アラン使道伝 13話 あらすじ&感想
今回も切なかった~!その上、結構今後を左右する重要な伏せんが・・・あったよな・・・。
前回の続き。
ウノ、アランの部屋の前へ。
部屋の前で地面をほじっているアラン。そんなアランを見つめるウノ。
「サト?」ウノに気がつくアラン。
「何で出てるんだ?」ウノ
「眠れなくてね。サトはどうしたの?」アラン
「うん?俺も眠れなくてね。」ウノ
「トルセが言うことは当たり前だわ。だから、叱らないでね。気絶しなくて良かったわよ。私がたくさんの人に迷惑かけてるのね。早く済まして帰らないとね。それじゃ、お休み。」行こうとするアラン
「アラン・・・。俺がどうしたかわからないけど。俺も自分が理解できないけど・・・。」
「だけど、それは後で考えて・・・。これを先に言っとくことにした。」ウノ
「お前を好きになるなって言ったけど、俺は・・・。」ウノ
「サト・・・。」アラン
「俺はお前を・・・。」ウノ
「言わないで。」後ろを向くアラン
「好きになるぞ、アラン・・・。」ウノ
アランの前に来るウノ。
「お前、正直なやつなんだろ?思うままに生きていくって言っただろう。誰が何と言おうと。」ウノ。
「それが、どうしたっていうの?だから、サトは私の正直な気持ちを知りたいの?」
「じゃ、正直に言うわ。私は・・・。」
「サトと同じ気持ちじゃない。だから、サトもやめて。」行こうとするアラン
ショックを受けるウノ。アランの腕をつかみ、引き寄せるウノ。
「最後だ。」切ない表情で言うウノ。
「 それが、お前の正直な気持ちか?」ウノ
「オオ(そう)。」アラン
「そうか・・・。」掴んだ手を放すウノ
「ふっ(少し笑って)、わかった・・・。お前の気持ち。」ウノ
「入れ。」ウノ
部屋に入るアラン。
部屋の縁側で月を見上げるウノ。
運命より運命みたいな愛~♪(BGMも切ない・・・。あ、こう言ってるかは確認取れてません。)
ウノ様、切ないね・・・。
アランも切ない・・・。アラン、やっぱりウノ様が好き?!
関係ないけど、ウノが「わかった・・・。」って言った後、
「네 뜻 (ネ ットゥッ) ←発音まったく自信ありません。最後、tになるんでいいのかな?)」
っていうんだけど、調べたら、「お前の気持ち」みたいな意味だった。
ものすごく短い言葉なのに、「お前の気持ち」って意味になることに、ものすごい反応してしまった・・・。
韓国語って面白い~♪
次の日の朝。
出かける支度をしてるけど、物思いにふけって部屋に座ってる。
アランの部屋の前に行って、草鞋(わらじ)?を見る。
ウノ様、街へ外出。
街のみんなが、ウノ使道が通るたびにお礼をいってる。
靴屋のアジョシがお礼を言うので、ウノが「食料を分けたぐらいで。」というと、
「私たちのことを誰かが気を使ってくださり、聞いてくださる方がいるんだってことが・・・。」靴屋アジョシ。
悪代官のもとで、ギュウギュウに税金を絞られたり、いじめられたりしていた町のみんなは、
サトがいるってだけでも、うれしいんだね。
サトは、そんなつもりないけど・・・(笑)。でも、正義に目覚めるか?!
アランのために、靴を買うウノ様~♪
官庁。ウノの部屋の前にいるアラン。
「まさか、昨日出て、まだ帰ってないの?」アラン
帰ってきたウノ。アランを見つめる。
「何してるんだ。俺の部屋の前で。」ウノ
「さあ。」靴をアランの目の前に出すウノ。

「俺様が朝早くから買ってきてやったんだ。さあ。こっちに来てみな。」
アランを縁側に座らせるウノ。
アランに新しい靴を履かせてあげるウノ。 素敵~♪うっとり♪

「ぴったりだな。やっぱり俺って見る目があるから。この服にあんな古臭いもんは見てられなくてな。どうだ。気に入ったか?」明るく言うウノ
何も言えないアラン
「怖がるな、アラン。気楽に行こう。お前が何を考えてるか知ってるよ。天国に送ってやるって言ったろ。それだけをやるよ。」アランを見ずに言うウノ。
「立ってみろ。うん。いいな。いいぞ。良く似合ってるよ。後で天国に行くためにも、きれいにしておかなくちゃな。そうだろ?」明るくいうウノ。
「行く前に、着たいもの、食べたいもの、持ちたいもの(ほしいもの)、全部言ってみろ。この、お兄ちゃんが全部聞いて(して)やるから。」ウノ
アランを好きな気持ちは置いといて、アランのために、お兄ちゃんになる決心したんだね。
ウノ、切ないやろ・・・。
「本当?」アラン
「うん、言ってみろ。」ウノ
「まずは、桃を毎日毎日用意して。」アラン
「それくらい・・・。」ウノ
「ご飯も毎日三回お願い。サトが食べないと私にもくれないの。」アラン
「わかったよ。それから?」ウノ
「ないよ。」アラン
「なんだよ。全部食べ物なのか?」ウノ
「うん。良く食べるのが一番大事なの。私には。」アラン
トルセが来る。二人に言いたいことありそうな顔するけど、行ってしまう。
「気にしないで、札がどうなったか、見に行くぞ。」アランの手をひっぱり連れ出すウノ
官庁の外。チェ悪代官の手下が、アランを見て、ビックリ!(死んだと思ってたから。)
ジュワルが官庁に入っていくのもチェックする手下。
巫女の家。
「うわ~。見つかったよ。見つかった。」
ウノとアラン登場。巫女はアランが見れない雰囲気。
「私の口が滑ってしまい、トルセに・・・。」巫女
「いいよ。しょうがないわ。もう過ぎたことだしね。」アラン
部屋に入り、お札のことを話す、ウノ、アラン、巫女。
「幽霊をふせぐものではないと?」ウノ
「防ぐには防ぐんだけど、それだけじゃないのです。だから、本当の目的はほかにあるんです。あまりにも凄すぎて、私にも信じられないんだけど、本当の目的は天を遮るお札なのです。だから、幽霊たちも立ち入り出来なくなるのです。こんなとんでもないものだから、私の本にも載ってなかった。見つけるのに本当に苦労しました。」目にクマの巫女
「天を遮る(さえぎる)ってどういうことだ。」ウノ
「だから、結界を張るみたいなものですね。」巫女
「結界?」ウノ
「はい、決壊です。」巫女
考えるアラン。洞窟で、死神さんと話したことを思い出す。
アランの回想
「何?これ?」アラン
「魂。いくつも絡み合ってる。長い間いろいろと面白いことを身に着けたみたいだ。今まで封印されてわれらにもわからなかった。」死神さん
回想終わり。
「だから、あの洞窟にも悪鬼がいたのかも。ムヨンが言ってたの。封印されてて魂が出られなかったんだって。」アラン
「はい。幽霊が出ることも入ることもできないはずです。」巫女
「でも、チェ大監の家には幽霊が一人もいなかったわ。巫女の言うとおりだったら、閉じ込められていたはずでしょ?」アラン
「う~ん、誰かが始末したのでしょう。」巫女
「誰が?」ウノ
「結界を張った人です。幽霊でもないのに、誰が結界を張るわけ?」巫女
考えるウノ。
チェ大監の家。怒りまくってるチェ。
「くそみたいな奴らが、私を脅すなんて。一気に消してやろうか。何とかしたいが。」
死んだはずのアランに手を出すなといったウノ母妖怪を疑問に思うチェ。
たぶん、若い頃のチェとウノ母に乗り移る前の違う人の姿をした悪天女のシーン。
「あれが手に入れば、永遠に生きられるのに。」悪天女。
その時のことを思い出すチェ。
手下がアランが生きてることをチェに報告。
アランが、ウノ母妖怪が昔言ってた、不死身の体の者だと確信した模様のチェ。
生前のアラン(イ・ソリム)のことも思い出す。
手下から、ジュワルがアランに気があるってことを聞いたチェ。更に言いこと聞いたぞと悪代官笑いが止まらない・・・。
お前もある意味、怖すぎるな・・・。チェ悪代官!
