アラン使道伝 18話 あらすじ&感想 その2

なんでだか、知らないけど、記事が書けなくなったので、とりあえずのところで、アップしました。
まだまだ、アメブロ機能が分かってない私・・・。ミアネ。



隠れ家の洞窟から出てくるアラン。ジュワルがいる。
アランがジュワルの前を通り過ぎるが、腕をつかんで止めるジュワル。

「お嬢さん。この前私が言った言葉を忘れないでください。」ジュワル

「言葉?」アラン

「どんな瞬間でも、望むもののために自分自身を諦めることはしないって。どんなことがあっても、自身を諦めることはしないと約束してください。」前にジュワルが言っていた言葉


「旦那はいったい、どうしてあんなおんなと一緒にいるの?」アラン

何も言えないジュワル。去っていくアラン。
ジュワル、ウノ母妖怪の元へ。

「生意気な子ね。思ったより簡単ではないわ。私がサトを始末しろって言ったわね。」ウノ母妖怪

「はい。もう少しで処理します。」ジュワル

「いや、そのままにしといて。あの子に会ってから、考えが変わったの。ふっ。あの子の心を得るのがなぜ難しかったのか、分かるようになったわ。」ウノ母妖怪




ウノの入っている牢屋。チェ悪代官が来る。

 

「どうだ、元気にしているか?召使もこの中じゃ、面倒を見る奴もいないだろう。誰か入れてあげようか?あ、あの子がいたな?!あの幽霊の子。」チェ

「なんだって?大監!今なんて言ったんだよ。」トルセ

「トルセ、だまってろ。」ウノ

「幽霊から面倒見られたら、確かに面白いだろうな。でも、お前がこのまま死んだら、あの子はどうするんだ?死ぬことも出来ないから、あの世でも再開できないだろうし。そういえば、お前が、ソ大監の孫だって聞いたな。お前が良ければ、お前の祖父がどのように千切れ死んだか話してやってもいいがな。一度聞いてみるか?生意気な奴め。ここでは何も出来まい。貴様の阿呆な母親のようにな。」チェ

「チェ大監!」とうとう、怒り爆発のウノ

このじじい、そうとう性格悪いよね。最悪だわ~。



官庁にアランが帰ってくる。物々しい兵を見て、びっくり。

「何事なの?」アラン

「アランお嬢さん、どこ行ってたんですか?」アミーゴズ

「どうしたの?なにがあったの?」アラン

「凄い騒ぎがあって。」
「サトが逮捕されたんです。」アミーゴズ

「何?なんで逮捕なんか?」アラン

「逆謀罪をかぶせられて。他でもない。逆謀ですよ。逆謀。」アミーゴズ

「逆謀?何の逆謀?なんで、急に逆謀なの?」アラン

「だから、チェ大監が・・・。」アミーゴズ



巫女が急いでやってくる。

「反乱だなんて。いきなりどういうことなの?逆謀は即死刑でしょ?どうしてこんな・・・。」巫女


牢。アランが来る。

「サト!」アラン

「アラン!」ウノ

「これはどういうことなの?」アラン

「お嬢さん。トルセ!」駆けつけてきた巫女

「パンウル!」トルセ

「これはいったいどういうことなの?」巫女

「パンウル。」トルセ

「何が起こるかわからないから、巫女の所に行ってろ。」ウノ

「サト!」アラン

「早く!ここにいたら、またチェ大監に何されるかわからないよ。パンウルも早くお嬢さんを連れていけ!」トルセ

兵が来て、出されてしまうアランと巫女。




街に張り紙が。

「どうしてこんなことが?」
「サト殿が逆謀だなんて。」
「これは絶対嵌められたのさ。」
「じっとしていられるか。行って抗議でもしようぜ。」
「何言ってるんだよ。俺たちみたいなのが行ったら、その時はサトは本当に反乱軍の頭にされるに決まってるよ。静かにして、事の成り行きを見てみよう。」
街の人たち。




ジュワルの部屋。

「逆謀?」ジュワル

「はい。サトは逮捕されて、今日監察使と対面するんですって。どうも、大監が後ろから事を起こしたみたいです。」使用人

「そしたら、サトの家の人たちがどうしたんだ?」ジュワル  アランが気になるのね?!

