日本での31日目。
彼は自分が準備した企業の広報の書物を渡してくれた。
幸運だった。彼が配ってくれたパンフレットを集中して読み始めた。
おもしろい企業だ。
パンフレットの内容の中で一番、記憶に残ったのは
HaloのPhilosophyとVisionだった。
Philosophyは「希望が生まれるシカケを作る。」
Visionは「2028年までに世界を最も明るくした会社になる」
世界的な大手企業になりたいとか
世界で一番売り上げが高い企業になりたいとのVisionではなくて
希望が生まれる会社、
世界を明るくする会社。
その企業を作りたいHaloだった。
何か懐かしい感じだった。
「あなたはどうして医者になりたい?」との質問で
「痛い人々を治療してあげたいから。」って答える子供みたいに
純粋なVisionを持っているベンチャー企業のHaloは、
印象的だった。
急に胸がドキドキした。
僕の前で一所懸命に説明しているこの新入社員がうらやましくなった。
僕もここで働いたい。決定した。
俺は今からこの社員と同僚になる。
この社員とHaloを世界で一番明るい会社に作ろう!!
でも、まだ俺は3年生だから一旦インターンに支援しよう。
何か気分が良くなって、微笑を浮かべて彼を見た。
彼も僕を見て微笑み浮かべて、会社の説明を続けた。
やっぱり、この人が話すこと、
ぜんぜん、わからない。
僕はまたそのパンフレットを集中して読んだ。
次のページは役員の紹介。
社長の役割で矢野卓。
あっ!社長が超超若い。
あれ?この人、どこかで見たことあると思う。
ただ、平凡な顔で見慣れたのかな、
と思った瞬間、僕の前にいる社員の顔を見た。
Wow! 信じられない。
この新入社員が社長だった。すごいな。
本当にびっくりして、「あれ?社長?」って質問した僕。
「はい、僕が社長です。」って彼が笑いながら答えた。
僕が今まで、矢野さんを社長と呼ぶこともこの理由かもしれない。
その衝撃はとても大きかった。
ちょっとPCに行って、僕がしている社長との意味がCEOなのかを確認した。
To be continue...