場面変わって、アランの部屋の前で、切ない表情で佇むジュワル。
アミーゴズ(今日は2人しかいない・・・!)が、後ろからジュワルをのぞき見てる。
「かなりの時間がたってるのに、ずっと立ってる。誰もいないのを知ってるのに。」
「どうなってるのかな?アランはサトが好きなのに。ダンナはアランを?」
サトとジュワルの恋のバトルの間に入って面倒なことになると愚痴るアミーゴズ。
アランの部屋の前の縁側に座って、物思いにふけるジュワル。
なんか、先週あたりから、ジュワルも切なくなってきた~。
ただ単純に意地悪な恋敵ではないんだよね~。
ウノとアラン。
「死の真相を知るのが、怖くなってきたわ。」アラン
「心配することない。真実がどうであれ、天国に行けばいいんだよ。俺が行かせてから。」ウノ
見つめあう二人。巫女登場~。いいところなのにぃ・・・。
「お札を書きましょうか。」巫女
「どのくらいかかりそうだ?」ウノ
「すぐには難しいです。あのお札があまりにも強力だし。」巫女
それを聞いたウノ。「待つ時間がない。」
「お前、見張りが上手だって言ってたな。お前の言うとおりだ。手段を問わず忍び込むぞ。あの家の結界を張る理由を探してみよう。そういえばいろいろと怪しかったよ。」ウノ
天上。死神さんと上帝。
「上帝の考えは間違えております。」死神さん
「そう?」上帝
「はい。間違っておられます。」死神さん
「もう結論を出したのか?考える時間が短くない?」上帝
「上帝が私たちを天上の存在として許してくださった時、喜怒哀楽と共にいたる苦しみも、ここでは無用だと言われました。」死神さん
「ま、苦しみが必ず悪いってことはないよ。閻魔は嫌がってるけど、私はそれこそが心の確信に至る過程だと思うんだ。底を見てからこそ、見えてくるものがあるんだ。」上帝
「それは、必滅の人間に必要なものです。私は天上の存在、死神です。私が何をすればいいのかを教えてください。例えなんであれ、上帝に従います。方法を教えてください。」死神さん
「お前が確信がそこまでなら。そうしよう。」刀をだす上帝。
「心臓を狙うんだよ。たった一回の一撃しかない。」上帝
「一つだけ教えてください。私だけその子の存在を消すことが出来ると言われました。理由はなんですか?」死神さん
「肉親だからだ。」上帝 (혈육 ヒョリョク → 血肉、血筋、骨肉、肉親)
「肉親の縁を切れるほどの強い意志だけが、その子を消すことが出来る。」上帝
驚愕の死神さん。責任重大です・・・。
ウノ母妖怪から作り出された悪鬼。幽霊を捕まえてつれていこうとする。
死神さんが悪鬼を見つけて対峙しようとすると、それを察知したウノ母妖怪が、悪鬼を消す。
天上。上帝と閻魔。 この二人のほのぼのシーン好き~♪
「どうする?賭けるか?私の言うとおりだ。ムヨン(死神さん)のやつは出来るよ。ムヨン(悪天女の方)がここから捨てられた時、何も言わずに受け入れたろう?その前も逃げたあの子(悪天女)を自分の手で捕まえてきたやつだ。」」閻魔
「それはそうだな。」上帝
「あいつが捕まえてくることに賭けるよ。負ける気がしないけど大丈夫か?」閻魔
「それじゃ、私は何をかけようかな?何が欲しい?」上帝。待ってましたといいたい閻魔に
「待った!ヤギはダメだよ。」上帝 え?ヤギ?あれ大事なんだね。上帝様ってば。
「ははは。いらないよ。」閻魔
ああ、今日もほのぼの~♪ここだけだけどね・・・。怒ると怖いから閻魔様。
ウノとアラン。チェ大監の家に忍び込むらしい・・・。危険だ。
「ホントに見張らなくていいの?」アラン
「いいよ。どうせ何もできないだろ。」ウノ
「屋根の上まで登れたら、完璧な見張りできるのにね。昔は飛び降りたり、登ったり、簡単だったのに。」アラン
そういえば、幽霊の時と違って、最近おしとやかだね。アラン。人間だからね~。
「いいよ。ところで、忍びゆうれいのやつらは、どこだよ?これだから、幽霊は信用できないんだ。これじゃ、俺も恨みを晴らすわけにはいかないぞ。」ウノ
「だけど、少しはやったから、少しは晴らしてよ。」幽霊の味方アラン
「お前はここにいないで、あっちの遠くで待ってろ。官庁に帰れって言ったのに聞かないし。」ウノ
「帰りたい時に帰るわよ。あれこれ言わないで。」アラン
「とにかくあっちにいって、動かないでいろ。」そう言って、チェの家に向かうウノ
心配げに見つめるアラン。
ウノ母妖怪。家から出てくる。何かを感じ取った様子。
「あの子が来たのかしら?顔でも一度見てみようかしら?」ウノ母妖怪
なに?においでわかるの?そんなわけないか・・・。気配かな?!恐るべしウノ母妖怪。
外に出ていくウノ母妖怪。入れ違いにウノが入っていく。
ウノ母妖怪の部屋へ侵入。いろいろ探してみる。
外に出たウノ母妖怪。
「ムヨン(死神さんのこと)。」ウノ母妖怪。振り返ると死神さんが・・・。
ウノ母妖怪の顔を見て驚く死神さん。
「お久しぶりね。400年ぶりかしら?あなたはそのままね。私は変わったでしょ。有限な人間の体だから。しょうがないの。それでも構わないわ。人間じゃない。」ウノ母妖怪
「こんな生き方するために人間になりたかったのか?」死神さん
「こんな生き方?これがどうだっていうの?」ウノ母妖怪
「ムヨナー。」死神さん
「誰のせいだと思ってるの?天上にいた時、お兄様が助けてくれたら、ちゃんと人間になれたわ。上帝に方法がある事を知っていたでしょ。」ウノ母妖怪
「そんな方法、最初からなかったよ。お前の勘違いだ。」死神さん
「笑わせないで。だから、私が自ら探したのに。それを台無しにしたのもお兄様じゃない。」激高するウノ母妖怪。
死神さんと悪天女の回想。
若い娘が死に、魂がつれていかれる。残された肉体に乗り移る悪天女。
人間に乗り移った悪天女を捕まえる死神さん。
回想終わり。
「私を捕まえて、上帝に捧げて、すっきりしたの?上帝が私を天上から追い出した時も、、間もなく消滅されることを知ってたでしょ。でも、知らんふりしてた。」ウノ母妖怪
「地獄で苦しむよりも消滅される方が良いと思ったのだ。こういう形で400年も体を変えながら、人間でも幽霊でもない存在として生きるとは思わなかった。」死神さん
「これがどうだって言うの?どれだけすごいか。」ウノ母妖怪
「だから人間になることを反対したんだ!人間は宿命的に欲望ってのを持ってる。それを味わうとさらに大きい欲望を求める。お前は今、最大の欲望を求めてるんだ。」死神さん
「何よ?永遠の命?それの何が悪いの?ずっと生きたいだけよ?」ウノ母妖怪
「それで無実な人間がたくさん死んだろ!」死神さん
刀を出す死神さん。すかさず近寄ってくるウノ母妖怪。死神さんの刀を自分の心臓にもってくる。
「私は何もしないわ。お兄様。だから、上帝の刀を私の心臓に刺して。お兄様が確実な天上の存在だってこと、見せつけて。」微笑みながら言うウノ母妖怪。
刺せない死神さん。
「まだ会う時じゃないのに、あの子に会いたくて油断したわ。さすが、あの子は素晴らしい餌だったと伝えて。お兄様。また逢いましょう。」去っていくウノ母妖怪。
呆然とする死神さん。
天上。死神さんができなかったことを察知した閻魔。激怒!
一方、侵入したウノ。
あの扇子(うさんくさい師匠=上帝からもらった)を持っている。扇子が何かに反応している。
扇子を開くと、怪しい地下への入り口が出てくる。
扇子を思いっきり振る。 (それだけで、めちゃ、カッコイイ~♪)
地下への扉が開く。
ウノ母妖怪の地下洞窟アジトに侵入。
「これはなんだ?チェ大監、あいつは一体なんだ?」
怪しい壺を発見。開けようとするが開かない。
屋敷の外で待つアラン。道端に座っている。(後姿が可愛い~♪)
ジュワル登場。
「ここには何の用ですか?」あわててるジュワル。ウノ母妖怪に見つかったらまずいと思ってるみたい。
答えられないアラン。
「官庁に行きました。一日中待っても帰ってこなくて。ここで何をしてるのです?こ・ここにいては、いけません。行きましょう。」焦って、アランの手を取り、行こうとするジュワル。
「誰なの?」ウノ母妖怪。 キターーーーーっ!!!