「はい。召使はともに逮捕されたし・・・。」使用人

それを聞いて、すぐさま立ち上がって出ていくジュワル。 とてもアランが心配のご様子。




官庁の庭先。監察使が待っているところに、威張ってチェ悪代官登場。
ジュワルも駆けつける。アランを見る。

「罪人を連れてこい。」監察使

連れて来られるウノとトルセ

「ミリャン使道キム・ウノは聞け。そなたは、オルチャ、庶子など卑しい身分の者たちをあつめ、反逆を講じた嫌疑で告発された。この場でその地位を奪い、拷問を通し、その罪を世の物に伝える。」監察使

「根拠のない告発で逆謀罪を被せるほど、この国の法は粗末なのですか?」ウノ

「なに?根拠がないだと?そしたら、負役の者らを集め、官兵として偽装させ、私組織を組んだ罪は認めるか?」監察使

「そんなことはしていない!」ウノ


 


「身分を問わず、官庁の職を与えると言ったことは、この国の根本を無視し、王室と朝廷の法度を欺瞞する意図があったことは認めるか?」監察使

「認められません。」ウノ

「そなたの奴婢のトルセに官庁の地位を与えたのも根拠のない話か?」監察使

「旦那・・・。」トルセ

「卑しい身分の者に勝手に官庁の地位を与えるのは、国の秩序を乱す逆賊行為だということを知らなかったのか?早く言わんか?聞いたところによると、お前はキム大監のオルチャだそうだな。卑しい身分のお前がミリャンの使道になったのも、このすべてを企んでの計略だったのではないのか?調停を欺き民心を見だした罪。その首を取り、国民に見せ付けてやるべきだろう。早くその罪を認めろ。そしたら、命だけは助けてやろう。」監察使

「何、訳わかんないこと言ってんの?このじじい!」監察使の前に出ていこうとするアラン

「ここではまずいですよ!」アミーゴズに止められる。

「お嬢さん、サトのためにも・・・。」巫女。我慢するアラン。

「ありもしない罪を告白する気はありません。首を取るなり、好きにしてください。本当に罪があるなら、避けずに受け入れましょう。」ウノ

「最後まで認めないつもりか?」チェ  出たな!この悪いじじいめ!

「このバカ者ども!こいつの本性を見せつけてやろう。」チェ

アランが前に出される。

「離してよ。」アラン

「この愚か者ども。幽霊を操るサトに騙されたことも知らなかったくせに。」チェ

「幽霊?」
「なに?幽霊って言った?」街の人

「こいつの仮面を暴いてやろう。この娘は人間じゃない。」

みんな、呆然。

「チェ大監。何を言ってるんだ?」監察使   

そうだよね。普通、頭おかしいんじゃない?って思われちゃうよね。
チェ悪代官、そんな事も分からないなんて!興奮しすぎですから。

「じじい。何のことだ?」アラン

「こいつが幽霊だという証拠をみせてやろう。」刀を掴むチェ

「おい、チェ大監!」監察使

「やめろ!何するんだ!」ウノ

 


ジュワルもあせる。

「今からよく見ろ!こいつは、いくら殺しても死なないんだ。」チェ

 


「手を出すな!」ウノ

 


「あがいてるようだな。ふふふ。誰の言うことが本当なのか、目の前で見てみようではないか。」アランの首に刀をかざすチェ


 


ジュワル、助けに行こうとして兵に抑えられる。

 


切ろうとしたチェ。

「待て!すべての罪を認めます。」ウノ


 


アランを助けるために、そんなこと言っちゃった。ウノ~♪
逆謀は死罪なのに・・・。自分よりアランなんだね。


「このままで終わらせるもんか!」チェ

「やめなさい!」監察使

「こいつは幽霊なんだから!」チェ

「やめなさい!」監察使

チェのじじい!(表現がアランになってしまって、すいません。)
完全に頭おかしくなってるよね?何てことするつもりなんだ!

