大の里優勝で完全に消えた”飲酒問題”「元凶は二所ノ関親方」でも、協会が何も言えない呆れた事情 | ジョン斉藤の世界

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大相撲5月場所は、幕下デビューからわずか7場所という最短記録で初優勝を飾った新小結・大の里のおかげで大いに盛り上がった。5月27日に開かれた横綱審議委員会で、山内昌之委員長(東大名誉教授)は、「大きく角界が変わろうとしている予兆ではないか。どの時代でもスターというものはスポーツに欠かせない。国技にしかるべき代表選手が出て来た」 と諸手を挙げて大の里を称賛。横綱昇進への可能性を問われると、 「もうそこまで可能性として見えてきていることは、否定できないのではないか」 と語った。その一方で、このような苦言を呈す親方も……。

 「大の里が優勝したことで、この先の大関、横綱候補として一番手に挙がったことは間違いありません。だからこそ、場所前に起きた問題をうやむやにするのではなく、しっかり検証し、再発防止策、大の里の教育もしっかり行うべきです」 場所前に起きた問題とは、4月22日、日本相撲協会がマスコミ各社に送付した<協会員の不適切行為に対して>という書面に端を発する。 「書面には、昨年の9月、二所ノ関部屋内で大の里が未成年の幕下力士と飲酒していたことを二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)から報告を受けたとありました。協会は大の里と二所ノ関親方にヒアリング調査を行い、2人に対し、勝ノ浦(元幕内・起里錦)コンプライアンス部長から厳重注意を行ったとしています」(スポーツ紙大相撲担当記者) その翌日、『デイリー新潮』が、「相撲協会が突然発表した大の里“飲酒問題”の真相 イジメを隠蔽する相変わらずの体質」という記事を配信。記事によると、『新潮』は4月19日以降、二所ノ関親方や相撲協会にこの問題について問い合わせを行っており、その内容は、 「大の里が先頭に立って19歳の力士のいじめ行為を行っており、飲酒はその一部に過ぎなかった」(前述・記者) というものだった。

『新潮』によれば、書面は相撲協会が、「いじめ問題」が表沙汰になる前に大慌てで報道各社に送ったものだとしている。4月24日、大の里は春巡業出発前に両国国技館で、 「大変ご迷惑をおかけして本当に申し訳ない。しっかり反省して頑張りたい」 と謝罪。この場所前、晴れがましいはずの新小結昇進会見も同様、謝罪の言葉から始まった。だが、『新潮』が指摘した“いじめ”に関しては言及しなかった。協会も、「大の里はしっかり聴取に答えた」ということで、再聴取の予定はないとしている。 「相撲協会の隠蔽体質は以前から何も変わっていませんし、今後も変わらないでしょう」 そう語るのは、前出の親方だ。 「協会の事情聴取に対して大の里は、『お風呂で一緒にお酒を飲んだだけ』と説明しているが、同部屋関係者によると、いじめがあったのは間違いないと聞きました。だったら、いじめられていた当事者にも話を聞けばいいのですが、協会はそうしないでしょう。 もし、『新潮』の記事が事実とわかれば、朝乃山と同等(新型コロナウイルス対策ガイドライン違反による6場所出場停止処分)か、それ以上の処分をしなければいけなくなる。そうなると、大関、横綱昇進は先延ばしになる。今、彼は大相撲の目玉ですから、そうなることだけは避けたいのでしょう」 相撲協会がこの問題に真剣に取り組まないもう一つの問題があるという。それは、 「協会幹部が二所ノ関親方と正直、関わりたくないと思っているのです。その理由は『彼は面倒臭いから』というのです」(別のスポーツ紙大相撲担当記者) というのである。どういうことなのだろう……。 「二所ノ関親方は、部屋の敷地内に別棟の自宅を持っており、弟子たちとほとんど寝食を共にしていません。プライベートに関しては、弟子たちのことはほとんど放ったらかしでした。場所中にゴルフに出かけることもあり、注意を受けたこともあります。正直、真面目に親方業をやっているとは思えないというのが、協会幹部の思いです。

今回のいじめ問題の元凶も、当然、二所ノ関親方の監督不行届であることは間違いない。しかし、これまでも幹部が注意しても、心ここに在らずといった感じで、人の言うことをあまり聞かない。頑固で偏屈な面もある親方ですから、協会幹部も正直、彼には関わりたくないという思いが強いのです」(前出・記者)

 ある相撲部屋のタニマチは、 「二所ノ関親方は、朝青龍や白鵬などのモンゴル勢が活躍した中、日本人横綱としての判官びいきもあり、相撲ファンの人気は非常に高い。宮城野親方があのような処分を受けたので、将来、理事長候補といわれている二所ノ関親方まで処分ということにはできないのでしょう。二所ノ関親方には、協会もこれ以上、関わりたくない。だから、問題を起こさないでほしいということでしょう」 と、呆れた表情で語った。だからと言って、このまま放置していいということはないと思うが……。 「大の里は『角界の大谷翔平』。たとえ誰が親方だったとしても、将来、横綱間違いなしといわれる逸材です。だからこそ、『心技体』の『心』の部分もしっかり成長してもらいたいですね。師匠の指導力も問われるところでしょう」(相撲ライターのどす恋花子こと佐藤祥子氏) これまで、部屋付き親方として二所ノ関親方を補佐していた中村親方(元関脇・嘉風)も、6月1日付けで8人の内弟子を引き連れ、独立が決まった。宮城野親方への師匠再教育がされているなか、二所ノ関親方にも必要な気がする。

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未成年力士の飲酒喫煙などは、昭和時代なら確実に黙認されてた話です。何をいまさらと言いたいのですが、令和の今は、それも許されないのでしょう。

もっと自由にのびのびと力士生活をさせてあげたい。だけど、いじめは行けません。いじめられた者のこと考えたら絶対だめです。

大の里は、もっと人間的に成長すべきですね。