慌てて自分の後ろにアランを隠すジュワル。 「私の側から離れないでください。」
カッコイイやーん!ジュワル~!惚れてるね~!相当ビビってるけどね・・・。
獲物を見つけたウノ母妖怪の眼。 怖すぎます・・・。
相当怖いけど、アランの手をギュッと握って、耐えるジュワル。ますます怖い眼のウノ母妖怪。
いったん、場面が変わって。
怪しい壺を持って、出てくるウノ。 そんなもの持ってきたら、危ないでしょ~!
ウノ母妖怪とジュワルとアラン。
「誰?」ウノ母妖怪
「いや、ちょっと知り合いで・・・。」しどろもどろジュワル。
アランをまじまじと見るウノ母妖怪。
「こんな夜に何の用ですか?」ジュワル
「会う人がいて、ちょっと出てきたの。夜になると、いろいろ気になることがあって。昼間には見逃すことも見えてくるし。」ウノ母妖怪。
「もう入りましょう・・・。」ジュワル
「ふふ。そうしましょう。」ウノ母妖怪。
「私はジュワルの叔母です。」アランに言う。
「先に失礼するわ。いつか遊びにおいで。」ウノ母妖怪。
少し歩いてから、振り向いて・・・。
「素敵なお嬢さんね。(容姿がいいお嬢さんね)」屋敷へ入っていくウノ母妖怪。
残されたアランとジュワル。
「手を・・・ちょっと。」アラン
ウノ母妖怪の方を見ていたが振り返って、手を握っていたことに今気づいたようなジュワル。
そこへ、ウノが来る。離れたところから、手をつないでるアランとジュワルを見てしまう。
「旦那、手を離して。」アラン
手を離すジュワル。そうとうきつく握ってたみたい。手をさするアラン。
「あ、すいません。叔母がちょっと訪ねて来られて。それでは、私も行きます。気をつけて。」ジュワル
「はい。」アラン
屋敷に入っていくジュワル。ジュワルを見つめるアラン。振り返るジュワル。見つめあう・・・。
それを見ているウノ。ため息・・・。アランの元へ。
「何してる?」ウノ
「オ?!別に。(壺を見て)何よそれ?」アラン
「知らない。とりあえず帰るぞ」ウノ
部屋に戻るジュワル。部屋で待ちかまえるウノ母妖怪。
「どうして、その子を連れてきたの?やっと決意がついたの?思ったよりいい子ね。早くこの拭けた体を脱ぎ捨てたいわ。私は必ずその子を貰う。お前の変わりはいくらでもいる。お前の父親も元気だろ?お前は他の奴らとは違うから機会をあげたの。金。権力。名誉。復讐。人間の欲望がそこまで色々だとは知らなかったわ。でも、お前は何も望まなかった。ただ人間として生きたいって。それが何かって聞いたら、暖かい家で、暖かいご飯を食べて、見くびられない生活をすることだって。そして、お母さん。他のどの欲望を叶わせるのより簡単だった。だから、機会を与えたのよ。誰にも許さなかった≪お母さん≫呼ばわりも許したじゃない。あんなに気を使ってあげたのに、一番大事なものを欲しがってるわけね。なんて恩知らずなの?私の物を欲しがるなんて。」ウノ母妖怪
部屋に戻ったウノとアラン。
「すごく冷たい。何ともいえない感じね。とにかく気分が良くないわ。ふたも開けられないし。いったい何が入ってるんだろう?」アラン
乱暴にツボを端っこに寄せ、寝転がるウノ。
「巫女に行ってみるよ。」ウノ
「巫女にわかるかな?幽霊も見えないのに。声が聞こえるのも私だけだったんだって。」アラン
寝たふりウノ。
「それじゃ、これで失礼するね。」行こうとするアラン。
「アラン・・・。お前が俺を見ないのは耐えられるけど、他の人を見る事は耐えられないな。」寝ながら言うウノ。目をつぶってる。
部屋を出るアラン。眼を開けるウノ。ため息。
外に出て、ため息をつくアラン。
さっきのアランとジュワルのことだね。片思いは切ないね・・・ウノ様。
いつの間にこんなに好きになっちゃったの~。
刀を見つめる死神さん。
天上。
「もう一度やります。」死神さん
「やめろ。」上帝
「今度は・・・。」死神さん
「やるな。」上帝
「上帝!」死神さん。怒って席を立つ閻魔。
「今度の閻魔は長引くだろうな。すごいがっかりしたんだ。」上帝
うなだれて行こうとする死神。思い出したように。
「キム・ウノ、あの者が上帝の物を持っていました。あの者はなんですか?私の代わりとして用意された者ですか?」死神さん
「そうだよ。」上帝
なにぃー!!!今、凄いこと言ったぞ!
「あの子を消すためには、上帝の剣と肉親の縁が必要だと言われました。キム・ウノの肉親の縁は何なのですか?あの子が入ってる体が、その者の母親なのですか?」死神さん
答えない上帝。
更に、今、凄いこと言いましたよね・・・。
ウノが母を殺さなければならないですと・・・。
あんなに母を思ってるのに・・・。
上帝さん!そんな可愛い顔して、やること酷くないですか?!
死神さんがやるか、ウノがやるか・・・。
ストーリー的には、ウノがやるしかない・・・。展開が悲しすぎる・・・。絶対、泣く!!!
ウノ、ツボを持って部屋から出てくる。アランが外で待ってる。
「巫女のところに行くの?一緒に行こう。」アラン
「いいよ。お前はここにいろ。」ウノ
一緒にいることがつらくなってきたのかな・・・ウノ様・・・。
巫女の部屋
「私にこんな壺を持ってこられても。何でわかりますか?」巫女
壺を触るウノ。
「ただの壺じゃないんだよ。触ってみろ。何か気持ち悪い冷気が感じられるだろ?」ウノ
巫女、壺を触ってみる。でも、ウノを睨んで。
「サト(サトとは言ってないけど、殿とかいうよりいいかなと思って)。私の前で自慢話してるんですか?はいはい。私には何も感じ取れませんよ。サトは見ることも、操ることも、感じることも出来て、本当に大したもんですね!才能あるのに、なんでサトなんかやってるんです?ここに座ってくださいよ!」自分の席を叩いていう巫女。
言い過ぎた!と、はっとして、「お許しください。私、少し気が狂ったみたいで。」巫女
「いいよ。俺にはここまでしか出来ないから、巫女に頼んでるんだよ。神気を文字で学んで、なんでも知ってるんだろ?」ウノ
「はい?それはそうですが・・・。」しどろもどろ巫女。
「なるべく早く調べろよ。時間がない・・・。」ウノ
「ところで、今日はお一人ですか?アランお嬢さんは?」巫女
答えないウノ。
官庁。
アランのもとにアミーゴズ。急にアランのご機嫌取り。リンゴのジュースを持ってきた。
毒入れたんじゃないのか?と言いつつも飲み干すアラン。
「ところで、どちらにするおつもりですか?」アミーゴズ。
ははーん。ウノとジュワルのどちらとくっつくのか、聞きに来たのね?!
それで、有利な方に自分たちも取り入るつもりかな?!ぷぷ。
そんなアミーゴズより、トルセを見かけて、行っちゃうアラン。
「トルセ!」アラン
「なん・・・ですか?」取っ手付けたように敬語を使うトルセ
「トルセ。ごめんね。怒ってるの知ってるけど、サトにひどくしないで。サトがあんたを一番頼りにしてるのに。」アラン
「頼りにしてる?幽霊に惚れて、何も見えないはずなのに。」トルセ
「そうじゃなくて。私がちょっと頼みごとしてるの。それを叶えてくれようとしてるの。」アラン
「だから、それが惚れたって言うの!人が完全に変わったの。うちの旦那は、元はあんなんじゃなかったの。誰かに頼まれて、それを聞いてやるような旦那じゃないの。うちの旦那は他人にこれっぽっちも関心ない旦那だよ。なのに、あんなになっちゃって。今日も朝早くからなんだよ。いったいどこ行ったんだよ。」トルセ
散々な言いようだよね~!ト~ル~セ!
