以前も書いたが、母親は洋服屋さんの娘だった。


商売人の娘ということもあって、


お金に関しては、人一倍厳しい。


1円でも計算が違えば大変なことだ、と言ってね。




そんな母親がお小遣いに関して、甘いわけがない。





まず、買うものを母親に逐一言わないといけない。


買った後は、レシートを母親に渡し、


金銭出納帳に記入する。






金銭出納帳の残金と実際の残金が違えば


差額分だけ没収される。





出納帳をなくしたら、見つかるまでお小遣い中止。





とにかく、厳しかった。小1の俺にとっては


ただただ、苦でしかなかった。


だけど、従うしかなかった。








さすがに今となっては、お小遣いは貰っていない。


代わりにバイト代が入ってくる。


バイト代だから、母親が関与することもなく、


金銭出納帳ともおさらば。





はれて、お金を自由に使える身になったわけだ。










…が、気づいてしまった。




そう。


俺はケチなのである。



ただのケチじゃない。



ドがつくほどのケチ。つまり、生粋のケチなのだ。







確かに、何を買っても母親が関与することはないし、


出納帳をつけろ、とも言わない。



だけど、自然と手が動くのである。






バイト代はこれだけ入ってきて、


この間買った洋服がいくらで、


残金がいくらで、


今後の出費の予定がいくらで、


来月に繰り越す分がいくらで、、、、





気づけばMY金銭出納帳に書き込んでいるのだ。





け、尻の穴ちいせぇ…



なんて、せこい男なんだ。。。





が、落ち着かないのだ。


無神経に金を使うことに抵抗があるのだ。





ドケチ万歳!


尻の穴が小さいからってなんだいっ!






…だけど、男なら。。。




少し、考えを改めようと思う。