ここまで、読んでくださってる方、本当にありがとうございます♪
あと、2回ぐらいで終わるかな・・・。
天上。玉皇上帝と天女がお茶を沸かそうとしているのかな?火を起こしてるのかな?
「もっと火を強くしないとだめなんじゃないの?」上帝。
「いいえ、いいのです。」天女。
「強くしないとダメだってば。」上帝。
「いいのです。」天女。
「ああ、なんでそんなに意地っ張りなの?そんなに弱いばっかりじゃダメです。」
「強く弱く、弱く強く、丁寧に調節してくれないとダメなんだよ。」上帝。
「いいのです。」天女。
「これだから近寄る死神一人いないんだよ。」上帝。
ひどいです。天女に対してこの言葉。上帝様ってば!カッコいいから許すけどね。スンホくん♪
睨みつける天女に話題を変える上帝。
「花も入れたの?」上帝。
「入れましたけど、無駄だと思います。」天女。
「なんでですか?」上帝。
「上帝が信じておられる花の効力は根拠がないのです。」天女。
「ほら!これだから死神一人・・・。」上帝。
睨みつける天女。黙る上帝・・・。女性に弱い神様だからね~。
「あ!あそこに閻魔が来た。閻魔~!」
と軽いノリで手を挙げて、天女のもとからあわてて離れていく上帝。
威厳がないぞ~!
「それで、ムヨン(死神さんのこと)には、いつ話すつもりだ?」閻魔。
「なんで?いきなり?」上帝。
「今日も機嫌が悪かったぞ。見てられなかったぞ。今、世の中の秩序を乱している、第一の原因があのムヨンなのだよ。」
「自分のためにあんなにたくさんの人間を殺してるのは、一時お前の妹だったとムヨンに話してしまえよ!」閻魔。
ええっーーーーーっ?!そうだったの?
「まったく見てられないね。ムヨンのやつが地獄行のやつらを捕まえて、悪鬼を作り続けてどうするつもりなんだ?」
「一番の問題が何かわかるか?すべてわかっていても、私たちには何もできないってことだよ!」閻魔。
「人間の体をしてる以上、しょうがないだろう。」上帝。
「正直、そなたの計画ってのも、うまく言ってないんだろう?」
「あのアランって子も、あんな調子で自分の死の真相が見つけられるかな?余計なことばっかりやってるじゃないか。」閻魔。
「いや、今、あの子は順調にやってるよ。」上帝。
この二人は、全部知ってるのね?!知ってるけど人間の姿をしているウノ母妖怪に手を出せないんだ~。ふーん。
そして、ウノ母妖怪と死神さんは、死ぬ前は兄弟だったんだね。
いろいろ謎は深まるばかり・・・なところで、その8に続く。