チェが、刀をおろし、ほっとするウノとアラン。街の人もホッとしている。
見つめあうウノとアラン。



アミーゴズ、3人で相談している。

「これは、いったい、どうしたことでしょう?」
「まったくです。路線を決めた矢先に逮捕だなんて。それに使道の最側近のトルピジャンまで。」
「路線を変えるんじゃなかった。ああ。チェ大監殿が私の忠誠をもう一度受け止めてくださるだろうか?」
「こら!何を言う!こういう時だから、ちゃんとしないと。この危機でサトを助けてみよう。」
「どうやって?」
「覆面をかぶり、サトを連れ出す?」
「覆面?そんなに捕まえられたいなら、一人でやりな!」
「ああ、何か思い出しそうなんだが。」
「どうしよう?」
「こういう時は背負った何かが必要なんですがね。」
「背?」
「背負った何か?亀でもあるまいし。」
「は!キム・ウンブ大監殿に?」
「なんで、それを思いつかなかったんだ。」
「時間がない。早く送ろう!」

アミーゴズ、そこからが早い。手紙を書いて、キム大監に知らせる。

よくやった~!アミーゴズ大活躍~!



巫女の家。アランと巫女。月を見上げている。もう半月なんだね。

「お嬢さん、私は頭が悪くてよくわからなかったけど、トルセあの人が官服を着たのが、そんなにいけなかったのですか?今まで考えたことないけど、どうして人間には身分てものがあるのですか?こうして、空の下で月光を浴びるのは皆同じなのに。」巫女

「私もよく分からない。死んで悪鬼になるはずのチェ大監はあんなに元気なのにね。何かあるんでしょうね。間違っている世界を任せながら、人間と幽霊同士で頑張って変えていけって言うのかもね。」アラン


官庁。また連れて来られるウノとトルセ。
チェがウノの元に来る。

「お前がミリャンに来た以来、初めてゆっくりと、本が読めるようになったな。」チェ

「その口で、世の人をだましたとか言いましたな。仮面といいましたな?民の口をふさぎ、殺し、奪い続けたチェ大監の申されるお言葉。よく覚えておきましょう。でも、天からの罰に対し、そろそろ準備した方がいいでしょう。」ウノ

「ええい!」ウノをけるチェ

なにするんだ~!ウノ様を蹴るなんて!

「私が法で天だ!お前こそ準備しろ。私からの天罰!」ウノを蹴りまくるチェ。

何てことするんだ~!チェめ~!ウノ様を蹴りまくって、ただじゃおかないわ!!!

「やめなさい!」外から声が聞こえる。兵とキム大監登場!

「大監殿!」トルセ

「国法を執行しているのに、やめろとは?いくらお偉いキム大監でも、これは度を越したと思いませんか?」チェ

「チェ大監は自分の都合で監察使を呼び出し、無実な者を犠牲にしようとするのか?」キム大監

「ふふふ。息子だとはいえ、逆謀連中の頭をかばうとは。キム大監もその一員なのではないですか?監察使殿、キム・ウンボ大監にも嫌疑が見えるので、捜査してみてはいかがでしょう。」チェ

「監察使は王命を受け貰いなさい。」キム

「監察使はミリャン使道キム・ウノを即赦免せよ。ミリャンの使道職は元から身分を問わないと言う王命に従ったまでで、奴婢の官職任命も使道の裁量なので、罪を問わない。村の秩序を乱したという罪目に対しても、村の皆が認めない事実であり、むしろ、使道赴任以来の生活が豊かになったことが認められるので、これもまた無嫌疑だ。オルチャと庶子を集めて、私組織を組んだということに対しては、証拠不足で無嫌疑にいたす。チェ大監の悪行が明かされキム・ウノに対する汚名が認められ、嫌疑がないことを認める。キム・ウノを赦免し、復職を命じる。」キム

涙を流すウノ

すごいよ~!ウノパパ~!王命まで持ってきちゃったら、誰も何も言えないね!
チェのじじいもたじたじだった・・・。



官庁。アランとパンウルのもとへ来たウノとトルセ。

「パンウル~!」トルセ

「トルピジャン!」走って行って、トルセに抱き着く巫女

その横で静かにアランを抱きしめるウノ。

なによ~!これ、してもらいたんですけど・・・! ←ずうずうしい?!
でも、やっぱりトルセ達とは違って、両班の二人はお淑やかなの?