うなだれたアラン。
「でも、トルセ。私はもうすぐ冥土に行くの。だから、少しだけ我慢して。君の旦那、必ず返すから。」歩いていくアラン。
ちょっと言い過ぎちゃったかな~と思うトルセ。振り向くと仁王立ちウノ。(あ、怒ってるわけではないよね。)
ウノの部屋。ウノとトルセ。
「話してください。」トルセ
「アランはな。アランが誰だか知らないだろ?」ウノ
「私にどうしてわかるんです?関係ないし。」トルセ
「前にお前が命がけで守ろうとしたお嬢さんだよ。覚えてるだろ?前の使道の娘、イ・ソリム。お前がチェ大監が送ったやつらから守ってたろ。」ウノ
「何のことですか?あの御嬢さんはもう葬式を。どうして、幽霊がまた・・・。いや、人間が・・・。幽霊が・・・。」ビックリしてるトルセ
「人間としてやるべきことがあるんだとさ。だから手伝ってやるんだよ。・・・。トルセ。」ウノ
「はい。」トルセ
「お前も知ってるだろ?俺は自分の事しか知らない奴だって。さっきは、よくも言ってくれたじゃないか。」ウノ
「いつも僕はズバズバと言ってますけど、旦那の気持ちは分かってますよ。僕みたいに確実に賤民には傷つくことじゃないけど、旦那は曖昧な(立場)だし。いいや。とにかくそうなの。」トルセ
「そうだ。そんな俺が、お前の言うとおり、変わったんだ。幽霊に惚れたからでも、病気でもない。生まれて初めて、他人のことが心配になったんだ。それで思ったことがあるんだ。トルセ、お前が俺よりずっといい奴だって。」ウノ
「え?何を言うんです?」トルセ
「顔も知らないお嬢さんを命がけで守るお前と、今になってやっとその気持ちを習い始めてる俺とは格(出発)が違うんだよ。」ウノ
「え?何を言うんですってば?」トルセ
「実は使道はお前みたいな奴がやるべきだけどな。」ウノ
「何を言うんですか!僕みたいな奴がどうやって使道なんて!」慌てるトルセ
「誰かの息子で、両班に生まれて、実はそれしかない奴らじゃなく、他人をかわいそうに思える心を持つ者。そんな人が使道になるべきだと思うんだ。」ウノ
「何言ってるのかわからないですけど、とにかく旦那の気持ちはよくわかりました。もうこれからはアランお嬢さんに意地悪しないから、安心してください。行きますよ。」部屋から出るトルセ
トルセ、外でつぶやく
「何も惚れてないだって。トルセ使道がなんだよ。は。うちの旦那の初恋が幽霊だなんて。男の初恋はどれだけ大事なのに。はぁ。ところで、幽霊が見れるって何だ?一体いつから?大監様(ウノ父)はご存知なの?じゃあ。小さい時の噂は本当なの?」トルセ
官庁。アミーゴズと話すウノ。
「はい?どうしてチェ大監のことが知りたいのですか?」アミーゴズ
「仲よくしたいんだよ。そのためには色々と聞かなくちゃ。」ウノ
「アイゴ!すばらしい考えです。私たちが今までどれほど苦しかったか・・・。」アミーゴズ
「早く言えよ。」ウノ
「チェ大監は、元はこの町の出身ではないよな?」
「はい、元は漢陽(ハニャン:昔のソウルの呼び名)だったかな。ここに来られて、20年ほどになりますね。あ、25年だ。」
「この町を行ったり来たりしながら、何年か前に完全に住み込んだのですね。」
「そういえば、あの家は恵まれてるよな。」
「キム大監も出世したしな。その前のパク大監もそうだったし。」
「そういえば、ここの権力者は、皆その家からでしたね。」
「チェ大監が官職にいた時はすごかったらしいですよ。数々の政敵を一人ずつ始末したらしいんだけど、その中には、かなりすごい人達もいたと。」
「それで、そんなチェ大監をここに追い出したのが、サトの父上ではないですか?」
byアミーゴズの会話
「なに?」ウノ
「知らなかったのですか?それを承知で無茶をするのだとばかり・・・。だから、チェ大監もサトが庶子なのにも・・・。(おっと、言っちゃまずかったという顔。)だから、私たちもサトに何も言えなかったのです。」
「でも、昔のチェ大監だったら、こんな静かじゃなかったはずなのに。年とるとさすがに静まるんですね。」
うなずくアミーゴズ
ふーん。あの家の人を代々使って生きながらえてきたのね。ウノ母妖怪は。
その見返りに、権力とかお金を与えてきたんだ・・・。
そんなチェ大監を追いやることができる、ウノ父も何か特別な存在なのかな?
チェ大監の家。チェと手下。
針母のことを調べた手下。その針母を連れてくるように言うチェ。
「まずはジュワルのやつから、始末してやろう。その次は生意気な使道だ。ふふふ。」チェ
何か企んでます!何する気だよ~!もう、散々いい思いしてきたんでしょ!!!
大人しくしてなさいっ!!!
ジュワルの部屋。
食事を持ってきてくれる従者。
「最近、あまり召し上がらないから、いろいろ気をました。」最近食べないジュワルを心配する従者。
この人、チェの家の人にしては、いい人だよね♪
従者が出ていき、ウノ母妖怪の言葉を思い出し、お膳をひっくり返すジュワル。
ジュワルも本当に可哀そうな人だよ・・・。複雑だよね。
アランの部屋。
「サトに頼って、ぼっとしてられないわ!」アラン
ウノの部屋。
「だとしたら、父上はチェ大監督について、詳しいのだろうか?」ウノ
アランが外から声をかける。
「サト。あのチェ大監のところに行ってくるね。どうもおかしいわ。忍びの幽霊達がびくともしないからさ。行ってくるわ。」アラン
部屋を飛び出してきてアランの元へ行くウノ。アランの手を掴んで。
「いいよ。俺が行く。」ウノ
「いや、私が行くわ。」アラン
「俺が行く。」ウノ
「私のことだから、私が行くの。」行こうとするアラン
「俺が行くって!」さらに止めるウノ
「じゃ、一緒に行こう。」アラン
「言うことを聞け!」怒るウノ
「どうして一日中私のこと避けてるの?どうして目もあわさないの?どうして?」アラン
「知らない。そんなこと・・・。どうすればいいのか分からないんだ。気楽にしようって約束したけど、簡単じゃないんだ。」ウノ
「俺が我慢してたのに、お前が・・・!お前が、あいつを見てたんだよ。それを見たら、我慢してた気持ちが揺れ動いてきて、全部ごちゃごちゃになってわかんなくなったんだよ!だから、あの夜のことを後悔したんだ。拒まれても意地を張るべきだった。俺と同じ気持ちじゃないを簡単に信じるんじゃなかった(受け入れるんじゃなかった)!それが、お前の正直な気持ちでも、無視するべきだった。説得するべきだった。でも、それじゃダメなんだろ。お前を気持ちよく、天国に送ってやるって約束したのに、今になって言いかえるのは、格好悪いだろ!だからだよ(朝から避けてたこと)。どうしたらいいかわからなかったんだよ!なんでこんなに複雑なんだよ!」去っていくウノ。
くぅー。ウノー!
官庁にくるジュワル。 また、このタイミングで、なんで来ちゃったの~?!
出ていこうとするウノと鉢合わせのジュワル。余裕たっぷりにお辞儀するジュワル。
動けないウノ。
「お嬢さん。」ジュワル
「旦那。」アラン。近づいてくるジュワル。
「昨日の夜は無事に帰られましたか?夜道を一人で帰らせてすみませんでした。」ジュワル
「ここにはどんな用ですか?」アラン
「私に少し時間をくれますか?すこしでいいんです。」ジュワル
アランが何か答えようとすると・・・。
「それは出来ないな!」お怒りのウノ様登場~!
「サト!」アラン
「私はお嬢さんに用事が・・・。」ジュワル
「聞こえなかったのか?それは出来ないって言葉!」ウノ
ジュワルの目の前に立ち、
「それは出来ないから、消えろ!!!」ウノ。
またしても睨み合うウノとジュワル。その二人を見つめるアラン。
続く・・・。
また、にらみ合いですね~!ホントに何回目?!
ウノにとっては、恋敵にもなっちゃったわけだから・・・。
これで、アランがジュワルと行っちゃったら、またショックだね・・・ウノ様。
予告では、後ろから抱きしめるウノ様~!!!
これに全国の皆さん、食いつきましたよね!!!あと数時間で見れますから~!!!
と、バックハグに気を取られてたけど、ウノ様、戦いがありますね?!
いよいよ、ウノ母妖怪の送ってくる悪鬼と戦うの?!
ウノの枕元に立ってたのは?死神さん?!
ウノ様、頑張れ~!
ああ、なんで私がいうと、こんなに軽いんだ?!
