう?今のこの姿を見ると、牛の食べ物を盗み食いしてたあのころの方がましなのに。」ジュワル
「どうして、そんなことをおっしゃるのですか?旦那。人には色々な生き方があるだけなんだと思います。婦人に出会えたのも、きっと何かあるに違いありません。こうして坊ちゃんに私が出会えたのもそうです。」使用人
「旦那がそんなこと言うと、私もつらいです。旦那と一緒にここに残ることにします。」使用人
「ありがとう」ジュワル
自分の部屋に帰ってきたウノ。泣いている。
「お母さんを救う方法は本当にないのか?師匠、本当に、私を助けてくださってはだめですか?」目をつぶるウノ
いきなり、違う部屋に寝ているウノ。
「何だ、ここは?」訳が分からないウノ。
「お父さん!」子供たちが入ってくる。
アランが入ってきて、「わー!ご飯だ!」と子供たち。
「アラン、これはどうなってるんだ?」ウノ
「う?何って?台所からご飯を持ってきたんでしょ。」アラン
「なに?ご飯?」ウノ
「残したら、ただじゃおかないからね。食べよう。」アラン
「これは何だ?俺がアランや子供たちと?」混乱するウノの心の声。
「そうだ、お母さんは巫女に会いに官庁へいかれたわ。行って連れてきてね。」アラン
「母さんが生きてる?」ウノの心の声
「途中で桃を買ってきてね。」アラン。子供たちにご飯を食べさせてる。
「信じられない。これは夢だ。夢に違いない。」 そうなんだよ~!夢だよ~!
街を歩いているウノ。
官庁に来たウノ。トルセが使道になっている。
「旦那?」トルセ
「トルセ。」ウノ
「朝からどうしたんですか?使道を任せて去って行ったくせに。」トルセ
「母さんは?母さんはどこにいる?」ウノ
「うん。パンウルが家まで送っていくって言ってたけど。あそこにいらっしゃるよ。」トルセ
巫女と一緒に来るウノ母。
アミーゴズもやってくる。
「旦那~。夫人の誕生日って聞いたもので。」アミーゴズ。贈り物を持っている。
街の中を母と一緒に帰っていくウノ
「母さん。母さん。」泣きそうなウノ
「何なのよ?」ウノ母
ウノ母を抱きしめるウノ。
「ウノ。師匠の言うことをよく聞くのよ。」ウノ母
「はい?」ウノ
次の瞬間、ウノ母が玉皇上帝に代わっている。
「誰ですか?」ウノ
「玉皇上帝だ。お前の師匠でもあるな。今は姿が変わってわからないかもしれないけど。」上帝
「師匠、いや、玉皇上帝。私が母さんを助ける方法はないのですか?」ウノ
「私がお前に最後に残した物と言葉を思い出しなさい。それが母さんを助けることはできないだろうが、救えることが出来るだろう。お前の母さんが本当に望むものが何か、よく考えてみろ。」消える上帝。
「母さんが本当に望むもの・・・。」ウノ
ウノも目覚める。ウノの部屋。
「私がお前に最後に残した物と言葉を思い出しなさい。それが母さんを助けることはできないだろうが、救えることが出来るだろう。お前の母さんが本当に望むものが何か、よく考えてみろ。」上帝の言葉を思い出すウノ。
チェの屋敷。ウノ母妖怪が現れる。 怖い~!!この女優さん、凄いね。
官庁。アミーゴズ達の話。
「人生ってわからないものだな。秋風に散り落ちる木の葉。」
「まさにチェ大監のことでしょう。」
「ところで、なんでアランお嬢さんに幽霊とか言ったんだろう?」
「あのじじい。頭がおかしくなったんだよ。」
「それにしても大変でしたよね。」
「え?私?なんで?」
「もう忘れたの?少し前まで、チェ大監路線だったでしょう?」
「何言うんだ?チェ大監だなんて。そんなことない。そんな名前も聞いたことない。」
「私は路線てのがこんなにも重要だとは知らなかったですよ。」
「路線は人気者に向けるべきさ。」
「人気者と言えば、最近トルピジャンの人気がすごいらしい。」
「トルピジャンが?」
「トルピジャンって、出身を除けば、カッコイイし、男らしいし。街では人気がサトと同じらしいですよ。」
「サトと?」
「だけど、心配はいらないよ。トルピジャンはサト路線でしょ。当分路線を変えることはなかろうよ。」
ウノの部屋。アランとウノ。
簪をウノに渡すアラン。
上帝と師匠の言葉を思い出すウノ。
「私がお前に最後に残した物と言葉を思い出しなさい。」上帝
「母さんの心が欲しければ、この簪をあげなさい。この簪で救えるだろう。」師匠
「サト」アラン
「夢で師匠にあったよ。」ウノ
「玉皇上帝のこと?」アラン
「師匠が母さんを助けられる方法はないんだって。でも、魂は救えるって。」ウノ
「魂を救う?」アラン
「その中で苦しむ母さんの魂を助けてやるんだ。それが俺に出来る精一杯だ。」ウノ
「どうしたらいいの?」アラン
「体から魂を取り出す方法があるって言ってただろう?」ウノ
「うん。体の持ち主が一番大事に思うもの。」アラン
