ピーターラビットの上着とオットのハンカチのお話 | 人形姫の視る夢は・・・

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着せ替え人形コレクターかりんの日々の記録です。

今週は1日おき出勤になっていて楽しくていいなと思っていたら、

案外疲れる。

曜日の感覚が狂ってなんだかもう週末のような変な感じ・・・

今日が木曜日で明日は金曜日ではないの?みたいな。

こう言う時がたまにある。

 

帰りにバスや電車に乗らずに歩いて帰れるというのはやはり嬉しい。

主婦にとってはありがたく、地元でぶらぶら、必要なものを買って帰るので、

ネギでもトイレットペーパーでも買い放題である。

でも今日は、オットのハンカチ!で頭がいっぱいだった。

 

気がついたらハンカチが一枚もなくなっていたのである。

 

オットはポケットのある服が大好き。

当然ジャケットにはポケットが付いているので、

ハンカチはいの一番にいれるはずだが、

問題は出し忘れで、

今までもしばしば、ハンカチが不意になくなり、

どどっと出てきた、ということがあった。

昔の主婦ならオットの帰宅後、スーツを受け取り、

ポケットから色々出してあげていたのかもしれない。

なんかそんな映像を見たことがある気がする。

が、我が家はなるべくセルフ方式。

服を自分で選んで出して着るのが苦手なオットのために、

毎朝一式は出してあげるが、

代わりに帰宅後くらいは自分でジャケットをハンガーにかけ、

脱いだ服は洗濯カゴに・・・くらいの最低限ルール。

そこで、ポケットの中身を出すくらいなぜできない💢

 

オットとムスコのハンカチの箱というのが我が家の棚にあって、

出かける時にそこで持ち物一式、マスクも含めてそろえることになっており、

ムスコのハンカチの箱にはちゃんとぎっしり洗濯したてのハンカチが詰まっているのに

オットのそこだけ今朝、ついに空っぽになった。

先週あたりから2、3枚くらいしかないから、あと5、6枚あったのはどうしたのかと、

何度も問い詰めていたのだ。

その度にオットはどこかに入っているというのだったが。

今朝、さすがに自分で普段あまり寄り付かないクローゼットをあけ、

ごそごそジャケット全てのポケットを探ったが、

驚いたことに一枚もなかったという。

パンツにも入っていない。

どこで紛失したのか。

 

呆れた。

大変呆れた。

昔、ピーターラビットの絵本を読んで笑ったことがある。

ピーターが今週に入ってからジャケットを四枚もなくしたので、

ママに叱られると思い、必死で青いジャケットを取り返しに行く話だ。

これは男の子ママには共感される話で、

みんな「うちの子ピーターラビット」と話していた。

ムスメが小学校低学年の頃、世間には怖いニュースが溢れていた。

登下校時の少女が狙われるというもので、

私を含め、下校の頃に門まで迎えにくるママたちは多かった。

ある日中にあまり見慣れぬママがいた。

一人、ぽつんと腕を組み、ただお子さんが出て来られるのを待っておられる。

やがて出てきた一人の小1の男の子が、「お母さん!」と

パッと笑顔を見せた。

ところがそのお母様は何やらひどく厳しい鋭い口調でお話になり、

男の子は悲しそうな顔になって肩を落とし、

しょんぼりと踵を返して校舎の中に入っていった。

私たち女の子のママたちはどうしたことかとハラハラ様子を見守っていたら、

やがて男の子が戻ってきた。

腕にこんもり、しこたま上着を抱えて。

どうやら毎日何かしら上着を着ては置いて帰ってきていたらしい。

ああ、なるほどね・・・皆で納得してしまった。

さっと踵を返していくお母さんの後ろを、大量の上着を抱えたまま、

とぼとぼついていきながら帰っていった男の子の姿が忘れられない。

 

オットの場合はそれがハンカチらしい。

(上着やコートを忘れてきたことも何度かあります)

しかし会社にもないという。

そりゃそうよね、デスクに溜まってたら目立ちますもの。

何してんですか、全く。。。

 

というわけで、取り急ぎ2枚、帰りに購入。

本屋さんにいつも並んでいる可愛い和柄タオルハンカチ、

前から目をつけていて、時々人への贈り物に買ったりしていたのだ。

 

可愛い!濱文様さんのタオルハンカチ。

 

ビールジョッキ柄、とても面白い!

 

コーヒー豆柄、とても可愛い。

これは私がとても気に入り買ったものなので、
失くさないように、こんこんとオットに言って聞かせる。
考えてみたら今までオットのハンカチを買ったことがない。
なぜならいつも頂き物でいっぱいだったから。
その思い入れのなさがダメだったのかな。
あと少し、お気に入りのハンカチをオットに買って持たせましょう。
 
 
 

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