今回は、私のアンブシュアについてです。
パイパーズの今月号に、大倉滋夫さんと井上直樹さんの対談が掲載されていました。
この対談のアンプシュアのこと、結構自分にもあったことでした。
私が金管を始めたのは小学四年のとき。
このとき、持ち方や運指は六年生の先輩に習いました。
しかし、アンブシュアに関しては、一日早く音が出るようになった友達から、こうやったら音が出るよと教えてもらった方法で小中学校6年間(中学校はホルンでしたが)演奏していました。
それは、口を普通に閉じた状態から、ぎゅっと唇を左右に引っ張り、薄くして振動させる方法でした。
粘膜奏法と呼ばれるものほどではありませんが、粘膜と赤い部分の境目くらいが振動します。
音は薄く、長時間演奏すると口も頬も疲れます。
転機は高校生のとき。
2つ上の先輩が音楽で進学することになり、レッスンを受けてきたことを、私達後輩にフィードバックしてくれたこと。
それと、自分も音楽で進学したくて、エリザベト音楽大学の山城先生のレッスンをうけはじめたことです。
文章で書くと、誤解を与えかねないのですが、まさにパイパーズ今月号の84ページの写真の通りのことでした。
しっかり唇同士をグリップさせる。
口隣筋でクッションのような厚みのある唇を支える。
唇は厚みがあるもので、それを柔軟に繊細に振動させる。
うーん、やっぱり文章だと誤解を招きそうです。
また、人によって同じことへの感じ方も違うので、ふーんっていうぐらいで読んでくださいね。
奏法について語るのは、受け取る側がどのような状態か分からずに書くことになるので、危険だと思っています。
あくまで、私が指導を受けて感じたことですし、山城先生も他の人にも全く同じ言葉を使って指導することはないと思います。
言葉よりも、今までお世話になった先生方や演奏家の方の演奏を直で見て、触れて、感じたことが一番の参考書。
言葉はその補足。
パイパーズを読んで、そんなことを思い出したのでした。
では。
トランペット講師 大倉