「これ。」簪を見せるウノ。
「この簪?そう。この簪なら・・・。母心簪、母の心。」アラン
「これで母さんを必ず助けてやるんだ。」ウノ
外に出るウノ。死神さんが待っている。
「お前の計画通りにしよう。」ウノ
「確かだな?」死神さん
「そうだ。俺が母さんの体からお前の妹の魂をとりだしたら、その時始末しろ。へまするなよ。」ウノ
うなずく死神さん。
死神さんが消えると、別の場所にジュワルがいる。
「あの女が、また戻ってきました。」ジュワル
朝。ウノの部屋。使道の服に着替えているウノ。アランが入ってくる。
「サト。今日は朝から早いのね。?」アラン
「ああ、母さんの前にチェ大監のことを始末しないとな。」ウノ
官庁の庭。
「サト!チェ大監を連れ出す準備が出来ました。」アミーゴズ
連れて行かれるチェ大監と使用人ゴドリ。チェの前に行くウノ。
「チェ大監。人間と獣の違いを知ってますか?
「私がなんで知ってるんだ?」チェ
「人間は過去により、その人生が決まるのではないでしょうか?気がつかないで犯した罪に対しても、それなりの責任があるのに。無実な人をいじめ、殺し続けた大監督にはどんな人生がくるのでしょうか?それに、これは家族の悲惨な死を目の前にした俺の母からの裁きになるでしょう。」ウノ
「聞け!罪人チェ氏を直ちに連れ出せ!」ウノ
チェ達を連れて行く官兵たち。
ウノの使道姿って、ホントにカッコイイ~♪って、真剣なシーンでそんなことを考える私。
街を連れて行かれるチェと使用人ゴドリ。街の人たちが怒っている。
「情けない奴め。門の一つさえ、守りきれなくて、私にこんな恥をかかせるのか?私にその目は何だ?」チェが使用人ゴドリに八つ当たり。
「私には大監殿に従った罪しかありませんね。」ゴドリ
「何?従っただと?虫けらみたいなお前を助けてやったのは誰だ?この私だ。チェ大監なんだぞ!なるほど、わかったぞ。私に従ったと言って、無実だと言い訳するつもりだな。」チェ
「いけないのでしょうか?どっちにしろ、どうせ処刑される運命ではないですか?」ゴドリ
「処刑だなんて、口にするな!」チェ
「王の前ですべてを話すつもりです。どうでしょう。王様は大監みたいな人の召使いだった私を可哀そうに思って許してくださるかもしれませんよ。」ゴドリ
「貴様みたいな卑しい奴と尊い両班のどっちを信じてくれるかな?どうせわしは釈放されるはず。お前の首を切り取ってやるからな。」チェ
「はい。大監殿。」ゴドリ
「お前らも同じだ。すぐに出て、この恥を逆に思い知らせてやるからな!」チェ
このチェ!最後まで信じられない人だね?!怖いよ~。
チェに向かって石を投げる子供。
「誰だ?この私を誰だと思っているのだ?許さないからな。誰だ?ただでは済まないぞ!」チェ
街の人たちの怒りが爆発。街の人たちが、チェを引きづりおろす。
「私を誰だと思ってる?思い知らせてやるぞ!このやろう!」チェ
ゴドリが官兵の刀をとり、チェに向かう。
「貴様。」チェ
「冥土の土産として、共に行きましょう。どうかお元気で。」刀をチェに振り下ろすゴドリ。
切られ、倒れるチェ。死んでしまう。
それを見ているジュワル。
官庁。ウノの部屋。私服に着替えたウノ。
かんざしを手に持ち、決意する。
「母さん。」ウノ
行こうとするウノ。アランが入ってくる。
「サト。大丈夫?」アラン
「俺は誰だ?そう(大丈夫に)、見えないか?」ウノ
「この姿のまま、必ず帰ってこないと。」アラン
「もちろんだ。指一本触れさせないよ。」ウノ
ウノの手を取り、「必ずよ。必ず。」というアラン。
アランを抱きしめるウノ。
アランに微笑んで行くウノ。
チェの屋敷前。
ウノがやってくる。死神さんも来る。
「準備ができたか?」死神さん。
うなずくウノ。
二人に気付くウノ母妖怪。
「こいつら!」ウノ母妖怪。
アランが駆けつける。
ウノ、死神さんが屋敷に入っていく。ウノ母妖怪と対峙。
死神さん、刀を抜く。ウノ、かんざしを握りしめる。
「それ、何?」ウノ母妖怪
「母さん。やー!」ウノ母妖怪に向かっていくウノ。
弾き飛ばされるウノ。アランが入ってくる。
「サト!」アラン
「アラン!」ウノ
死神さんがウノ母妖怪に向かっていき、ウノも一緒に向かっていく。
死神さんが弾き飛ばされた隙に、ウノが、ウノ母妖怪の胸元にかんざしを突きつける。
「お前、母親を殺すつもりなの?」ウノ母妖怪
「母さん、俺が救ってやります。」泣きながら、母の胸にかんざしを刺すウノ。
苦しむウノ母妖怪。仙女の魂が出てくる。
完全に仙女の魂が出る。
倒れるウノ母。
「母さん!」ウノ
その隙に、仙女がアランの元に一直線に走っていく。
死神さん、突き飛ばされる。
「嫌~!」絶叫するアラン。
最終回に続く・・・。
死神さん~!突き飛ばされてる場合じゃないよ~!!!
