「相撲協会は第二のジャニーズ」宮城野部屋騒動で揺れる角界に“白鵬の兄貴分“が浴びせた批判の中身 | ジョン斉藤の世界

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「私の元には、英国営放送のBBCから白鵬の降格人事の件で取材依頼の申し入れがありました。閉鎖的な相撲協会を、BBCは第二のジャニーズのように捉えているようです」 

本誌の取材にそう語るのは、モンゴルの政治家で、モンゴル相撲協会の理事長でもある元小結の旭鷲山ことダヴァー・バトバヤル氏(51)だ。

旭鷲山は、大相撲の千秋楽を前に緊急来日。元幕内の北青鵬が起こした暴力事件による元横綱・白鵬の宮城野親方(39)の責任問題について、相撲協会が下した2階級降格処分を「あまりにも厳しすぎる」と疑義を唱えた。

 「モンゴルでも部屋が閉鎖されるかもしれない、と大きなニュースになっています。ただし、メディアの論調は処分内容への疑問が大半で、私の元にも多くの人から、『モンゴル出身者だから厳罰化するのか』といった批判的な声がたくさん寄せられている。弟子の暴力問題で処分された親方が過去にもいますが、罰金だけで終えている人もいる。この差は何なのか。モンゴル国民は相撲協会の処分に不信感を募らせているんです」 大阪場所が始まる1週間ほど前、旭鷲山は宮城野親方と銀座で対面している。この時はまだ、北青鵬の暴力事件について相撲協会は調査中だった。

 「白鵬は当初、(不祥事の処分の)前例から『大丈夫でしょう』と語ってました。その後、大騒動となって相撲協会は厳しい処分を白鵬に下した。私も心配だったので白鵬に再度電話したんです。でも、こんな大ごとになっても本人は文句を一切言わない。男らしく『頑張ります』と。『イチから頑張るしかないです』と私には虚勢を張ってましたが、声は非常に細くて明らかに落ち込んでいる。大横綱になって立派な力士だったかもしれないけど、親方としては就任したばかり。まだまだ未熟です。それを親方としては失格だ、と処分するのはあまりにも厳しいと思います」 二人の出会いは宮城野親方が6歳のとき。モンゴル相撲の夏合宿で共に汗を流した間柄だ。宮城野親方が日本という異国で力士になれたのも「当時の白鵬は細くて小柄で、どこの部屋も欲しいと言わなかった。それで先代の宮城野親方に私が口を利き、なんとか入門できた」という旭鷲山の後押しがあったからだった。 「白鵬の兄貴分だから擁護するんじゃない。日馬富士も白鵬のように日本に呼び寄せて、凄く親しかったですが、貴ノ岩に対する暴行事件のときは日馬富士が悪いと何度もメディアに語っています。白鵬の場合は弟子の問題で、なおかつこれまでの親方衆の不祥事に比べると明らかに処分が重い。白鵬がいずれ相撲協会の脅威になると見越して、貴乃花のように“排除”の動きが見られるから、私が声をあげたのです。相撲協会は理事長に近い人間だけをひいきする体制が続いている」 確かに、八角理事長に近いとされる相撲協会内の関係者に対しては、甘い処分が続いているように見える。協会ナンバー2の陸奥親方は、部屋の力士が暴力隠蔽事件を起こしても報酬減額処分だった。暴力事件を隠蔽、八百長疑惑の渦中にあった協会ナンバー3の春日野親方も軽微な処分で終えている。

 「貴乃花は相撲協会と対立して相撲から去ることになった。同じように白鵬を追い出してモンゴルに帰らせたがっているんでしょうけど、白鵬が相撲から決別することは絶対にない。貴乃花は何不自由ない生活を小さい頃から送ってきましたから、相撲がなくても生活には困らないでしょう。 でも、白鵬の幼い頃ってモンゴルは社会主義国家です。父親が英雄でメダリストであっても家は貧困に喘いでいました。冷蔵庫もない家庭でジュースすら満足に飲めないような生活です。白鵬は困窮から這い上がって横綱になった。だからこそ、弱音を絶対に吐かない。今の相撲協会は昔のモンゴルみたい。北朝鮮の独裁国家のような組織です。それでも彼は負けないでしょう。現に後援についているスポンサーだって、この騒動が起きても誰も離れてませんよ。白鵬をみんな信じているのです」 旭鷲山自身も現役時代、協会が常識とする古い慣習に対し異議を唱えた人物。高級外車を購入すると「派手なことをするな」と咎められ、学をつけようと早稲田大学の通信教育課程に入学すると、「相撲だけやってればいい」と暗に退学を勧められた。

 「相撲協会は自分たちの解釈だけが正しいという世界。白鵬の処分に異議を申し立てようと、モンゴル大使館とも緊密に連絡を取り合っている。ただ、白鵬は帰化したので現在は日本人。大使館側も簡単に抗議できる立場にないという返答でした。でも、モンゴル国民の中にはモンゴル出身だから排除されているのでは、と考える人がいるのも事実なのです」 4月1日、宮城野部屋の閉鎖に伴って宮城野親方は伊勢ケ浜部屋の部屋付き親方になると明らかになった。“帝国”と化した相撲協会の真価が問われる。

 

まあモンゴル人から見たらそう見えるでしょう。決して差別は、していません。白鵬が日本の常識的な習慣を知らないために、千秋楽での優勝インタビューで、異様な言動を行ったのです。万歳三唱とか、三本締めとかです。これは仕方ないにしても、立ち合いで豪栄道に眼底骨折させたかちあげと言う名のエルボー。

これはいけませんね。それとだめ押し。やはり礼儀作法がなってないから、嫌われるのです。

決して差別ではありません。