文章って難しい・・・。
ということで、今日の夜も、楽しみですね~♪
今回も切なかった~!その上、結構今後を左右する重要な伏せんが・・・あったよな・・・。
前回の続き。
ウノ、アランの部屋の前へ。
部屋の前で地面をほじっているアラン。そんなアランを見つめるウノ。
「サト?」ウノに気がつくアラン。
「何で出てるんだ?」ウノ
「眠れなくてね。サトはどうしたの?」アラン
「うん?俺も眠れなくてね。」ウノ
「トルセが言うことは当たり前だわ。だから、叱らないでね。気絶しなくて良かったわよ。私がたくさんの人に迷惑かけてるのね。早く済まして帰らないとね。それじゃ、お休み。」行こうとするアラン
「アラン・・・。俺がどうしたかわからないけど。俺も自分が理解できないけど・・・。」
「だけど、それは後で考えて・・・。これを先に言っとくことにした。」ウノ
「お前を好きになるなって言ったけど、俺は・・・。」ウノ
「サト・・・。」アラン
「俺はお前を・・・。」ウノ
「言わないで。」後ろを向くアラン
「好きになるぞ、アラン・・・。」ウノ
アランの前に来るウノ。
「お前、正直なやつなんだろ?思うままに生きていくって言っただろう。誰が何と言おうと。」ウノ。
「それが、どうしたっていうの?だから、サトは私の正直な気持ちを知りたいの?」
「じゃ、正直に言うわ。私は・・・。」
「サトと同じ気持ちじゃない。だから、サトもやめて。」行こうとするアラン
ショックを受けるウノ。アランの腕をつかみ、引き寄せるウノ。
「最後だ。」切ない表情で言うウノ。

「 それが、お前の正直な気持ちか?」ウノ
「オオ(そう)。」アラン
「そうか・・・。」掴んだ手を放すウノ
「ふっ(少し笑って)、わかった・・・。お前の気持ち。」ウノ
「入れ。」ウノ
部屋に入るアラン。
部屋の縁側で月を見上げるウノ。
運命より運命みたいな愛~♪(BGMも切ない・・・。あ、こう言ってるかは確認取れてません。)
ウノ様、切ないね・・・。
アランも切ない・・・。アラン、やっぱりウノ様が好き?!
関係ないけど、ウノが「わかった・・・。」って言った後、
「네 뜻 (ネ ットゥッ) ←発音まったく自信ありません。最後、tになるんでいいのかな?)」
っていうんだけど、調べたら、「お前の気持ち」みたいな意味だった。
ものすごく短い言葉なのに、「お前の気持ち」って意味になることに、ものすごい反応してしまった・・・。
韓国語って面白い~♪
次の日の朝。
出かける支度をしてるけど、物思いにふけって部屋に座ってる。
アランの部屋の前に行って、草鞋(わらじ)?を見る。
ウノ様、街へ外出。
街のみんなが、ウノ使道が通るたびにお礼をいってる。
靴屋のアジョシがお礼を言うので、ウノが「食料を分けたぐらいで。」というと、
「私たちのことを誰かが気を使ってくださり、聞いてくださる方がいるんだってことが・・・。」靴屋アジョシ。
悪代官のもとで、ギュウギュウに税金を絞られたり、いじめられたりしていた町のみんなは、
サトがいるってだけでも、うれしいんだね。
サトは、そんなつもりないけど・・・(笑)。でも、正義に目覚めるか?!
アランのために、靴を買うウノ様~♪
官庁。ウノの部屋の前にいるアラン。
「まさか、昨日出て、まだ帰ってないの?」アラン
帰ってきたウノ。アランを見つめる。
「何してるんだ。俺の部屋の前で。」ウノ
「さあ。」靴をアランの目の前に出すウノ。

「俺様が朝早くから買ってきてやったんだ。さあ。こっちに来てみな。」
アランを縁側に座らせるウノ。
アランに新しい靴を履かせてあげるウノ。 素敵~♪うっとり♪

「ぴったりだな。やっぱり俺って見る目があるから。この服にあんな古臭いもんは見てられなくてな。どうだ。気に入ったか?」明るく言うウノ
何も言えないアラン
「怖がるな、アラン。気楽に行こう。お前が何を考えてるか知ってるよ。天国に送ってやるって言ったろ。それだけをやるよ。」アランを見ずに言うウノ。
「立ってみろ。うん。いいな。いいぞ。良く似合ってるよ。後で天国に行くためにも、きれいにしておかなくちゃな。そうだろ?」明るくいうウノ。
「行く前に、着たいもの、食べたいもの、持ちたいもの(ほしいもの)、全部言ってみろ。この、お兄ちゃんが全部聞いて(して)やるから。」ウノ
アランを好きな気持ちは置いといて、アランのために、お兄ちゃんになる決心したんだね。
ウノ、切ないやろ・・・。
「本当?」アラン
「うん、言ってみろ。」ウノ
「まずは、桃を毎日毎日用意して。」アラン
「それくらい・・・。」ウノ
「ご飯も毎日三回お願い。サトが食べないと私にもくれないの。」アラン
「わかったよ。それから?」ウノ
「ないよ。」アラン
「なんだよ。全部食べ物なのか?」ウノ
「うん。良く食べるのが一番大事なの。私には。」アラン
トルセが来る。二人に言いたいことありそうな顔するけど、行ってしまう。
「気にしないで、札がどうなったか、見に行くぞ。」アランの手をひっぱり連れ出すウノ
官庁の外。チェ悪代官の手下が、アランを見て、ビックリ!(死んだと思ってたから。)
ジュワルが官庁に入っていくのもチェックする手下。
巫女の家。
「うわ~。見つかったよ。見つかった。」
ウノとアラン登場。巫女はアランが見れない雰囲気。
「私の口が滑ってしまい、トルセに・・・。」巫女
「いいよ。しょうがないわ。もう過ぎたことだしね。」アラン
部屋に入り、お札のことを話す、ウノ、アラン、巫女。
「幽霊をふせぐものではないと?」ウノ
「防ぐには防ぐんだけど、それだけじゃないのです。だから、本当の目的はほかにあるんです。あまりにも凄すぎて、私にも信じられないんだけど、本当の目的は天を遮るお札なのです。だから、幽霊たちも立ち入り出来なくなるのです。こんなとんでもないものだから、私の本にも載ってなかった。見つけるのに本当に苦労しました。」目にクマの巫女
「天を遮る(さえぎる)ってどういうことだ。」ウノ
「だから、結界を張るみたいなものですね。」巫女
「結界?」ウノ
「はい、決壊です。」巫女
考えるアラン。洞窟で、死神さんと話したことを思い出す。
アランの回想
「何?これ?」アラン
「魂。いくつも絡み合ってる。長い間いろいろと面白いことを身に着けたみたいだ。今まで封印されてわれらにもわからなかった。」死神さん
回想終わり。
「だから、あの洞窟にも悪鬼がいたのかも。ムヨンが言ってたの。封印されてて魂が出られなかったんだって。」アラン
「はい。幽霊が出ることも入ることもできないはずです。」巫女
「でも、チェ大監の家には幽霊が一人もいなかったわ。巫女の言うとおりだったら、閉じ込められていたはずでしょ?」アラン
「う~ん、誰かが始末したのでしょう。」巫女
「誰が?」ウノ
「結界を張った人です。幽霊でもないのに、誰が結界を張るわけ?」巫女
考えるウノ。
チェ大監の家。怒りまくってるチェ。
「くそみたいな奴らが、私を脅すなんて。一気に消してやろうか。何とかしたいが。」
死んだはずのアランに手を出すなといったウノ母妖怪を疑問に思うチェ。
たぶん、若い頃のチェとウノ母に乗り移る前の違う人の姿をした悪天女のシーン。
「あれが手に入れば、永遠に生きられるのに。」悪天女。
その時のことを思い出すチェ。
手下がアランが生きてることをチェに報告。
アランが、ウノ母妖怪が昔言ってた、不死身の体の者だと確信した模様のチェ。
生前のアラン(イ・ソリム)のことも思い出す。
手下から、ジュワルがアランに気があるってことを聞いたチェ。更に言いこと聞いたぞと悪代官笑いが止まらない・・・。
お前もある意味、怖すぎるな・・・。チェ悪代官!