うっかり、アランの体に入っちゃったら、どうするの~!!!
と思った私。
でも、予告では、ちゃんとアランが無事そうだったから、大丈夫かな?
予告の最後の場面で、ウノとアランがやっていた儀式みたいなのは何かな?
最後はどうなるんだろう?!全然わかりません。
出来れば、現世で仲睦まじく、二人で年をとっていくことを希望~!!!
それにしても、最後のオモニを刺すシーン。泣けたわ・・・。ジュンギ。
絶対にジュンギって、演技上手くなってるよね?!
え?前から・・・?
い・いや。そうなんだけど、更に磨きがかかったというか・・・。
発声も何処かのニュースで褒められてたけど、軍でやったミュージカルのおかげかな?!
とか、いろいろ考えますが・・・。
今日の最終回が楽しみ~!!!
そして、明日の新大久保はどうなっちゃうのか?!大パニック?!
いよいよ、最終週~!どうなることか・・・。
18話からのつづき・・・。
アランを探しまわるウノ。
「使道殿!アランお嬢さんを探してるんでしょ?」幽霊
「見かけたのか?」ウノ
「森の中でした。いくら呼んでも振り向かないので、後を追ったのですが、洞窟の中に入って行きました。」幽霊
「洞窟?どこだ?」ウノ
「こっちです。」案内する幽霊
「こっちの方です。私はここから行けないです。」幽霊
「そうか、ご苦労だった。」ウノ
幽霊さんに助けられるウノ。なんか、凄いわ~!
ジュワルが洞窟へ向かっていくのを見るウノ。
洞窟へ急ぐ。
ウノ母妖怪の洞窟。
「来たわね。」ウノ母妖怪。
アランが洞窟に入っていく。死神さんが洞窟の外に立っている。刀をだす。

「いらっしゃい。心を決めたの。私は誰にも押し付けたりしないわ。」ウノ母妖怪
「私の体をあげたら、サトのお母さんをサトに返すって約束して。」アラン
「もちろん。最初から約束するって言ってたでしょ。」ウノ母妖怪
「もう一つだけ尋ねるわ。あなたが私の中に入ったら、私はもうサトに会えなくなるの?」アラン
「逢えないわ。後悔しないの?」ウノ母妖怪
「しないわ。」泣くアラン
「愛の力は、本当にすごいわね。私が人間の愛に世話になるなんて。さあ、その体をちょうだい。」ウノ母妖怪
「わかったわ。どうすればいいの?」アラン
「目を閉じて、心を空にして。自分が望むものを一つだけ考えて。」ウノ母妖怪
目をつぶるアラン。ウノ母妖怪がアランの頭に手をかざす。
死神さん、近くで隠れて待機。


ジュワルが駆けつける。
「お嬢さん!その女を信じてはいけません。」アランを連れ出そうとするジュワル
「旦那、やめてください。」手を放すアラン
「あなたの体をあげてないでください。体をあげても、サトの母は助けられないんだ。」ジュワル
ウノ母妖怪を見るアラン
「お前!何をする!」ウノ母妖怪。怒ってジュワルを攻撃。
「あの子の言うことを信じないで。あの子はあなたを得たくて嘘を言ってるの。あの子を信じるの?それとも自分の選択を信じるの?そう。勝手にして。あの子を信じるなら、あの子と一緒に行きなさい。でも、お前にサトの母を救える機会は二度と来ないはずよ。」ウノ母妖怪
「あなたの言葉に従うわ。」アラン
再び、体に乗り移ろうとするウノ母妖怪
死神さんが、刀を持って待機。
頃合いを見て、死神さんがウノ母妖怪に刀を振りかざす。
ウノ登場。

「アラン!」ウノ
死神さんを蹴飛ばして、アランを連れて行く。
死神さんがウノ母妖怪を刺そうとするが、やっぱり刺せない・・・。
ウノ母妖怪がアランを追いかけようとするが、立ち上がったジュワルがウノ母妖怪の前に立ちはだかり、刀を出す。
「あなたを殺して、僕も死ぬ。」ウノ母妖怪を刺そうとするジュワル
突然、ウノ母妖怪が苦しみだし、ウノ母が表に現れてくる。
「旦那。」ウノ母
アランを外に連れ出したウノ。木の根元に座らせる。


「アラン!しっかりしろ!」ウノ。
「サト。」気がつくアラン。
ウノ、アランを抱きしめる。 この抱きしめ方好きっ!!!
