富士山登山 1泊2日の山旅 | Les Essais~旅日記~

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ようこそおいでくださいまし。アラフォー男子の旅行系ブログです。年に一度の海外旅行を目指して。

昨年、友人から是非とも富士山に登ってみたいと連絡がきた。その友人は山登りとは無縁の人物。ただ富士山には人生で一度は登りたいとのこと。そこで私はガイドを引き受けた。

 

私は17年前に一度富士山には登ったことがある。当時は弾丸登山が当たり前だったと記憶している。山屋さんで小屋に泊まるというのはあまり聞かなかった。私も夜の8時ごろ5合目について、寝ずに登り、午前2時か3時ごろ山頂につき、ご来光を拝み、下山した。ルートは富士宮ルートで登り須走ルートで下山した。

 

しかし近年の富士山大混雑問題があり、弾丸登山は目の敵にされている。素人の友人を連れて行くので下手なことはできない。そこで山小屋に泊まることとした。ただ、勤め人のお休み時は、どこも予約がとれず、泣く泣く昨年の登山は延期となった。

 

今年、満を持して、山小屋予約開始日に山小屋を確保。あとは体力作りと天候を祈るのみとなった。 

 

 世界遺産・富士山

このような富士山登山の隆盛の背景には、富士山の世界遺産登録があるのだろう。登山客の3割近くは外国人に思われた。富士山は自然遺産ではなく文化遺産として世界遺産に登録された。古からの信仰や文化芸術の対象ということがその理由とのこと。古くより火山活動を繰り返した富士山は畏れおおき存在として祀られていた。平安時代以降に噴火活動が沈静化すると、修験道の同情として信仰の対象とされた。また、その美しい姿から、和歌や浮世絵の対象とされ、中でも、江戸時代の葛飾北斎や歌川広重の富士を描いた浮世絵は、遠く西欧の画家にも影響を与えた。このような文化的背景から、2013年に世界遺産に登録された。

 

 

 

 

 富士登山・1日目

2024年8月10日(土)、6時半過ぎ新神戸発のぞみで名古屋、名古屋からひかりで静岡、静岡からこだまで三島へ。9時20分、三島着。9時40分発の富士急シティバスで富士宮5合目へ。約2時間バスに揺られ、標高2400Mの5合目までやってきた。前に来た時は立派なレスト施設があった記憶だったが、仮説のトイレなどがあるのみ。以前あった立派なレストハウスは放火され取り壊されたとのこと。

持ってきたパンなどで軽い食事をとり、登山開始。

 

12:15 富士宮5合目発

12:31 6合目着

13:25 新7合目着

13:40 発

14:20 元祖7合目着

14:45 発

15:30 8合目着

友人も含めて7合目までは余裕の感じ。とてもゆっくりコースタイムぐらいのペース。調子に乗ったのかペースをあげてしまったのか、8合目手前で、友人はちょっと小休止を要求。8合目手前は確かに勾配が、急になってきたのに、調子に乗ってペースを早めていたようだ。

今夜は8合目の池田館で宿泊。翌日未明に山頂を目指す予定。小屋には一番乗りで到着。予定より早く順調に登れた証。

富士山の山小屋は昔は評判があんまりだった気がするが、とても綺麗で、一人一人にモンベルのシュラフが与えられて、そこそこ快適だった。

ただ夕食は聞いていたとおりカレーのみ。おかわりもできない。平凡なレトルトカレーも山で食べるととても美味しいのは、なんとも不思議。

7時過ぎには仮眠体制。しかし、私は寝れない。それはわかっていたけど、1〜2時間ほどうとうとして午前1時に起床。

 

 富士登山2日目

小屋に宿泊の大半が1時に起き出した。朝食として頼んでいたパン2個とコーヒー牛乳を胃に押し込め、1時半に出発。小屋の外はすでに多くの登山者でいっぱいであった。

9合目までは、渋滞はなかったが、9.5合目手前付近で渋滞。というのも、20人くらいのツアーの団体が登山道の途中で休憩するため、暗くて先が見えないので、先が詰まってると思いみんな止まり、それが渋滞になっているようなのだ。

9.5合目から山頂までは、少し歩いては止まる、という混雑ぶり。そんななかを追い越しかける輩がいて、大変迷惑である。

 

前回は奥宮で日の出を見たので、今回は山頂で見ようと思い、剣ヶ峰山頂に向かう。ここは大混雑であった。奥宮あたりで日の出を待つべきだった。

4時46分日の出時刻のところ、ちょうど日の出の方向に雲があり、5時になり、その雲の合間から太陽が顔を出した。以前の富士登山で1番感動したのがご来光。北アルプスなどでみるご来光も素晴らしいが、富士山からのご来光は、格別だった。今回は、少し雲が邪魔をしたが、それでも素晴らしいご来光だった。

浅間大社奥宮で御朱印を頂き、須走下山口へ向かう。下りはなんとも快適。須走ルートの醍醐味は7合目以下の砂走りである。一歩踏み出すと、1メートルくらい滑る。コツを掴むと、スキーのように滑りながら歩くという、楽しい下り方ができる。

 

9時半に須走5合目のバス停に到着。無事下山できて安堵。ここから御殿場駅までバスが出ている。御殿場で風呂に入り、三島で鰻を食べ帰路へついた。

0135  8合目

0218 9号目着

225 9合目発

0300 9.5号目着

0310 9.5合目発

0400 山頂着

0500 日の出

0535 奥宮発

0600 須走ルート下山

0630 8合目

0658 須走7合目

0830 砂払5合目

0850 砂払5合目発

930 須走口5合目バス停着

945バス発

 

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