ウノの部屋。使道の部屋に着替えるウノ。



ウノとウノパパ。

「今度のことは、お前の祖父のことを見逃した大臣たちが助けてくれた。お前が詳しく記録したチェ大監督の悪行も決定的だった。」ウノパパ

「これからが始まりです。ひとつ残らず、すべてを明かしてやります。」ウノ

「そうか。母親は見つけたか?」ウノパパ

「それも必ず見つけ出すつもりです。」ウノ

「あっちこっち旅に出てばかりだったお前を捕まえられなかったことを後悔しておる。しかし、官職に気がなく、母親を追うばかりだったお前の心の裏には、私の本音が隠されていたかもしれぬな。朝廷に座っていると、見えないのが民の心だ。流れ始めた水の後には水の道が出来る。お前が民の心を集め始めた。その道の最後まで共にするがいい。」ウノパパ

「私みたいな者に民の心なんてわかりません。でも、これ以上の無実な犠牲は許しません。」ウノ

「苦労したんだな。」ウノパパ

父に認めてもらえてうれしいウノ。



アランの部屋。アラン。

「そうだね。サトには父さんも母さんもトルセもいる。ここミリャンに官庁もあるし、キムヘには家もある。サトの家にはサトを知っている人がいる。そうだったわ。あの人にはあの人の人生があったんだわ。」アラン

「言ってごらん。お前だったら、何のために自分を捨てられるの?」ウノ母妖怪の言葉を思い出すアラン。



ウノ母妖怪の隠れ家。ウノ母妖怪が苦しんでいる。

「ムヨン。」ウノ母妖怪

死神さん登場。ウノ母妖怪の元に来る。

「お兄様。助けて。助けて。お兄さん。」ウノ母妖怪

何も言わずに消える死神さん。



官庁。アミーゴズにウノがねぎらいの言葉をかける。

「今まで、俺のために苦労したな。」ウノ

「いえいえ、こんなことごときで。」アミーゴズ

「では、最後の仕上げだな。」トルセに言うウノ

「承知しました。」トルセ

「チェ大監のじじい、ただではすまないぞ!」トルセ

官庁を出て、チェの元へ向かうトルセとウノ。

カッコイイ~!!!



チェ大監の屋敷。
官兵たちが、チェの私兵たちと戦う。トルセがよく鍛えてるから強いぞ~!官兵の皆さん。

「なんで、こんなに騒がしいんだ?」チェ

「サトが官兵を連れてきました。」使用人(ゴドル)

「なに?何のために?」チェ

「早く!逃げてください!」使用人

「だめだ、離せ!このまま行けない!」しまってある財宝を持ち出そうとするチェ

どこまで強欲なんでしょう?死んだら、持っていけないよ?!

「早く逃げましょう。」使用人

「離せ!この虫くずやろうが!今までお前の世話をしてやったんだ。早くやつらを止めろ!」チェ


ジュワルの部屋。

何気にこの人、だんだんカッコ良く見えるようになってきた・・・。

「何事だ?」ジュワル

「どうも大監を捕まえに来たみたいです。巻き込まれたら大変なので、早く逃げてください。早く~!」使用人

部屋から出るジュワル。


トルセも強い~!大活躍!

ウノ、チェの元へ。チェ、お宝を箱にしまって持ち出そうとしている・・・。アホだ・・・。

「お前は!ここをどこだと思ってる。」チェ

「大監に話したいことがありまして、わざわざ来ましたよ。囚人と言っても大したことありませんでしたよ。」ウノ

「何だと?」チェ

「何日かいたんですが、その監獄の中にも上席ってのがあるんですよ。特別に底を用意しますので、心配なさらないでください。」ウノ

「誰かいるか?」ウノ

「官庁の針母の殺人と国法で禁じられた私兵組織を組んだ罪で、そして、国で決められた以上の高利子で民をいじめ、財産を奪ってきた悪行など、いちいち数え立てられないほどだ。チェ大監、あなたを国法の名で厳重に罰する!連れ出せ!」ウノ

