P-THPという未承認の抗がん剤は、2週間に1回のペースで点滴という形で投与を受ける。
1回の点滴の時間は2時間位だ。
抗がん剤の投与自体、俺自身始めてだったので、
かなり勇気のいることだったが、
実際投与を受けてみて、
副作用と感じる症状は殆どなく、
逆に本当に効いているのか不安になる位だった
そして、問題なのは、その治療効果をどのように測るか だった。
腫瘍マーカーが正常値に収まっていたため、
「自覚症状」と「画像診断」によらざるを得ない。
胃の痛みや吐き気のため、投与を受けた後も相変わらず、
食べられる食事の量は変わらない。
体重も減少しつつあり、2月の下旬に60キロを切った。
身長が180センチちょっとあるため、50キロ代はかなりやばい水準だ
本当にこのままでいいのか、
不安で不安で仕方なかったため、
標準治療の抗がん剤に切り替えるべきか、
真剣に悩んだ。