コンプレックス 第十三話 英語の授業 英語のノート | しゃにむにGO

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徒然なるままに日記を書きたいと思います

僕はお金が無いため、授業受けなくても

いいと言われました。

正確には英語の先生にノートを買って授業

受けてください。もっと正確に言えば


「英語用の線の入ったノートを買って授業受けてください。」

と言われました。


「でも、僕、そんな専門のノート買えません。」

「そしたら授業受けなくてけっこうです」

と、はっきり言われました。


普通のノートはダメなんですって。多分

今では考えられない先生の言葉ですね。

でも、当時の僕からしたら、僕には勉強

させてもらえないんだ!と落ち込みました。


「ノートどうしたんですか?」

「忘れました。」

それからは英語の授業から避けるようになりました。

忘れてないんです。あるわけないです

買ってないんですから。


27歳になって定時制の高校の英語の先生に

その話をしました。

「馬鹿馬鹿しい、ワシの言う通り勉強ついてきたら、

英語好きにさしたる」とその先生は言ってくれました。


「be動詞ってなんですか?」

言うてた僕は一年で英検受けたいと言い、

5級を受けて受かりました。4級は書く方は

大丈夫だったんですが、リスニングで落ちました。

夜間の高校はどうしても、全日制よりテープで

英語を聴く機会少ないので落ちました。


その時どんな先生と巡り合うかで、勉強の

楽しさが決まってくる理不尽さを中学生の時に感じました。





八雲浩


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