場面変わって、アランの部屋の前で、切ない表情で佇むジュワル。
アミーゴズ(今日は2人しかいない・・・!)が、後ろからジュワルをのぞき見てる。
「かなりの時間がたってるのに、ずっと立ってる。誰もいないのを知ってるのに。」
「どうなってるのかな?アランはサトが好きなのに。ダンナはアランを?」
サトとジュワルの恋のバトルの間に入って面倒なことになると愚痴るアミーゴズ。
アランの部屋の前の縁側に座って、物思いにふけるジュワル。
なんか、先週あたりから、ジュワルも切なくなってきた~。
ただ単純に意地悪な恋敵ではないんだよね~。
ウノとアラン。
「死の真相を知るのが、怖くなってきたわ。」アラン
「心配することない。真実がどうであれ、天国に行けばいいんだよ。俺が行かせてから。」ウノ
見つめあう二人。巫女登場~。いいところなのにぃ・・・。
「お札を書きましょうか。」巫女
「どのくらいかかりそうだ?」ウノ
「すぐには難しいです。あのお札があまりにも強力だし。」巫女
それを聞いたウノ。「待つ時間がない。」
「お前、見張りが上手だって言ってたな。お前の言うとおりだ。手段を問わず忍び込むぞ。あの家の結界を張る理由を探してみよう。そういえばいろいろと怪しかったよ。」ウノ
天上。死神さんと上帝。
「上帝の考えは間違えております。」死神さん
「そう?」上帝
「はい。間違っておられます。」死神さん
「もう結論を出したのか?考える時間が短くない?」上帝
「上帝が私たちを天上の存在として許してくださった時、喜怒哀楽と共にいたる苦しみも、ここでは無用だと言われました。」死神さん
「ま、苦しみが必ず悪いってことはないよ。閻魔は嫌がってるけど、私はそれこそが心の確信に至る過程だと思うんだ。底を見てからこそ、見えてくるものがあるんだ。」上帝
「それは、必滅の人間に必要なものです。私は天上の存在、死神です。私が何をすればいいのかを教えてください。例えなんであれ、上帝に従います。方法を教えてください。」死神さん
「お前が確信がそこまでなら。そうしよう。」刀をだす上帝。
「心臓を狙うんだよ。たった一回の一撃しかない。」上帝
「一つだけ教えてください。私だけその子の存在を消すことが出来ると言われました。理由はなんですか?」死神さん
「肉親だからだ。」上帝 (혈육 ヒョリョク → 血肉、血筋、骨肉、肉親)
「肉親の縁を切れるほどの強い意志だけが、その子を消すことが出来る。」上帝
驚愕の死神さん。責任重大です・・・。
ウノ母妖怪から作り出された悪鬼。幽霊を捕まえてつれていこうとする。
死神さんが悪鬼を見つけて対峙しようとすると、それを察知したウノ母妖怪が、悪鬼を消す。
天上。上帝と閻魔。 この二人のほのぼのシーン好き~♪
「どうする?賭けるか?私の言うとおりだ。ムヨン(死神さん)のやつは出来るよ。ムヨン(悪天女の方)がここから捨てられた時、何も言わずに受け入れたろう?その前も逃げたあの子(悪天女)を自分の手で捕まえてきたやつだ。」」閻魔
「それはそうだな。」上帝
「あいつが捕まえてくることに賭けるよ。負ける気がしないけど大丈夫か?」閻魔
「それじゃ、私は何をかけようかな?何が欲しい?」上帝。待ってましたといいたい閻魔に
「待った!ヤギはダメだよ。」上帝 え?ヤギ?あれ大事なんだね。上帝様ってば。
「ははは。いらないよ。」閻魔
ああ、今日もほのぼの~♪ここだけだけどね・・・。怒ると怖いから閻魔様。
ウノとアラン。チェ大監の家に忍び込むらしい・・・。危険だ。
「ホントに見張らなくていいの?」アラン
「いいよ。どうせ何もできないだろ。」ウノ
「屋根の上まで登れたら、完璧な見張りできるのにね。昔は飛び降りたり、登ったり、簡単だったのに。」アラン
そういえば、幽霊の時と違って、最近おしとやかだね。アラン。人間だからね~。
「いいよ。ところで、忍びゆうれいのやつらは、どこだよ?これだから、幽霊は信用できないんだ。これじゃ、俺も恨みを晴らすわけにはいかないぞ。」ウノ
「だけど、少しはやったから、少しは晴らしてよ。」幽霊の味方アラン
「お前はここにいないで、あっちの遠くで待ってろ。官庁に帰れって言ったのに聞かないし。」ウノ
「帰りたい時に帰るわよ。あれこれ言わないで。」アラン
「とにかくあっちにいって、動かないでいろ。」そう言って、チェの家に向かうウノ
心配げに見つめるアラン。
ウノ母妖怪。家から出てくる。何かを感じ取った様子。
「あの子が来たのかしら?顔でも一度見てみようかしら?」ウノ母妖怪
なに?においでわかるの?そんなわけないか・・・。気配かな?!恐るべしウノ母妖怪。
外に出ていくウノ母妖怪。入れ違いにウノが入っていく。
ウノ母妖怪の部屋へ侵入。いろいろ探してみる。
外に出たウノ母妖怪。
「ムヨン(死神さんのこと)。」ウノ母妖怪。振り返ると死神さんが・・・。
ウノ母妖怪の顔を見て驚く死神さん。
「お久しぶりね。400年ぶりかしら?あなたはそのままね。私は変わったでしょ。有限な人間の体だから。しょうがないの。それでも構わないわ。人間じゃない。」ウノ母妖怪
「こんな生き方するために人間になりたかったのか?」死神さん
「こんな生き方?これがどうだっていうの?」ウノ母妖怪
「ムヨナー。」死神さん
「誰のせいだと思ってるの?天上にいた時、お兄様が助けてくれたら、ちゃんと人間になれたわ。上帝に方法がある事を知っていたでしょ。」ウノ母妖怪
「そんな方法、最初からなかったよ。お前の勘違いだ。」死神さん
「笑わせないで。だから、私が自ら探したのに。それを台無しにしたのもお兄様じゃない。」激高するウノ母妖怪。
死神さんと悪天女の回想。
若い娘が死に、魂がつれていかれる。残された肉体に乗り移る悪天女。
人間に乗り移った悪天女を捕まえる死神さん。
回想終わり。
「私を捕まえて、上帝に捧げて、すっきりしたの?上帝が私を天上から追い出した時も、、間もなく消滅されることを知ってたでしょ。でも、知らんふりしてた。」ウノ母妖怪
「地獄で苦しむよりも消滅される方が良いと思ったのだ。こういう形で400年も体を変えながら、人間でも幽霊でもない存在として生きるとは思わなかった。」死神さん
「これがどうだって言うの?どれだけすごいか。」ウノ母妖怪
「だから人間になることを反対したんだ!人間は宿命的に欲望ってのを持ってる。それを味わうとさらに大きい欲望を求める。お前は今、最大の欲望を求めてるんだ。」死神さん
「何よ?永遠の命?それの何が悪いの?ずっと生きたいだけよ?」ウノ母妖怪
「それで無実な人間がたくさん死んだろ!」死神さん
刀を出す死神さん。すかさず近寄ってくるウノ母妖怪。死神さんの刀を自分の心臓にもってくる。
「私は何もしないわ。お兄様。だから、上帝の刀を私の心臓に刺して。お兄様が確実な天上の存在だってこと、見せつけて。」微笑みながら言うウノ母妖怪。
刺せない死神さん。
「まだ会う時じゃないのに、あの子に会いたくて油断したわ。さすが、あの子は素晴らしい餌だったと伝えて。お兄様。また逢いましょう。」去っていくウノ母妖怪。
呆然とする死神さん。
天上。死神さんができなかったことを察知した閻魔。激怒!
一方、侵入したウノ。
あの扇子(うさんくさい師匠=上帝からもらった)を持っている。扇子が何かに反応している。
扇子を開くと、怪しい地下への入り口が出てくる。
扇子を思いっきり振る。 (それだけで、めちゃ、カッコイイ~♪)
地下への扉が開く。
ウノ母妖怪の地下洞窟アジトに侵入。
「これはなんだ?チェ大監、あいつは一体なんだ?」
怪しい壺を発見。開けようとするが開かない。
屋敷の外で待つアラン。道端に座っている。(後姿が可愛い~♪)
ジュワル登場。
「ここには何の用ですか?」あわててるジュワル。ウノ母妖怪に見つかったらまずいと思ってるみたい。
答えられないアラン。
「官庁に行きました。一日中待っても帰ってこなくて。ここで何をしてるのです?こ・ここにいては、いけません。行きましょう。」焦って、アランの手を取り、行こうとするジュワル。
「誰なの?」ウノ母妖怪。 キターーーーーっ!!!
