シビック35XTの次に乗った愛車がフェリオRTSiである。RTは4輪駆動の事をさしていたと思う。Siは言うまでもない。DOHCエンジン搭載車である。
この頃の私は休日に日帰りスキーを敢行していたのだが、そんな折通っているディーラーの中古車でこの車を見つけたという訳である。
リアルタイム4WDと名付けられた4輪駆動システムは、その後あまり評判のよろしくないデュアルポンプ式では無く、ビスカスカップリング方式により後輪を駆動するものであった。
ドライブシャフトを持っているせいもあって、車重は1130キロと重め。
テンロクDOHCエンジンは、VTECが搭載される以前のシンプルなZC型1600ccで130馬力を発揮した。高回転までキレイによどみ無く回るけど、車重のせいもあってか加速はイマイチ。
おまけに燃費もリッター10キロを超える事は稀で、7~9キロ位しか走らなかった。
ヘッドライトウォッシャーを装備しており、降雪状態の雪道を走る際は重宝した。
スキーへ行く事も無くなった頃、燃費の割には走らない(加速性能の面で)ので乗り換えてしまったんだけれどネ。
行く先々で4輪駆動のSi?と珍しがられた。
(追記)
2024年2月、この記事にコメントを頂いたので気まぐれで補足してみることにした。
その①
1,130キロの車重を重めと記したがFFのSIR5速マニュアルモデルが1,090キロだから重いと言ってもプラス40キロである。
その②
この車は遮音性が低くて、初めて乗せた同僚がDOHCのエンジン音を聞いて「これ、ディーゼル?」と言われたことがあった。確かにカムシャフトが回る音メカニカルな音が室内にゴロゴロと響いていた。ディーゼルとは違うのだが確かにアイドリングのメカノイズは独特なものがあったと記憶している。
その③
センターシャフトにビスカスカップリングを配した4WDシステムは前輪と後輪の回転差が生じた時に後輪にも駆動力を伝えるというシロモノ。
私は雪道でワザと前輪にパワーをかけて空転させ後輪を駆動させるという遊びをしたが、後輪に駆動が伝わると「ゴロゴロ」という音がして何だかチープだと思った。
が、後輪にも駆動が伝わっている事を感じることが出来た。
その④
当時、私はホンダ車ばかり乗り継いでいたのだが、これにはワケがあって、勤務していた会社のバイク仲間で7年先輩が退社してホンダのディーラーに勤めた事がキッカケである。
で、そのディーラーはバイクのチューナーで有名なヨシムラの本家筋にあたる(というような事を言っていた気がする)らしく、その証明として?もらったキーホルダーを今も持っている。
以上