「令和の怪物」伯桜鵬が初場所へ「めちゃくちゃ出たい」と意欲 ハタチの誓いは「やりきる」 | ジョン斉藤の世界

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大相撲で所要1場所で新十両、同3場所で新入幕というスピード出世で1位の記録を持つ「令和の怪物」伯桜鵬(20=宮城野)が、8月末に左肩を手術して以来、3場所ぶりの本場所出場に意欲を示した。8日、都内の宮城野部屋で、同部屋や出稽古に来た押尾川部屋の若い衆を相手に計23番取って21勝2敗。2場所全休で初場所(14日初日、東京・両国国技館)は西幕下5枚目に番付を下げたが、鋭い立ち合いから幕下や三段目との実力差を示した。初場所については「正直、めちゃくちゃ出たいです」と、胸の内を明かした。

9日には手術した医師の診察を受ける予定だ。4日から再開した相撲を取る稽古は、この日が3度目。外れやすかった左肩が、手術後は外れなくなっていたが、激しい稽古を再開したことで異変が起きていないかなどを、細かく検査するという。「今は治っているわけではないので、明日(9日)、先生に肩を全部調べて、動きを確認してもらいます。その先生からストップがかかれば出られません」と、9日は朝から午後まで病院に滞在予定だという。医師から出場許可が出て、師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)も出場を許可すれば、早ければ9日中にも、晴れて3場所ぶりの出場が決まる。一方で医師からの出場許可が出なければ、同じく9日中に休場の判断を下す。

新入幕だった7月の名古屋場所は、千秋楽まで優勝を争い11勝4敗で敢闘賞と技能賞に輝いた。ファンの期待も大きかったが、最近2場所を全休。手術した8月末からの4カ月は下半身を強化した。4カ月の間に丸1日、完全に休みにしたのは1日だけで「四股は毎日踏んでいた」という。下半身は「幕内で取っていた時よりも仕上がっていると思う。体もすごく柔らかくなったので、すごく低く腰が下りるようになった。かみ合えば(立ち合いは)以前の倍ぐらいのスピードになると思う」と話し、持ち前の馬力にスピードを加え、立ち合いから圧倒する取り口を目指している。

この日は成人の日。現在は18歳が成人となるが、昨年8月に20歳の誕生日を迎えた伯桜鵬は「ハタチは1つの節目。自分の世代だと、ハタチが大人というイメージの人が多いと思う。高校生の時に成人と言われても、その意識はなかったので」と、20歳で迎えた成人の日に特別な思いを抱いていた。

“20歳の誓い”として、色紙に記したのは「やりきる」。真意を問われると「自分が強くなるためのことを怠らないとか、そういうことを元日に自分に誓った。それを『やりきりたい』ということですね」と語った。「土俵でやりきるというのは、僕のイメージではない。場所中だったら、次の日の相手が分かるので研究して、準備して、次の日の朝に土俵に上がって。『勝負は時の運』という言葉もあるし、絶対に勝てるというのない。勝つ確率を上げるためにやっている」。特に本場所の土俵の上だけではなく、それまでの過程も“やりきる”姿勢を徹底するつもりだ。

ちょうど1年前の昨年初場所で、幕下15枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。そこからのデビュー場所は7戦全勝で幕下優勝。新十両場所は10勝5敗、次は14勝1敗で決定戦の末、わずかに十両優勝を逃したが、優勝同点だった。新入幕場所は11勝4敗で三賞を2つも受賞したが「去年は悔しい年だった」と、輝かしい過去はすでに忘れている。心身ともに一回りスケールアップした「令和の怪物」は、初場所で復帰するつもりで準備を進めている。

 

平成の怪物・武双山や雅山よりも、令和の怪物のほうが強くなると思われます。大怪我も経験し、怪我にも強い体つくりを身に着けて精進するからです。

初場所は全勝優勝するでしょう。