「どうしてこんな馬鹿な真似をするんだよ!これがホントに俺のためだと思ってるのか?違うって言ったろ!それは違うって!」ウノ
泣きだすアラン
「私が、サトにしてあげられることは、これしかなかったの。私はどうぜいなくなるし。サトにも逢えなくなるし。サトはお母さんが必要だし。ひっく。」アラン
「お前を失って母さんを取り戻したところで、俺が幸せになれると思ったのか?お前は何もしなくていいんだよ。俺がすべてやるって言っただろ。お母さんを取り戻して、お前を天上に送るってやるって。俺がやる。アラン、俺だけを信じろ。」ウノ
泣きながら抱き合う二人。
「私だって。私だって、行きたくない。サトと別れたくない・・・。サトを残して行きたくない・・・。」アラン
泣きながら抱き合二人。





私も泣けてきたよ~。切なすぎ・・・。
って、写真入れ過ぎ?!
天上。玉皇上帝と死神さん。
「すいません。」死神さん
「ムヨン。お前はムヨン(ウノ母妖怪)を助けたいのか?それとも消したいのか?」上帝
「上帝。私は当然・・・。」死神さん
「お前がムヨンを刺そうとしたのも、ムヨンを助けたかったからだろう。ムヨンを消滅させ、救いたかったのではないのか?あの子の苦痛を終えたかったのだろう?ムヨンを刺せなかった心も、刺そうとした心も、すべて、お前が手放せない人間の心だ。死神としては、持ってはいけない心なのだ。」上帝。
下がっていく死神さん。閻魔大王が来る。
「しつこいもんだな。人間の情・・・。難しいな。」閻魔
「そう難しいから、私がいるんだよ。あなたはムヨンをどうするつもりだ?」上帝。
ふふと笑って答えない閻魔。
チェ大監の屋敷。
ウノ母が部屋で寝ている。ウノ母妖怪の力が弱まり、ウノ母が出て来ている。
ジュワルはウノ母の前で、自分がイ・ソリムにしたことをすべて思い出す。
ジュワルを助けようとして、イ・ソリムが死んだこと。
イ・ソリムのことを忘れていたこと。
耐えきれないように自分の部屋へ戻り、イ・ソリムもことを忘れて、またアランを刺したことも思い出す。
「バカな奴。どうして、今まで何も気がつかなかったんだ。バカな奴。」ジュワル
アランに告白したことを思い出すジュワル
「お嬢さんの心を私にくださいますか?」ジュワル
「聞かなかったことにするわ。行きます。」アラン
「私が前のサトの娘と婚約したからですか?それについては、説明したつもりですが。」ジュワル
それらを思い出し、「バカな奴。バカな奴。」と繰り返すジュワル。
アランの部屋。アランが寝ている。ウノもアランの横で寝ている。
アラン、ウノの顔を見る。ウノの眼、鼻、唇に触れていく。
そして、ウノの手を握り、目をつぶる。
寝ていたと思ったウノ。目を開けてウノを見つめる。
そっと、アランの手を握りなおす。
きゃー!私が触りたいですから~! ← 変態ですいませんっ!!!
