愛はそれほど難しくはない | 人形姫の視る夢は・・・

人形姫の視る夢は・・・

着せ替え人形コレクターかりんの日々の記録です。

大切な人に好意を伝える日。

我が家はもちろんオットとムスコに。

はっきり言って、自分の好みで選びます。

ずばり、自分が食べたいチョコか、入れ物狙い。

 

今年はこれ、と決めていました。

イタリア、マイアーニのチョコレード。

フィアットバージョン。

 

昨年、車を買い換えた私たち。

最初の候補はFIATでした。

可愛い、って大事。

ムスメもルパン三世の車がいいというし。

でも結局、じいじもいれて5人で乗るよね、ということで涙の見送り。

ずっと私が大好きだったMINIの5ドアでゆったり目の車にして

それにはもちろん大満足なのだけれど。

今でも街でFIATを見かけると、夫婦で可愛いよね、と言ってしまう。

 

だから気持ちだけ、チョコレートだけでもこちらを選びました。

 

このカラー、セット感がもう素晴らしくて。

「もったいなくて食べられないよ!」

とオットが悲鳴。

ミニカー、勢いつけるとびゅーんと走ります。

ムスメにはやっぱりルパンと同じイエローがよかったのに・・・と言われたけれど。

このスカイブルーに心を撃ち抜かれたから仕方なかったのよ。

 

 

ムスコには下手に小洒落たものよりも、

馴染みがあって、かつ楽しいものでの特別感を、と思って、

どーんとセットで買いました、フルタのチョコエッグ。

 

子らが小さい頃、どれほどこれを買ったでしょう。

当時でてきたフィギュアはまだ我が家にあって、

可愛い童話のシリーズだったのだけれど、

「三匹のこぶた」とか「オズの魔法使い」、

そしてディズニーシリーズ。

親もはまって、買った、買った。

今も可愛く飾って大切にしているからいいのだけれど。

 

今回はコナンで攻めてみました。

 

もう、子供の頃からコナン漬けですものね。

 

集め出したらキリがない。

ずらっと12種類。

でも一箱10種類。ダブりもあるのかしら。

まさかまたコンプリートの沼にはまらないよね、いまさらね、

と思うけれど。

 

早速ムスコが一個食べたら中からキールさんという方が。

ムスコの目が輝いていて、よかったよかった。

 

ムスメはお洒落に素敵なチョコレート専門店でギフト調達。

 

弟への愛はこれ。

すごく可愛くて綺麗だから、やっぱりムスコは喜んで、

食べる前に写真をパチリ。

そして真っ先に赤いハートのチョコを口に放り込み。

にこっと笑顔。

 

パパへの愛はこれでした。

箱の色とブルドッグのイラストが可愛い。

中はコロンとしたチョコレート、気軽に食べやすいと口にしたオット、

「うまっ!」

と、かなり本気で驚いていて。

残りはしっかり私がいただくつもり。

 

若い頃はバレンタインはとても大変なイベントで、

会社中の男性にチョコを配るのはほぼ常識化しているような状態。

皆でまとめて、というのは露骨に嫌がる男性陣に、

個別にそれぞれお渡しすると、

でも皆さんやっぱり照れて嬉しそうで、なんかそれほど悪くないと思ったり。

バブル期でもあり、お返しに異様に豪華なものを頂いたりして、

これじゃあ男性の方が大変だなあと思ったもの。

そんな企画のために女子同士で集まってわいわい相談したり、

後で色々感想を報告し合うというのも意外に楽しく。

思えがコミュニケーション苦手の私も案外楽しく

うまく皆とやっていたもの。

仲良くしていた方がお互いメリットしかないものね。

 

そして確かに思い出すのはどんな時も大抵の人に

ちょっと助けられたり許されたりして、

教えてもらうことがたくさんあったし、よかったなあと。

普段、気安く口を聞かない人にも義理と丸わかりのチョコを持っていくと、

みたことのないシャイな表情とぎこちないお礼を言われたりして、

そうか、この広い世界でたまたまとはいえ、

同じ職場で同じ時間共有すること自体奇跡だから、

そんな奇跡を愛と認めて、ちょっとくらいの好意は出しても。

全然悪くはないんだよね、と思っていたのだ、当時も。

 

商業ベースに乗せられて、とはしょっちゅう色々言われていて、

確かにそうだと思うけれど。

あえて乗ってみていたあの頃、良いことはあっても

悪いことはなかったか、と思い出す。

 

大変だったから義理チョコがなくなってきてるというのはわかる、

すごくわかる。

 

大切なことは何かの形にしなくても、

自分らしさの中で伝えていければいいだけのこと。

笑顔でも。挨拶でも。

 

想いはきっと伝わるから。