あの日から2年が経った。
母のことを思い出さない日は無い。
悲しくないのは相変わらず。
そして、寂しいか?と聞かれれば
寂しくないのかも知れない。
肉体を持って地球に生まれ
肉体があるからこそ出来る経験をし
肉体が無くなったらお別れ…
母はそのお別れの先にある
素晴らしい体験をさせてくれた。
三回忌法要を目前にしたある日
あの日以来、はっきりと夢に出てきた。
「しっかり生きるんだよ。」
そう言ってどこかへ行ってしまった。
生前、この類の言葉を
直接言われた事はない。
でも、間違いなく
母の心配の種のひとつは私。
この言葉は、この先の私の人生の支えに
なってくれることだろう。
しっかり生きる。
本当の自分を、しっかり生きる。
そして、ここからが人生の本番。