外に出て、満月を見上げるウノ。
死神さん登場。
「キム・ウノ。お前の目的と私の目的は違わないって、何度も言っただろう。」死神さん
「いや、違うな。お前はあの妖怪を殺したいだけだろう?」ウノ
「ムヨンを消滅させることが、お前の母を救うことなのだ。」死神さん
「それがなんであろうと、アランを巻き込むのは許さない。」ウノ
「キム・ウノ!」死神さん
「分かった。お前の言うとおり、母さんの体から、お前の妹を取り出せば、母さんは無事なんだな?その妖怪が出れば、母さんは助けられるんだな?」ウノ
「お前の母は助けられない。」死神さん
「何?助けられない?それじゃ、おれがどうしても、お母さんを助けられないのか?」ウノ
黙って消える死神さん。
なんですとー!お母さんはどうしても助けられないの?!ウノ・・・。
アランの部屋、鏡を見るアラン。
「もう、行かなければならない時間があまり残ってないよ。イ・ソリム。」
イ・ソリムの墓の前にたつアラン。
「ねえ、優しいお嬢さん。ありがとう。あなたも知ってるでしょ。私が玉皇上帝に会ってきたのを。愛する人のために命を懸けたその勇気が、どこから来たのかわかる気がするわ。人間としての人勢が苦しくてつらかったけど、それだけ大切な日々だったわ。あなたが強くて勇気がある人でありがとう。あなたとのすべての真実を見つけたことを後悔しないわ。愛してるよ。イ・ソリム。」アラン
ジュワルが来る。アランが墓にいるのを見て、逃げようとするが、戻ってアランの元へ行く。
「旦那。体は大丈夫?旦那?」アラン
「あるバカな奴がいましたが、そいつの手には届かない女性がそいつを好きだったようです。そいつは。そのバカな奴は・・・。全然気がつかなかったみたいです。なのに、そんな奴を助けるために、彼女が死んでしまったのです。人のためにならないことをした奴を助けるために彼女が自分をあきらめたのです。彼女がまた生き返ってきたのに、そいつは、顔さえ覚えていなかったみたいです。あなたを初めて見た時、ときめきました。痛みを感じなければならないのに。申し訳ありません。私をどうか許さないでください。」泣きながら謝るジュワル。
ジュワルを慰めるように、腕に触るアラン
帰り道のジュワルの告白。
「私を助けた貴方の顔を思い出せないまま、再びその胸を刺したことは言えませんでした。その残酷な事実がまた辛い思いになるから。すまない。すまないという言葉自体もすまない・・・。」ジュワル
ジュワルも、本当に切ない人だよね。この人は生まれた時から孤児だったのかな?
温かいご飯が食べたかっただけなのにね。たぶん。
そして、お母さんが欲しかっただけなのに・・・。その代償は大きすぎたね。くすん。
チェ大監の屋敷。縁側にウノ母が座っている。ジュワルが帰ってくる。
ウノ母を部屋へ連れて行って、寝かせてあげる。
「旦那。こんな風に旦那にまた会える事になるなんて。」ウノ母
「婦人はどうなったんです。」ジュワル
「あの洞窟の出来事で、あの女が弱まったようです。今は少しの間だけ、私に体を預けているだけ。私がくだらない復讐のために、あの女に体をあげなかったら。こんなことには、ならなかったでしょう。私に与えられた試練を受け取っていたら、息子と奴婢の身分でも幸せだったでしょう。」ウノ母
「婦人。」ジュワル
「旦那、私の息子のウノに伝えてくださいますか?たったの一度も息子の顔を忘れたことはなかったと。病気の時、抱いてやれなくて、暖かいお母さんになってやれなくて、ごめんなさいって、伝えてください。お願いします」ウノ母
ウノの部屋。ウノを訪ねたジュワル。
「自らここに来るなんて、いい度胸だな。」ウノ
「婦人の体から、あなたの母親が起きてきました。時間がありません。今すぐ、お母さんに会わないといけません。」ジュワル
「お前、今、何言ってるんだ?」ウノ
「嘘じゃありません。本当にあなたの母親です。今すぐいかないと。」ジュワル
「俺がその言葉をどうして信じられる?」ウノ
ウノ母のもとへ行くウノ。ジュワル、外で待機。
寝ているウノ母を見るウノ。ウノ母が気がつく。
「ウノヤ。ウノヤ。信じられないよね。どうしたら、お前のお母さんってしんじられるかしら?」ウノ母
「息子に見分けられない母親なんて、ありえるものですか?」ウノ
「お前を捨てた私が悪いのね。可愛く笑っていたお前をそんなに悲しい顔にさせたのね。」ウノ母
「そう、やっぱりあなたは俺の母さんじゃない。俺の母さんは俺が笑う姿を一度も見てくれなかったんだ。」出て行こうとするウノ