「ダメだ!ダメだ!」チェ


牢屋に入れられるチェ。

「こら、ここを開けぬか!」チェ


チェ大監の屋敷から、武器、食料を官庁へ運び、食料を民に分けてあげるウノ。




久しぶりの天上。上帝と閻魔。

「あいつも結局ああなったんだな。」閻魔

「ムヨンが操る悪鬼とは違うけど、あいつも悪鬼と同じようなものだったよ。」上帝

「ムヨンがまた一人の人間を欲望の奴隷にさせたんだよ。」閻魔

「その欲望って悪いだけじゃないんだけどね。間違ったらあれだけど。時には欲望が世の中を動かす力となるんだよ。人間どもが皆そこまで賢かったら、私らみたいな神がこんなに悩まないさ。」上帝


ジュワルがチェの部屋に入ってくる。宝散乱・・・。そこへウノ登場。

「やっと会えたな。あの妖怪を隠したのはお前だろ?いったいあの妖怪とどんな関係なんだ?俺の母さんがどうしてあんな妖怪になったんだ?チェ・ジュワル、お前が知っていること、全部話せ。」ウノ

「キム・ウノ。アランお嬢さんが、あの女に会った。」ジュワル

「なに?」ウノ

「あなたも知ってるだろう。あの女がアランお嬢さんの体を狙っていることを。あの女は欲しいものを絶対に逃がさない。アランお嬢さんが、今何を考えているかはわからないけど、少なくても、あんたのために、自分をあきらめることは無いようにしろ。」ジュワル。




官庁に帰ってきたウノ。

「サト。」アラン

「あの女に、また会ったのか?」ウノ

ウノの部屋。

「なぜ、また会ったんだ。それも一人で。お前、もしかして、あの女が言ったことを信じてるのか?アラン?!」ウノ

「サト。私が天上に行ったら、サトが私を忘れるし、地獄に行ったら、私がサトを忘れるの。」アラン

「それはどういうことだ?」ウノ

「そうなるんだって。だから、こんなことをしてでもお互いを覚えていてほしくてね。」アラン

「それがいい訳なのか?俺の母さんのためだったら、やめろ!いや、何のためでもやめろ!お前が何を考えていて、何をするつもりなのか知りたくない。だからやめろ!全部やめろ!」ウノ

「サト・・・。私はね。私を殺したのがサトのお母さんだってわかった瞬間、真実の鐘はどうでもよくなったの。だから、、サトのお母さんを助けて、サトを助けたいと思ったの。私がサトのために、一つだけ役に立たせて。」アラン

「お前、今、俺をどんなに卑怯者にしてるのか分かってるのか?お前がそんなことするのを俺が望んでると思ってるのか?」ウノ

キョトンとしているアラン。

出ていくウノ。

アラン。部屋で何か考えている。
ウノは、店で酒を飲んでいる・・・。

この二人はどうなるんだろう・・・。切ない二人なんだよね。幸せにはなれないの?

アラン、手紙を書いている。


ジュワル。アランの手紙を見る。手紙を握りつぶす。

アラン、ご飯の支度をしている。

ウノ、部屋で悩んでいる。

アランが食事の用意をして、ウノの元へ。

「自分の手で食事の用意をしたかったの。満月もあともう少しだし。食べて。安心して。サトが言うとおりにするわ。また考えてみたけど、やっぱりばかばかしいわ。美味しく召し上がって。」アラン

ふっと笑って、食べ始めるウノ。

「美味しい?」アラン

「うん。美味しい。」ウノ

キャー!なんだか、夫婦みたい?!私もこんな会話してみたい! ←またしてもずうずうしい。

食べるウノを見ているアラン。



アミーゴズとトルセ。飲み屋さんにて、お疲れ様会?!

