今日のインターネットは、原発風評被害が広がっているという情報がトップ。
思わず開いてみると、これまで報じられている、農産物等の風評被害だけでなく、避難先での差別やいじめ、自治体によるスクーリングの強要、福島ナンバーの車にいたずら・・・などなど、あまりにも心ないしうちの数々。中には、福島出身ということで都内に巣女性が破談になったという情報は、真偽のほどはわからないが、もし事実だとすれば、断じて許せない人権問題だ。多分都内に住んでいる婚約者の母親から『子供が出来たら遺伝子が心配」と言われ、女性から破談を申し込んだという内容だった。この女性は福島出身だが、大学も職場も東京だったのにもかかわらず、である。
私は、このような風評が広がることを恐れる。福島の若い人たちが、これからこのような理不尽な差別をうけることがあってはならない。
首都圏に住む人たちからの差別情報が多いが、まったくもって言語道断である。福島原発が作りだした電力は、全て首都圏に運ばれ、その繁栄と贅沢な暮しを支えてきたのである。宇宙空間から撮った写真を見ると、東京の周りが煌々と輝いている。
今、原発が停止し、夏の電力不足が心配されている。停電で首都機能が麻痺したり熱中症で死ぬ人も多くなることだろう。自分たちがそのようなリスクを背負った時、初めて、気づくのかもしれない。
福島の人たちへの贖罪に。
確かに原発の放射能は心配だ。
子どもや若い人たちにその影響が出ないようにと祈るばかりだ。
原発の近くに、いや原発設置の県に住んでいたがために、家を追われ、逃げ惑い、いじめられる福島の人々の何重にも重なる苦労や悲しみを考えてほしい。首都圏の自治体や住人たちが支えてほしい。
ネットでは、福島からの避難者が、首都圏を避け、関西に移住する人が増えていると伝えている。阪神淡路大震災を経験した関西の人々は,温かいのかもしれない。震災ボランティアにも遠くからすぐ駆け付けてくれた。今、被災地を「情」が支えているのである。