「ごめんなさい。探さないでって言って。死ぬならお前の父の家で死ねって言って。こんな情けない母親にお土産を持ってきたお前の前であんなことを言って。」ウノ母
「土産?」ウノ
「そのかんざしをして見せてやりたかった。」ウノ母
「どんなかんざしのことですか?」ウノ
「お前がくれたでしょう。母心簪。」ウノ母
母だと気がついて、ウノ母に近づくウノ。
「おかあさん、どんなことで、呼ぶのも難しくなったんですか?」ウノ
「お前に辛い思いをさせたくなかったの。奴婢の息子にさせないためには、父親の所に送るしかなかったの。」ウノ母
「奴婢でも両班でも、それがなんだというんですか?私は母さんと一緒に暮らしたかっただけでした。どうして、わたしの心に耳を傾けてくれなかったんですか?」泣きながら言うウノ
「お前まで、この母の復讐に縛られる運命にさせたくなかったの。お前のためにお前を捨てたのに、結局それがお前に復讐を抱かせたのね?ごめんなさい。ごめんなさい。どんなに寂しかったでしょう?どんなに恨んでたでしょう?どんなに私が憎かったでしょう?」ウノ母
「恨んだことも、憎んだこともありません。ただ、死ぬほど母さんに会いたかっただけでした。」ウノ
「ウノヤ。約束して。機会があったら、この女を一度で殺すと。たとえ、私が死ぬことになっても、躊躇なく殺すって。」ウノ母
「母さん。」ウノ
「生きることも死ぬことも出来ない私をどうか救っておくれ。」ウノ母。
「母さん。私が必ず助けてあげます。母さんに二度とつらい思いをさせません。」ウノ
「ごめんなさい。ウノヤ」ウノ母
「母さん。」ウノ。
手を握りながら、泣く二人。ウノの方を優しくポンポンしてあげるウノ母。
最後だと思うけど、ウノはお母さんの本当の気持ちを知ることが出来て、本当に良かったね。
お母さんも復讐がつまらないものだと、わかったんだね。
最後に、お母さんがウノの肩を叩いてあげているのを見て、悲しいけど、良かったと思いました。
部屋から出てきたウノ。ジュワルが待っている。
「世話になった。」礼を言うウノ
「お嬢さんをあきらめないでください。」ジュワル
何も言わないで行こうとするウノ。
「サトはどうして、私が欲しいすべてを持っているんですか?」ジュワル
去っていくウノ。
もう、この言葉を聞いたら、ホントに切なくなりました。
ジュワルは、ホントにそういう人・・・。何も手に入らない悲しい人。
ウノも可哀そうだけど、アランの心は掴んだもんね。
そして、ウノ母とも、分かりあえたし。
切ない人です・・・。ジュワル。
縁側に座るジュワル。使用人が来る。
「お前はこれからどうするつもりだ?」ジュワル。
「こんなことになったし、このミリャンから出ようと思います。坊ちゃんはどうなされるのですか?ずっと婦人の側にいるつもりですか。旦那の気持ちは十分理解できます。」使用人
「お前も昔は私と同じだったんだって?貧乏で?」ジュワル
「腹をすかして、家族がなかったことが、どうしてあんなにも嫌だったんだろう?今のこの姿を見ると、牛の食べ物を盗み食いしてたあのころの方がましなのに。」ジュワル
「どうして、そんなことをおっしゃるのですか?旦那。人には色々な生き方があるだけなんだと思います。婦人に出会えたのも、きっと何かあるに違いありません。こうして坊ちゃんに私が出会えたのもそうです。」使用人
「旦那がそんなこと言うと、私もつらいです。旦那と一緒にここに残ることにします。」使用人
「ありがとう」ジュワル
自分の部屋に帰ってきたウノ。泣いている。
「お母さんを救う方法は本当にないのか?師匠、本当に、私を助けてくださってはだめですか?」目をつぶるウノ
いきなり、違う部屋に寝ているウノ。
「何だ、ここは?」訳が分からないウノ。
「お父さん!」子供たちが入ってくる。
アランが入ってきて、「わー!ご飯だ!」と子供たち。
「アラン、これはどうなってるんだ?」ウノ
「う?何って?台所からご飯を持ってきたんでしょ。」アラン
「なに?ご飯?」ウノ
「残したら、ただじゃおかないからね。食べよう。」アラン
「これは何だ?俺がアランや子供たちと?」混乱するウノの心の声。
「そうだ、お母さんは巫女に会いに官庁へいかれたわ。行って連れてきてね。」アラン
「母さんが生きてる?」ウノの心の声
「途中で桃を買ってきてね。」アラン。子供たちにご飯を食べさせてる。
「信じられない。これは夢だ。夢に違いない。」 そうなんだよ~!夢だよ~!