「うちの大監殿に知らせようとしたなんて、大したもんですわ。特別に用意しました。」トルセ

「これは何だ?こんなにおいのする物なんて、食べられるか?」
「そうですね。こんなの食べられません。」アミーゴズ

「そんなこと言わないで。これをこうやって、こういう風にしたら大丈夫。」トルセ

「ああ、美味しい!」アミーゴズ

「今までの事、全部忘れて、これからは家族みたいに過ごしましょうよ。」トルセ

「いくらなんでも、お前と私たちは格が違うだろ?使道程度ならまだしも。」アミーゴズ

「サト?」トルセ

「ははは!いやいや!」仲よくお酒を飲むアミーゴズとトルセ。


アランが部屋から出てくる。
ウノの部屋の前。靴をそろえてあげる。  この靴、長靴みたいだよね?!

官庁を見渡しながら、歩いて出ていくアラン。振り返る。
でも、歩きだし、官庁を出ていくアラン。
街を歩いてるアラン。泣いている・・・。



巫女の家。

「そこで何してるの?」アラン

「なんでこんな時に。そうですよ。いくら鏡見て頑張っても、生まれつき可愛い人には勝てないし。」巫女

「何言ってるの?パンウルの方がずっと可愛いわよ。」アラン

「何をそんな!ところで、いったい何の用です?(思いついたように)まさか!招魂?それなら、出来ない。心でも出来ない。」巫女

「サトにこれ、ちょっと伝えてくれる?」アラン

「これなんですか?手紙?」巫女

「今まで、私のせいで苦労したでしょ。あれこれやってって。パンウルは本当にいい人だよ。こんな最後まで頼み事してごめんね。元気でね。パンウル。」去っていくアラン。

「最後?何だろう?」巫女



官庁。ウノの部屋。巫女が入ってくる。

「サト!」巫女

「ああ、巫女。どうしたんだ?これなんだ?」ウノ

「最後だって、今・・・。読んで見てください。」巫女

手紙を見るウノ。アランからの手紙を読むウノ。

「サト。誰かが言ってたわ。昼間見た蝶の夢で自分が蝶なのか、蝶が自分なのかわからなかったって。サトにあっている間、私もそうだったわ。人間が幽霊になったのか、幽霊が人間になったのか分からないくらいの時間だった。嬉しい時は嬉しがって、悲しい時は悲しがって、人間として生きてきた時間を大事に思ってる。サトが私を大事にしてくれてありがとう。その心をありがとう。私のことはすぐ忘れられるだろうね。でも、忘れてくれとは言わないわ。覚えてて。アランという名前を。サト、愛してます。」アランの手紙。

ウノはアランを探す。

後ろを振り返るけど、泣きながら歩いていくアラン。



ジュワルが待っている。

「来たわ。」アラン

「本当に行くのですか?」ジュワル

「行きます。先に立って行ってくれなくても、私、一人でも行きます。」行こうとするアラン

アランの前に立つジュワル。

「お嬢さんは、本当に私に残酷ですね。どうして。どうして。私の心などまったく気にしないのですね。私の心を知ってるのに、どうしてこんなことできるんです?」泣きながら言うジュワル

「そんなんじゃないわ。旦那が嫌なら、私一人で行くわ。」行こうとするアラン

「行かないでください!」腕をつかみ、引き留めるジュワル。アランがジュワルの胸に飛び込む形になる。


「来ないで!」ウノ母妖怪
ウノ母妖怪に刺されるイ・ソリム
自分のせいで、イ・ソリムが死んだことも、それがアランだということも思い出すジュワル。
呆然とするジュワル。
その隙に行ってしまうアラン。



ウノ母妖怪の隠れ家の洞窟。

「来たのね。」微笑むウノ母妖怪。

アラン、入っていく。

走ってくるウノ!


続く・・・。


行かないで~!アラン~!ウノ!間に合って~!
ああ、なんで、予告がないの~?!
どうなっちゃんだろうか?アランが妖怪になっちゃうのかな?
その妖怪になったアランを刺したりしなきゃならなかったら、また余計に泣いちゃう~!!!

それにしても、ジュワルの泣きの演技に魅了されてる私・・・。
ウノ様に嫉妬されちゃうわ~。オットッケ?

早く続きが見たい~!!!