今後の株価と経済動向

 昨年11月半ばから始まったアベノミクスの思惑相場も6月に入って調整してきました。
毎年のことですが春から夏にかけて株式市場は調整にはいってきます。
今年は予想していた以上に相場が強く5月終わりまで半年もの間、1本調子の上昇が続いてきましたが
ようやく調整相場へ移行してきました。
7月の参議院選挙あたりで再び動き出すかもしれませんが、例年、上半期の決算発表後から年末までに
底打ちとなって上昇に向かうパターンが多いようです。
5月に天井を打ち、日柄調整も浅く、しばらくは調整が続く可能性が高いと思われます。
戦略としては、押し目買いか戻り売りで対処するのがいいところでしょう。
不動産、復興関連、エネルギー関連など調整後は上昇に向かう可能性が高いと
思いますが、輸入コストの上昇でその他の内需関連はきびしそうです。

アベノミクスですが、思惑どおり円安、インフレに向かう可能性は高いと思います。
ここのところ円高に振れてきていますが、調整しても円安基調は変わらないと思われます。
20年以上続いた資産デフレは解消に向かい消費税率の上昇にともなって不動産や
商品などの上昇がはじまりそうです。
経済の成長を上げていますが、これは難しいでしょう。
一時的に景気が上向きになる可能性はあると思いますが、長くはもたないとみています。
グローバル化が進み相対的に日本の賃金は他のアジア圏のなかでは高く、賃金の上昇は
難しいでしょう。
物価が上昇し賃金が上がらなければ消費に向かわず、エネルギーコスト上昇で
円安効果と相殺されて企業業績も期待するほど伸びるとは思いません。
消費税率の上昇分も限定的で税収が増えて財政が健全になることはなく
いずれEUと同じように財政問題が浮上してくるのは時間の問題です。
円安、インフレが進み、金利上昇によって国債暴落となり、その効果で
国の借金が大幅に減り財政が健全いなるというシナリオのような気がします。
その可能性は十分にあると思いますので、どう対処するのか今から
考えておく必要はありそうです。