街を歩いているウノ。
官庁に来たウノ。トルセが使道になっている。
「旦那?」トルセ
「トルセ。」ウノ
「朝からどうしたんですか?使道を任せて去って行ったくせに。」トルセ
「母さんは?母さんはどこにいる?」ウノ
「うん。パンウルが家まで送っていくって言ってたけど。あそこにいらっしゃるよ。」トルセ
巫女と一緒に来るウノ母。
アミーゴズもやってくる。
「旦那~。夫人の誕生日って聞いたもので。」アミーゴズ。贈り物を持っている。
街の中を母と一緒に帰っていくウノ
「母さん。母さん。」泣きそうなウノ
「何なのよ?」ウノ母
ウノ母を抱きしめるウノ。
「ウノ。師匠の言うことをよく聞くのよ。」ウノ母
「はい?」ウノ
次の瞬間、ウノ母が玉皇上帝に代わっている。
「誰ですか?」ウノ
「玉皇上帝だ。お前の師匠でもあるな。今は姿が変わってわからないかもしれないけど。」上帝
「師匠、いや、玉皇上帝。私が母さんを助ける方法はないのですか?」ウノ
「私がお前に最後に残した物と言葉を思い出しなさい。それが母さんを助けることはできないだろうが、救えることが出来るだろう。お前の母さんが本当に望むものが何か、よく考えてみろ。」消える上帝。
「母さんが本当に望むもの・・・。」ウノ
ウノも目覚める。ウノの部屋。
「私がお前に最後に残した物と言葉を思い出しなさい。それが母さんを助けることはできないだろうが、救えることが出来るだろう。お前の母さんが本当に望むものが何か、よく考えてみろ。」上帝の言葉を思い出すウノ。
チェの屋敷。ウノ母妖怪が現れる。 怖い~!!この女優さん、凄いね。
官庁。アミーゴズ達の話。
「人生ってわからないものだな。秋風に散り落ちる木の葉。」
「まさにチェ大監のことでしょう。」
「ところで、なんでアランお嬢さんに幽霊とか言ったんだろう?」
「あのじじい。頭がおかしくなったんだよ。」
「それにしても大変でしたよね。」
「え?私?なんで?」
「もう忘れたの?少し前まで、チェ大監路線だったでしょう?」
「何言うんだ?チェ大監だなんて。そんなことない。そんな名前も聞いたことない。」
「私は路線てのがこんなにも重要だとは知らなかったですよ。」
「路線は人気者に向けるべきさ。」
「人気者と言えば、最近トルピジャンの人気がすごいらしい。」
「トルピジャンが?」
「トルピジャンって、出身を除けば、カッコイイし、男らしいし。街では人気がサトと同じらしいですよ。」
「サトと?」
「だけど、心配はいらないよ。トルピジャンはサト路線でしょ。当分路線を変えることはなかろうよ。」
ウノの部屋。アランとウノ。
簪をウノに渡すアラン。
上帝と師匠の言葉を思い出すウノ。
「私がお前に最後に残した物と言葉を思い出しなさい。」上帝
「母さんの心が欲しければ、この簪をあげなさい。この簪で救えるだろう。」師匠
「サト」アラン
「夢で師匠にあったよ。」ウノ
「玉皇上帝のこと?」アラン
「師匠が母さんを助けられる方法はないんだって。でも、魂は救えるって。」ウノ
「魂を救う?」アラン
「その中で苦しむ母さんの魂を助けてやるんだ。それが俺に出来る精一杯だ。」ウノ
「どうしたらいいの?」アラン
「体から魂を取り出す方法があるって言ってただろう?」ウノ
「うん。体の持ち主が一番大事に思うもの。」アラン
「これ。」簪を見せるウノ。
「この簪?そう。この簪なら・・・。母心簪、母の心。」アラン
「これで母さんを必ず助けてやるんだ。」ウノ
外に出るウノ。死神さんが待っている。
「お前の計画通りにしよう。」ウノ
「確かだな?」死神さん
「そうだ。俺が母さんの体からお前の妹の魂をとりだしたら、その時始末しろ。へまするなよ。」ウノ
うなずく死神さん。
死神さんが消えると、別の場所にジュワルがいる。
「あの女が、また戻ってきました。」ジュワル
朝。ウノの部屋。使道の服に着替えているウノ。アランが入ってくる。
「サト。今日は朝から早いのね。?」アラン
「ああ、母さんの前にチェ大監のことを始末しないとな。」ウノ
官庁の庭。
「サト!チェ大監を連れ出す準備が出来ました。」アミーゴズ
連れて行かれるチェ大監と使用人ゴドリ。チェの前に行くウノ。
「チェ大監。人間と獣の違いを知ってますか?
