能登半島地震からの復旧、復興へ応援の気持ちを伝えるため、石川県出身の大相撲の幕内遠藤関、幕内大の里関、十両輝関、竹縄親方(元関脇栃乃洋)らが6日、馳浩知事と県庁で面会し、日本相撲協会からの義援金や初場所中に集まった募金の目録を渡した。避難所も訪れ、被災者と握手したり、記念撮影に応じたりして激励した。
馳知事から「実家はどうだった」と尋ねられると、遠藤関は「今も断水が続く中、家族は必死に生活している」と心配そうな表情に。輝関は「家族は避難所から実家に戻り、やっと片付けを始めた。水がないのが大変そうだ」と伝えた。
馳知事は「初場所ではみんなが応援していた。できるだけ多くの人を勇気づけてほしい」と語りかけた。
大の里関の祖父坪内勇さん(75)が身を寄せる内灘町の避難所を訪れると、約30人から拍手で迎えられた。鍛原節子さん(81)は「地元のヒーローが来てくれて夢みたい。大きな手で握手してくれてほっとした。避難所生活は大変だけど、もう少し頑張ろうと思う」と笑顔を見せた。
坪内さんは「テレビや新聞で活躍は見ていたが、随分たくましくなった」と誇らしげ。大の里関は「皆さんが応援してくれているので、次の大阪場所も頑張って石川に明るい話題を届けたい」と意気込んだ。
遠藤関は穴水町、大の里関は津幡町、輝関と竹縄親方は七尾市の出身。
七尾市では4月6日に春巡業が予定されていたが、地震を受け見送りが決まった。地元の実行委員会によると、会場の体育館が損傷し、開催は困難と判断した。(共同)
被災者にとってどれだけ心強いか。しかも地元お関取さんですよ。岸田が来るよりよっぽど効果あるでしょう。
見た目からも、力強いですもん。復興の促進力になりますね。