ひたすらユンジェ☆妄想ブログ

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ユンジェ(ミン)小説を書いてます。

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お久しぶりです〜!
大変遅くなりましたが、、、
まだ読んでくださる方がいたら嬉しいなぁ


*先生と俺は* 一覧です↓




**********

「ははっ、バレちゃった……
そう……わたしレイカ。
レイカだよ!!!」

「は…?」


香水の匂いに反応して無意識にレイカと呟いていたが、本当にレイカ…?
ジェジュンの中に入ってるというのか!?
そんなことが本当に…!?

ていうか……
レイカは人間だし
妖がレイカの“フリ“をしているということか…?

「びっくりさせちゃってごめんね。
今、ジェジュンさんの身体を借りてて……」

「何言ってんだよ…
そんなこと信じられるわけ……」

「私ね、ユノと別れた後、1人の妖に恋をしてしまって。
自分も妖になったのはよかったけど、
結局上手くいかなくて。
でも後で気づいた。やっぱり私にはユノしか居ないって。私が本当に好きな人はユノだって……
だからね、ユノに近づいて同じ妖にして
一緒になろうと思ったの」

「何だよそれ……」

今までずっと俺が見てた妖は
レイカだったというのか?
そんな……そんなことが本当に……

「妖になると容姿とかガラリと変わるから…
レイカだって気づかなかったよね。
言ってもどうせ信じてくれないと思って
ずっと黙ってるつもりだったけど。
香水で気づいてくれるなんて思わなかった。
ユノも私の事まだ忘れられないってことでしょ?」


目の前にいるのはジェジュンのはずなのに…
そう言われると段々レイカに見えてきた気がする。

これが本当ならやっぱりジェジュンは
前から妖に会っていたということか?

いつからだ?
どうして俺に言わなかった…
いや、言えなかったのか…

俺がもっと早く気づいていれば
ジェジュンから片時も離れなければ……


後悔ばかりが頭の中を埋めつくす。


「本当はこの子を殺 してもよかった。
この子のせいで私の作戦は全部狂ったし。
でもユノが悲しむのは嫌だし。
そしていい事を思いついたの。
私がこの子に乗り移ったらいいんだって……
乗り移った直後は高熱出てびっくりしたけど。
ね、これでみんなハッピーじゃない?」


「黙れ!お前が誰だって関係ない。
いつからジェジュンと会っていたんだ?
……いや、今はそんなことどうでもいい。
今すぐジェジュンから離れろ」

「ふふ……必死だねぇ」

「いい加減にしろ…
ジェジュンを傷つけるやつは誰だって許さない」

「じゃあどうするの?」

「っ……!!!!」

丁度、隣の引き出しの中にあったビニール紐を取り出し、
"レイカ" を ベッドに押し倒した。

「何?……何するの?」

「黙ってろ」

「身体はジェジュンさんだよ」

「黙れ!!!」


ジェジュンごめん……
痛いけど少し我慢して……ごめん……ごめん
ごめんな……

心の中で謝りながら、
ジェジュンの身体を押さえて
手足が動かないようにビニール紐で縛り付けた。


「離してユノっ!!!!痛いよ!!!」

中身は違っても声も身体もジェジュン。
心が…息が苦しい。涙が止まらなかった。

俺がジェジュンにこんなことしてるなんて……


「ジェジュンさん…可哀想……」

「……っ!!!!」


どうすれば、こいつはジェジュンから出るんだよ!どうすればどうすれば…

考えろ……何か考えろ!!

「こんなことしても無駄なのに……
早く解いてよ!!!」

これ以上何かしたら
ジェジュンの身体に傷をつけてしまう可能性もある。

頭を抱えながら
必死に考えていると

下に小瓶が落ちているのが見えた。

これって……

前にジェジュンがポケットから落として
ものすごい速さで拾って隠してたやつ。

そういえば、今度見せるって言われたっけ。
結局これは何なんだろう……
でもやっぱりどこかで見覚えがあるなぁ


ゆっくり小瓶を拾い上げて
テーブルに置こうとすると

「こ、これは……」


妖は急に顔色を変えて怯えだした。


「……?」


**********


つづく…