全パは並み居る強打者が実力をいかんなく見せつけた。
まずは3番のレアード(ロッテ)。三回2死から、全セの2番手・戸郷(巨人)の4球目の直球を完璧に捉えると、打球は左翼席中段に飛び込んだ。ベンチ前で恒例のすしを握るポーズを披露し、松田(ソフトバンク)に手渡した。レアードは日本ハム時代に好物のすしを握るポーズが定着しており、「ウニを握って松田選手に食べてもらいました」と舌も滑らかだった。
すしを握ってもらった、「熱男」ポーズが代名詞の松田も全パの8番で先発出場し、五回に左前打を放って見せ場を作った。本塁打後の「どすこい」ポーズでおなじみの全パの6番・山川(西武)は二回に先制の適時二塁打で本拠地のファンを喜ばせた。
でも、負けた。菊池に負けたと言うべきか。通算セリーグの80勝85敗となりました。