「私がなんで知ってるんだ?」チェ
「人間は過去により、その人生が決まるのではないでしょうか?気がつかないで犯した罪に対しても、それなりの責任があるのに。無実な人をいじめ、殺し続けた大監督にはどんな人生がくるのでしょうか?それに、これは家族の悲惨な死を目の前にした俺の母からの裁きになるでしょう。」ウノ
「聞け!罪人チェ氏を直ちに連れ出せ!」ウノ
チェ達を連れて行く官兵たち。
ウノの使道姿って、ホントにカッコイイ~♪って、真剣なシーンでそんなことを考える私。
街を連れて行かれるチェと使用人ゴドリ。街の人たちが怒っている。
「情けない奴め。門の一つさえ、守りきれなくて、私にこんな恥をかかせるのか?私にその目は何だ?」チェが使用人ゴドリに八つ当たり。
「私には大監殿に従った罪しかありませんね。」ゴドリ
「何?従っただと?虫けらみたいなお前を助けてやったのは誰だ?この私だ。チェ大監なんだぞ!なるほど、わかったぞ。私に従ったと言って、無実だと言い訳するつもりだな。」チェ
「いけないのでしょうか?どっちにしろ、どうせ処刑される運命ではないですか?」ゴドリ
「処刑だなんて、口にするな!」チェ
「王の前ですべてを話すつもりです。どうでしょう。王様は大監みたいな人の召使いだった私を可哀そうに思って許してくださるかもしれませんよ。」ゴドリ
「貴様みたいな卑しい奴と尊い両班のどっちを信じてくれるかな?どうせわしは釈放されるはず。お前の首を切り取ってやるからな。」チェ
「はい。大監殿。」ゴドリ
「お前らも同じだ。すぐに出て、この恥を逆に思い知らせてやるからな!」チェ
このチェ!最後まで信じられない人だね?!怖いよ~。
チェに向かって石を投げる子供。
「誰だ?この私を誰だと思っているのだ?許さないからな。誰だ?ただでは済まないぞ!」チェ
街の人たちの怒りが爆発。街の人たちが、チェを引きづりおろす。
「私を誰だと思ってる?思い知らせてやるぞ!このやろう!」チェ
ゴドリが官兵の刀をとり、チェに向かう。
「貴様。」チェ
「冥土の土産として、共に行きましょう。どうかお元気で。」刀をチェに振り下ろすゴドリ。
切られ、倒れるチェ。死んでしまう。
それを見ているジュワル。
官庁。ウノの部屋。私服に着替えたウノ。
かんざしを手に持ち、決意する。
「母さん。」ウノ
行こうとするウノ。アランが入ってくる。
「サト。大丈夫?」アラン
「俺は誰だ?そう(大丈夫に)、見えないか?」ウノ
「この姿のまま、必ず帰ってこないと。」アラン
「もちろんだ。指一本触れさせないよ。」ウノ
ウノの手を取り、「必ずよ。必ず。」というアラン。
アランを抱きしめるウノ。
アランに微笑んで行くウノ。
チェの屋敷前。
ウノがやってくる。死神さんも来る。
「準備ができたか?」死神さん。
うなずくウノ。
二人に気付くウノ母妖怪。
「こいつら!」ウノ母妖怪。
アランが駆けつける。
ウノ、死神さんが屋敷に入っていく。ウノ母妖怪と対峙。
死神さん、刀を抜く。ウノ、かんざしを握りしめる。
「それ、何?」ウノ母妖怪
「母さん。やー!」ウノ母妖怪に向かっていくウノ。
弾き飛ばされるウノ。アランが入ってくる。
「サト!」アラン
「アラン!」ウノ
死神さんがウノ母妖怪に向かっていき、ウノも一緒に向かっていく。
死神さんが弾き飛ばされた隙に、ウノが、ウノ母妖怪の胸元にかんざしを突きつける。
「お前、母親を殺すつもりなの?」ウノ母妖怪
「母さん、俺が救ってやります。」泣きながら、母の胸にかんざしを刺すウノ。
苦しむウノ母妖怪。仙女の魂が出てくる。
完全に仙女の魂が出る。
倒れるウノ母。
「母さん!」ウノ
その隙に、仙女がアランの元に一直線に走っていく。
死神さん、突き飛ばされる。
「嫌~!」絶叫するアラン。
最終回に続く・・・。
死神さん~!突き飛ばされてる場合じゃないよ~!!!
うっかり、アランの体に入っちゃったら、どうするの~!!!
と思った私。
でも、予告では、ちゃんとアランが無事そうだったから、大丈夫かな?
予告の最後の場面で、ウノとアランがやっていた儀式みたいなのは何かな?
最後はどうなるんだろう?!全然わかりません。
出来れば、現世で仲睦まじく、二人で年をとっていくことを希望~!!!
それにしても、最後のオモニを刺すシーン。泣けたわ・・・。ジュンギ。
絶対にジュンギって、演技上手くなってるよね?!
え?前から・・・?
い・いや。そうなんだけど、更に磨きがかかったというか・・・。
発声も何処かのニュースで褒められてたけど、軍でやったミュージカルのおかげかな?!
とか、いろいろ考えますが・・・。
今日の最終回が楽しみ~!!!
そして、明日の新大久保はどうなっちゃうのか?!大パニック?!