慌てて自分の後ろにアランを隠すジュワル。 「私の側から離れないでください。」
カッコイイやーん!ジュワル~!惚れてるね~!相当ビビってるけどね・・・。
獲物を見つけたウノ母妖怪の眼。 怖すぎます・・・。
相当怖いけど、アランの手をギュッと握って、耐えるジュワル。ますます怖い眼のウノ母妖怪。
いったん、場面が変わって。
怪しい壺を持って、出てくるウノ。 そんなもの持ってきたら、危ないでしょ~!
ウノ母妖怪とジュワルとアラン。
「誰?」ウノ母妖怪
「いや、ちょっと知り合いで・・・。」しどろもどろジュワル。
アランをまじまじと見るウノ母妖怪。
「こんな夜に何の用ですか?」ジュワル
「会う人がいて、ちょっと出てきたの。夜になると、いろいろ気になることがあって。昼間には見逃すことも見えてくるし。」ウノ母妖怪。
「もう入りましょう・・・。」ジュワル
「ふふ。そうしましょう。」ウノ母妖怪。
「私はジュワルの叔母です。」アランに言う。
「先に失礼するわ。いつか遊びにおいで。」ウノ母妖怪。
少し歩いてから、振り向いて・・・。
「素敵なお嬢さんね。(容姿がいいお嬢さんね)」屋敷へ入っていくウノ母妖怪。
残されたアランとジュワル。
「手を・・・ちょっと。」アラン
ウノ母妖怪の方を見ていたが振り返って、手を握っていたことに今気づいたようなジュワル。
そこへ、ウノが来る。離れたところから、手をつないでるアランとジュワルを見てしまう。
「旦那、手を離して。」アラン
手を離すジュワル。そうとうきつく握ってたみたい。手をさするアラン。
「あ、すいません。叔母がちょっと訪ねて来られて。それでは、私も行きます。気をつけて。」ジュワル
「はい。」アラン
屋敷に入っていくジュワル。ジュワルを見つめるアラン。振り返るジュワル。見つめあう・・・。
それを見ているウノ。ため息・・・。アランの元へ。
「何してる?」ウノ
「オ?!別に。(壺を見て)何よそれ?」アラン
「知らない。とりあえず帰るぞ」ウノ
部屋に戻るジュワル。部屋で待ちかまえるウノ母妖怪。
「どうして、その子を連れてきたの?やっと決意がついたの?思ったよりいい子ね。早くこの拭けた体を脱ぎ捨てたいわ。私は必ずその子を貰う。お前の変わりはいくらでもいる。お前の父親も元気だろ?お前は他の奴らとは違うから機会をあげたの。金。権力。名誉。復讐。人間の欲望がそこまで色々だとは知らなかったわ。でも、お前は何も望まなかった。ただ人間として生きたいって。それが何かって聞いたら、暖かい家で、暖かいご飯を食べて、見くびられない生活をすることだって。そして、お母さん。他のどの欲望を叶わせるのより簡単だった。だから、機会を与えたのよ。誰にも許さなかった≪お母さん≫呼ばわりも許したじゃない。あんなに気を使ってあげたのに、一番大事なものを欲しがってるわけね。なんて恩知らずなの?私の物を欲しがるなんて。」ウノ母妖怪
部屋に戻ったウノとアラン。
「すごく冷たい。何ともいえない感じね。とにかく気分が良くないわ。ふたも開けられないし。いったい何が入ってるんだろう?」アラン
乱暴にツボを端っこに寄せ、寝転がるウノ。
「巫女に行ってみるよ。」ウノ
「巫女にわかるかな?幽霊も見えないのに。声が聞こえるのも私だけだったんだって。」アラン
寝たふりウノ。
「それじゃ、これで失礼するね。」行こうとするアラン。
「アラン・・・。お前が俺を見ないのは耐えられるけど、他の人を見る事は耐えられないな。」寝ながら言うウノ。目をつぶってる。
部屋を出るアラン。眼を開けるウノ。ため息。
外に出て、ため息をつくアラン。
さっきのアランとジュワルのことだね。片思いは切ないね・・・ウノ様。
いつの間にこんなに好きになっちゃったの~。
刀を見つめる死神さん。
天上。
「もう一度やります。」死神さん
「やめろ。」上帝
「今度は・・・。」死神さん
「やるな。」上帝
「上帝!」死神さん。怒って席を立つ閻魔。
「今度の閻魔は長引くだろうな。すごいがっかりしたんだ。」上帝
うなだれて行こうとする死神。思い出したように。
「キム・ウノ、あの者が上帝の物を持っていました。あの者はなんですか?私の代わりとして用意された者ですか?」死神さん
「そうだよ。」上帝
なにぃー!!!今、凄いこと言ったぞ!
「あの子を消すためには、上帝の剣と肉親の縁が必要だと言われました。キム・ウノの肉親の縁は何なのですか?あの子が入ってる体が、その者の母親なのですか?」死神さん
答えない上帝。
更に、今、凄いこと言いましたよね・・・。
ウノが母を殺さなければならないですと・・・。
あんなに母を思ってるのに・・・。
上帝さん!そんな可愛い顔して、やること酷くないですか?!
死神さんがやるか、ウノがやるか・・・。
ストーリー的には、ウノがやるしかない・・・。展開が悲しすぎる・・・。絶対、泣く!!!
ウノ、ツボを持って部屋から出てくる。アランが外で待ってる。
「巫女のところに行くの?一緒に行こう。」アラン
「いいよ。お前はここにいろ。」ウノ
一緒にいることがつらくなってきたのかな・・・ウノ様・・・。
巫女の部屋
「私にこんな壺を持ってこられても。何でわかりますか?」巫女
壺を触るウノ。
「ただの壺じゃないんだよ。触ってみろ。何か気持ち悪い冷気が感じられるだろ?」ウノ
巫女、壺を触ってみる。でも、ウノを睨んで。
「サト(サトとは言ってないけど、殿とかいうよりいいかなと思って)。私の前で自慢話してるんですか?はいはい。私には何も感じ取れませんよ。サトは見ることも、操ることも、感じることも出来て、本当に大したもんですね!才能あるのに、なんでサトなんかやってるんです?ここに座ってくださいよ!」自分の席を叩いていう巫女。
言い過ぎた!と、はっとして、「お許しください。私、少し気が狂ったみたいで。」巫女
「いいよ。俺にはここまでしか出来ないから、巫女に頼んでるんだよ。神気を文字で学んで、なんでも知ってるんだろ?」ウノ
「はい?それはそうですが・・・。」しどろもどろ巫女。
「なるべく早く調べろよ。時間がない・・・。」ウノ
「ところで、今日はお一人ですか?アランお嬢さんは?」巫女
答えないウノ。
官庁。
アランのもとにアミーゴズ。急にアランのご機嫌取り。リンゴのジュースを持ってきた。
毒入れたんじゃないのか?と言いつつも飲み干すアラン。
「ところで、どちらにするおつもりですか?」アミーゴズ。
ははーん。ウノとジュワルのどちらとくっつくのか、聞きに来たのね?!
それで、有利な方に自分たちも取り入るつもりかな?!ぷぷ。
そんなアミーゴズより、トルセを見かけて、行っちゃうアラン。
「トルセ!」アラン
「なん・・・ですか?」取っ手付けたように敬語を使うトルセ
「トルセ。ごめんね。怒ってるの知ってるけど、サトにひどくしないで。サトがあんたを一番頼りにしてるのに。」アラン
「頼りにしてる?幽霊に惚れて、何も見えないはずなのに。」トルセ
「そうじゃなくて。私がちょっと頼みごとしてるの。それを叶えてくれようとしてるの。」アラン
「だから、それが惚れたって言うの!人が完全に変わったの。うちの旦那は、元はあんなんじゃなかったの。誰かに頼まれて、それを聞いてやるような旦那じゃないの。うちの旦那は他人にこれっぽっちも関心ない旦那だよ。なのに、あんなになっちゃって。今日も朝早くからなんだよ。いったいどこ行ったんだよ。」トルセ
散々な言いようだよね~!ト~ル~セ!
