映画「陰陽師0」を楽しんだ日 | 人形姫の視る夢は・・・

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着せ替え人形コレクターかりんの日々の記録です。

朝、窓を開けると

ミニバラの蕾が開きかけている様子が真っ先に目に入って、

ほわあっと心が明るくなる。

 

その隣に並べたストロベリーキャットテールも

可愛い小さな蕾からぽわぽわと独特の花弁を膨らませ始めている。

 

生きている姿が愛おしい。

冬を越して、また次の季節も咲いてくれたということが、とても。

 

そんな中、家族で久々に映画を観に出かけましたよ。

 

「陰陽師0」

若き日の、陰陽寮の学生である安倍晴明と、

生涯の友となりゆく源博雅のお話。

 

染谷将太さんが源博雅役ということで楽しみにしていた。

この方は我が家にとっては「花丸木くん」である。

もう3年以上前になるが、ドラマ化された「浦安鉄筋家族」での

その役のなりきりぶりが素晴らしかった。

大体私はテレビに出る人、名をなしておられる方たちはさすがと

いつも尊敬しているが、

この時の染谷さんは本当に尊敬した。

しかもこの年、大河ドラマ「麒麟が来る」では織田信長を同時に演じていらしたのだ。

その信長が素晴らしかった。

弟の裏切りを向き合い、処断する時の彼の愛の伝え方、

裏切られた悲しみと孤独のために涙を流しながら、

残酷に弟の命を奪う決定をするその悲哀に、

この役と花丸木くんを同時に演じられるとは、と感嘆してしまって、

以来、とても好きな俳優さんである。

陰陽師は初版で書店に平積みされた頃から読んでおり、

映像化される作品は全て見てきたつもりだけれど、

今回のこの映画もいいなあととても楽しんだ。

 

やはり、というか、史実で活躍した頃の安倍晴明様が

結構な中年のおじさんと知ってはいるけど、

若く美しい青年姿で活躍されるご様子を、

嘘でもいいから見られるというのは嬉しい。

ここまで誰に対しても無礼かな?とか、

女性たちの衣装がですね、袴をウンと胸高に、

なんだか和風のムームーみたいに着た上に、

無地で色鮮やかなシースルーの着物を数枚重ねているという十二単のあり方、

博雅と奈緒さん演じるよしこ女王の頭についていた花も、

終始ずっと気になってしまって、好みは分かれるところかもしれない。

これは演出、これもいいの、なんでもありなの、これでいいのよ、と

言い聞かせながら私は受け入れる方向で頑張りましたが。

よしこ女王の部屋に、「ど、どうしたの!?」と慌てるくらい

芍薬だか牡丹だかの花びらが撒き散らしているのにも違和感あったけど、

それも頑張って受け入れてみた。

 

言葉を発する、その言葉の意味、印象に囚われる、

それがもう「呪」にかかっているというような言葉が、

深いなあと思った。

それこそ私がいつも思い、

ココナラのお客様にもお伝えしたく感じていることなのだ。

言葉を発され呪にかけられる、

それだけならまだしも、自ら発した言葉「呪」に自ら囚われていく。

思い思って、何度でも相手の改心や詫び、反省した態度を求めても

それはけして届かない。

むしろその状態を思うほどに自らがその呪にかかって囚われて、

自分自身がダークサイドの沼にずぶずぶとはまりこんでゆく。

構わない、気にしない、自分は相手に囚われない。

そう思う決意、自分の意志こそが本当に自分を高め、

相手の領域内からも抜け出す最善の方法なのだ。

 

知らない間にハマった呪の中から、自分一人の手では出られぬ、

夢から覚めぬと思った時に

助けられるのが陰陽師なのだなあと思いながら、

若き日の彼が呪から逃れ克服し、解放されて自らの呪を編み出す物語を見た。

 

思い描いたものに囚われる。

どうせ囚われ、その夢の世界が現実に影響し始め、

いつか重なるのなら。

何に意識を向け、思うようにするのがいいのか

自明の理かと思われる。

 

デザインが好き、楽しかったのと、

ピンとくるものが多かったので、

今日は珍しくいろいろ、グッズを購入。

 

驚いたのは「晴明神社」公認グッズであること。

公認というだけでお守りだとは謳われていないけど大丈夫。

自分で好きなパワーを封入します。

 

缶バッジなんて人生でほとんど買ったことがない。

でもこれは買おうと即決できた。

 

このキーホルダーが真っ先に、一番気に入ったグッズ。

 

アクリルの晴明桔梗と2層になっていて

重なったり離れたり。

晴明桔梗側から銀の晴明のシルエットを見てもかっこいいのだ。

かなり大きいけど。

 

一筆箋はとてもよく使うので、グッズとしてはとても嬉しい。

 

やはり、いい。

 

連休中はダイエットもお財布も少し解禁ということで、

今日も美味しくご飯もいただきました。

日本人はやっぱり海鮮ですね!

高かったけど。

もうこのインバウンド効果、本当にいや。

これを最後に当分は家でスーパーのお刺身だけをつましく食べよう、と

会計後に深く決意する。

(スピリチュアルの世界から現実への移行は一瞬)

 

街を少し歩くと、新宿が舞台の「シティーハンター」の幟り旗が目立っていました。

なんだか無性に見たくなって、

帰った後、また家族でネットフリックスでこの映画も視聴しちゃった。

大変面白うございました。

鈴木亮平さんもすごーい!