会社には事実を淡々と説明することはできたが、
母には、そう簡単にはいかなかった。
主治医からの要望もあり、後日改めて、母親と一緒に病状の説明を受けることになった。
その後、セカンドオピニオンを受けたが、主治医の方針と大筋で一致していた。
やはり抗がん剤しかないのか
何か他にベストな選択はないのか
あれやこれや色々調べていくうちに、
母の知人からP-THPという「副作用のない抗癌剤」があることを聞いたので、
その抗癌剤の投与を受けてみようという話になった。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50647
友人の医師の協力もあり、
幸運にも開発者の前田教授と連絡を取ることができたので、
都内のクリニックでその投与を受けることができるこになった。
この頃は、スキルス胃癌の恐ろしさについて、
少しずつ理解し始めていた時だったので、
少しでも早く治療を開始したいと強く感じていた。