うなだれたアラン。
「でも、トルセ。私はもうすぐ冥土に行くの。だから、少しだけ我慢して。君の旦那、必ず返すから。」歩いていくアラン。
ちょっと言い過ぎちゃったかな~と思うトルセ。振り向くと仁王立ちウノ。(あ、怒ってるわけではないよね。)
ウノの部屋。ウノとトルセ。
「話してください。」トルセ
「アランはな。アランが誰だか知らないだろ?」ウノ
「私にどうしてわかるんです?関係ないし。」トルセ
「前にお前が命がけで守ろうとしたお嬢さんだよ。覚えてるだろ?前の使道の娘、イ・ソリム。お前がチェ大監が送ったやつらから守ってたろ。」ウノ
「何のことですか?あの御嬢さんはもう葬式を。どうして、幽霊がまた・・・。いや、人間が・・・。幽霊が・・・。」ビックリしてるトルセ
「人間としてやるべきことがあるんだとさ。だから手伝ってやるんだよ。・・・。トルセ。」ウノ
「はい。」トルセ
「お前も知ってるだろ?俺は自分の事しか知らない奴だって。さっきは、よくも言ってくれたじゃないか。」ウノ
「いつも僕はズバズバと言ってますけど、旦那の気持ちは分かってますよ。僕みたいに確実に賤民には傷つくことじゃないけど、旦那は曖昧な(立場)だし。いいや。とにかくそうなの。」トルセ
「そうだ。そんな俺が、お前の言うとおり、変わったんだ。幽霊に惚れたからでも、病気でもない。生まれて初めて、他人のことが心配になったんだ。それで思ったことがあるんだ。トルセ、お前が俺よりずっといい奴だって。」ウノ
「え?何を言うんです?」トルセ
「顔も知らないお嬢さんを命がけで守るお前と、今になってやっとその気持ちを習い始めてる俺とは格(出発)が違うんだよ。」ウノ
「え?何を言うんですってば?」トルセ
「実は使道はお前みたいな奴がやるべきだけどな。」ウノ
「何を言うんですか!僕みたいな奴がどうやって使道なんて!」慌てるトルセ
「誰かの息子で、両班に生まれて、実はそれしかない奴らじゃなく、他人をかわいそうに思える心を持つ者。そんな人が使道になるべきだと思うんだ。」ウノ
「何言ってるのかわからないですけど、とにかく旦那の気持ちはよくわかりました。もうこれからはアランお嬢さんに意地悪しないから、安心してください。行きますよ。」部屋から出るトルセ
トルセ、外でつぶやく
「何も惚れてないだって。トルセ使道がなんだよ。は。うちの旦那の初恋が幽霊だなんて。男の初恋はどれだけ大事なのに。はぁ。ところで、幽霊が見れるって何だ?一体いつから?大監様(ウノ父)はご存知なの?じゃあ。小さい時の噂は本当なの?」トルセ
官庁。アミーゴズと話すウノ。
「はい?どうしてチェ大監のことが知りたいのですか?」アミーゴズ
「仲よくしたいんだよ。そのためには色々と聞かなくちゃ。」ウノ
「アイゴ!すばらしい考えです。私たちが今までどれほど苦しかったか・・・。」アミーゴズ
「早く言えよ。」ウノ
「チェ大監は、元はこの町の出身ではないよな?」
「はい、元は漢陽(ハニャン:昔のソウルの呼び名)だったかな。ここに来られて、20年ほどになりますね。あ、25年だ。」
「この町を行ったり来たりしながら、何年か前に完全に住み込んだのですね。」
「そういえば、あの家は恵まれてるよな。」
「キム大監も出世したしな。その前のパク大監もそうだったし。」
「そういえば、ここの権力者は、皆その家からでしたね。」
「チェ大監が官職にいた時はすごかったらしいですよ。数々の政敵を一人ずつ始末したらしいんだけど、その中には、かなりすごい人達もいたと。」
「それで、そんなチェ大監をここに追い出したのが、サトの父上ではないですか?」
byアミーゴズの会話
「なに?」ウノ
「知らなかったのですか?それを承知で無茶をするのだとばかり・・・。だから、チェ大監もサトが庶子なのにも・・・。(おっと、言っちゃまずかったという顔。)だから、私たちもサトに何も言えなかったのです。」
「でも、昔のチェ大監だったら、こんな静かじゃなかったはずなのに。年とるとさすがに静まるんですね。」
うなずくアミーゴズ
ふーん。あの家の人を代々使って生きながらえてきたのね。ウノ母妖怪は。
その見返りに、権力とかお金を与えてきたんだ・・・。
そんなチェ大監を追いやることができる、ウノ父も何か特別な存在なのかな?
チェ大監の家。チェと手下。
針母のことを調べた手下。その針母を連れてくるように言うチェ。
「まずはジュワルのやつから、始末してやろう。その次は生意気な使道だ。ふふふ。」チェ
何か企んでます!何する気だよ~!もう、散々いい思いしてきたんでしょ!!!
大人しくしてなさいっ!!!
ジュワルの部屋。
食事を持ってきてくれる従者。
「最近、あまり召し上がらないから、いろいろ気をました。」最近食べないジュワルを心配する従者。
この人、チェの家の人にしては、いい人だよね♪
従者が出ていき、ウノ母妖怪の言葉を思い出し、お膳をひっくり返すジュワル。
ジュワルも本当に可哀そうな人だよ・・・。複雑だよね。
アランの部屋。
「サトに頼って、ぼっとしてられないわ!」アラン
ウノの部屋。
「だとしたら、父上はチェ大監督について、詳しいのだろうか?」ウノ
アランが外から声をかける。
「サト。あのチェ大監のところに行ってくるね。どうもおかしいわ。忍びの幽霊達がびくともしないからさ。行ってくるわ。」アラン
部屋を飛び出してきてアランの元へ行くウノ。アランの手を掴んで。
「いいよ。俺が行く。」ウノ
「いや、私が行くわ。」アラン
「俺が行く。」ウノ
「私のことだから、私が行くの。」行こうとするアラン
「俺が行くって!」さらに止めるウノ
「じゃ、一緒に行こう。」アラン
「言うことを聞け!」怒るウノ
「どうして一日中私のこと避けてるの?どうして目もあわさないの?どうして?」アラン
「知らない。そんなこと・・・。どうすればいいのか分からないんだ。気楽にしようって約束したけど、簡単じゃないんだ。」ウノ
「俺が我慢してたのに、お前が・・・!お前が、あいつを見てたんだよ。それを見たら、我慢してた気持ちが揺れ動いてきて、全部ごちゃごちゃになってわかんなくなったんだよ!だから、あの夜のことを後悔したんだ。拒まれても意地を張るべきだった。俺と同じ気持ちじゃないを簡単に信じるんじゃなかった(受け入れるんじゃなかった)!それが、お前の正直な気持ちでも、無視するべきだった。説得するべきだった。でも、それじゃダメなんだろ。お前を気持ちよく、天国に送ってやるって約束したのに、今になって言いかえるのは、格好悪いだろ!だからだよ(朝から避けてたこと)。どうしたらいいかわからなかったんだよ!なんでこんなに複雑なんだよ!」去っていくウノ。
くぅー。ウノー!
官庁にくるジュワル。 また、このタイミングで、なんで来ちゃったの~?!
出ていこうとするウノと鉢合わせのジュワル。余裕たっぷりにお辞儀するジュワル。
動けないウノ。
「お嬢さん。」ジュワル
「旦那。」アラン。近づいてくるジュワル。
「昨日の夜は無事に帰られましたか?夜道を一人で帰らせてすみませんでした。」ジュワル
「ここにはどんな用ですか?」アラン
「私に少し時間をくれますか?すこしでいいんです。」ジュワル
アランが何か答えようとすると・・・。
「それは出来ないな!」お怒りのウノ様登場~!
「サト!」アラン
「私はお嬢さんに用事が・・・。」ジュワル

「聞こえなかったのか?それは出来ないって言葉!」ウノ

ジュワルの目の前に立ち、
「それは出来ないから、消えろ!!!」ウノ。
またしても睨み合うウノとジュワル。その二人を見つめるアラン。

続く・・・。
また、にらみ合いですね~!ホントに何回目?!
ウノにとっては、恋敵にもなっちゃったわけだから・・・。
これで、アランがジュワルと行っちゃったら、またショックだね・・・ウノ様。
予告では、後ろから抱きしめるウノ様~!!!
これに全国の皆さん、食いつきましたよね!!!あと数時間で見れますから~!!!
と、バックハグに気を取られてたけど、ウノ様、戦いがありますね?!
いよいよ、ウノ母妖怪の送ってくる悪鬼と戦うの?!
ウノの枕元に立ってたのは?死神さん?!
ウノ様、頑張れ~!
ああ、なんで私がいうと、こんなに軽いんだ?!
文章って難しい・・・。
ということで、今日の夜も、楽しみですね~♪