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ひたすらユンジェ☆妄想ブログ

ユンジェ(ミン)小説を書いてます。

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それでは「先生と俺は」52話です!
↓↓↓


**********

「この小瓶が何か……あっ…」

思い出した、この小瓶の中身の液体は……

"理性を失ってしまう香水"

そうだ、これだ。
本で見たことがあった。
だから見覚えがあったんだ。

確か、妖にしか効かなくて
使いすぎると危険だとも書いていたが
人間には無害で……

「その瓶、私のだから!返して!」

身動きできない妖が必死に俺に訴えていた。

「これ、ジェジュンに渡したのか?」

「ち、違う!何言ってるの!!落とした…落としたのよ!」

「ちょっと前からジェジュンが持ってたことは知ってたが……へぇ…」

「何よ!!」

落としたなんて嘘だろうな。
俺がまだ妖になりかけている頃に
妖がジェジュンに渡して、これを使って俺に抱かれろとか……そういう感じか?
でもジェジュンは使わなかったんだな。
いい子だ、ジェジュンは……

「早く返して!!!!」


紐を解こうと必死に暴れる妖。

この様子じゃ、この香水を使うと
妖にとってまずい状況になるのは分かる。

理性を失ったらジェジュンの身体から抜けることになるのか、それとも本当にこの香水で命を落とす可能性も…?だから焦っているのか?

命までは取るつもりはなかったが仕方ない。
妖の正体が本当にレイカかもしれないと思うと
ちょっと気がかりだが
もう俺の知ってるレイカではないことも確かだ。

これはもう一か八か、
この香水を開けるしかないか…

でも一番気になるのは
この香水が本当に人間には無害なのかどうか。
万が一ジェジュンを傷つけることがあってはならないからな。

「ユノ……それはやめて。
本当にやめて。人間にも害はあるのよ!」

こいつの言ってることは何も信用できない。
何とかこのままジェジュンから抜け出してくれれば……

「本当に…?それじゃあ使えないな」

「そうでしょ?ジェジュンを傷つけることはしたくないでしょ?」

「それはそうだ。
じゃあまずはお前がジェジュンから離れろ」

「それは……」

「二度と俺とジェジュンの前に現れない約束で
逃がしてやるから」

「……じゃあまずは紐を解いて。」

「それは無理に決まってるだろ。
ジェジュンから出るのが先だ」

妖に小瓶を取られないように
すぐ傍にあった小瓶を隠そうと握った。

「紐は解かない。早くジェジュンから出ていけ」

「痛いの!このままではジェジュンから出れない。早く解いてよ!」

「うるさい」

バタバタと動かしている妖の足が
俺に当たり、思わず小瓶から手を離してしまった。

「あっ……」

やばい…! そう思った時はもう遅かった。

床には割れたガラスと液体が広がっていた。

瞬時にふんわりいい香りが漂い、
心地よい気分になったが

「いやぁぁぁぁっ!!!!」

ジェジュンの叫び声で我に返る。


「ジェジュン!!!!!」

「くるしぃ…………」

「ジェジュン大丈夫か!?」

ジェジュンの身体は心配だったが
妖がジェジュンから出るのはそう時間はかからなかった。

何か白いものが飛び出したかと思うと
それはスーッと消えていった。

 これで妖はジェジュンからいなくなった……?

「ジェジュン……ジェジュン!」


だが、何度名前を呼んでもジェジュンは目を覚まさない。
息はあるからただ寝てるだけ…だよな?
俺は何ともないし人間に害はなさそうだが…
でももしこのままジェジュンが起きなければどうしよう。

不安なことばかり考えてしまっていた。

どうしよう、どうしよう。
ごめん、ごめんなジェジュン。

ジェジュンに何かあればその時は俺も一緒に…。


「俺たちはずっと一緒だから……」


ジェジュンの手をギュッと握った。


**********


つづく…