この木が花を咲かせ終え
葉を大きく青くし始めた頃。
青空の下
太陽の光をいっぱい浴びて
風に葉を揺らしながら
ただそこに在る姿は
完璧そのもの。
私たち人間も
鉱物も植物も動物も
みんなそうだよな…
そんなことを思っていたら
枝と葉の位置関係から
少し空間があるところに
鳥が飛んできて止まった。
その空間が埋まると
とてもバランスが良くなった感じがした。
この木を人に擬えて
こんな風に思う。
私たちはそのままで完璧。
けれども
何かしらエッセンスが加わると
味わい深くなる。
それは
友達かも知れないし
パートナーかも知れないし
趣味かも知れないし
大切にしたい言葉かも知れないし…
どんどん重ねていくと
さらに彩豊かになっていく。
今日はモンシロチョウが木を横切り
タンポポの綿毛がすぐ側を飛んでいった。
通りすがりの出逢いもあったりして
それはまるで人生と同じだな、と。
目に映るものから
学べることがたくさんある。
必要な方に届きますように。