私は子供のころから、「じご」=『虫の体液(というか中身)』として使っていた。
ところが熊本市で育った夫は、「じご」=『お尻』、「じごの巣」=『お尻の穴』として使っていたのだ!!
(もっともうちの夫は天草育ちの親戚に囲まれて育っているので天草らへんの方言も染み付いてるけど)
この食い違いがだいぶ前から気になっていたので、調べてみた。
wikipediaからの引用。
「じごんす」 … 肛門。アリジゴクを熊本弁でジゴ虫と言い、ジゴ虫の巣の事を「じごのす」と呼んでいる。転じて形の似ている肛門をさす隠語となった。
なるほど~。アリジゴクのジゴか・・・。うまいこと言ったもんだ。。
もっと調べた(ネットで検索しただけ)。
「すごいよ!マサルさん」の作者・うすた京介さんのHPからの引用。
さて、問題の「ジゴ」についてですが、これは熊本県でも北部と南部で意味が違うそうです。
北部では虫をつぶした時なんかに出る内臓の意味。そして南部(熊本市も含む?)ではケツの意味になります。
ケツとは言っても「ジゴんす(巣)」が「ケツの穴」という意味になるからジゴをケツという風に訳してますが
僕の感覚では「ジゴ」のみでも限りなく「穴」に近い表現を南部の人はしていたような気がします。
あと、「魚の内臓」という意味で使ってるとこも多いみたい。(福岡、広島も??)
もとは魚の内臓限定だったのかしらん?
私の実家は熊本県でも北(福岡寄り)で、熊本と福岡をmixしたような感じの方言が多い。(語尾に「ちゃん」がついたり)
なので、熊本北部や福岡が「じご」=『内蔵』だというのは納得。
かと思えば、どうやら兵庫?でも「じご」=「お尻の穴」みたいに使ってるって言ってる人もいるんだけど・・・。
方言難しい&面白いな~。